もうすぐベータだからBlackOpsの振り返りを書こうと思ったら、過去に同じことをしていた。
リライトするにしても情報をまとめたいと思ったので、歴代Call of Dutyの国内売り上げをまとめてみました。国内正規版のパッケージのみをカウントしています。DL販売はもちろんですが、PC版、黎明期に多数存在していた海外パッケージの輸入などが含まれていません。
パッケージ販売数ではBO2がトップですが、実際にはMW2の方が国内流通量が多い可能性が高いです。
目次
- 1 販売数一覧(2024年まで)
- 2 Modean Wafare(2007)
- 3 Modean Wafare2(2009)
- 4 Black Ops(2010)
- 5 Modern Warfare3(2011)
- 6 Black Ops2(2012)
- 7 Ghost(2013)
- 8 Advanced Warfare(2014)
- 9 Black Ops3(2015)
- 10 Infinity Warfare(2016)
- 11 World War2(2017)
- 12 Black Ops4(2018)
- 13 Modern Warfare(2019)
- 14 Black Ops Cold War(2020)
- 15 Vangurd(2021)
- 16 Modern Warfare2(2022)
- 17 Modern Warfare3(2023)
- 18 Black Ops6(2024)
販売数一覧(2024年まで)

タイトル | 国内売上 | 最大比 | 発売日 | 開発 |
---|---|---|---|---|
1 | - | - | 2003/12/18 | IW |
2 | 8664 | 1% | 2006/3/24 | IW |
3 | 32765 | 5% | 2007/6/14 | TA |
Modean Warfare | 408999 | 67% | 2007/12/7 | IW |
World at War | - | - | 2008/11/11 | TA |
Modean Warfare2 | 407461 | 67% | 2009/12/10 | IW |
Black Ops | 453167 | 75% | 2010/11/18 | TA |
Modean Warfare3 | 483150 | 80% | 2011/11/17 | IW |
Black Ops2 | 580268 | 100% | 2012/11/22 | TA |
Ghost | 404331 | 67% | 2013/11/14 | IW |
Advance Warfare | 262402 | 43% | 2014/11/13 | SH |
Black Ops3 | 383209 | 63% | 2015/11/6 | TA |
Infinity Warfare | 186097 | 31% | 2016/11/6 | IW |
WW2 | 387047 | 64% | 2017/11/3 | SH |
Black Ops4 | 511722 | 84% | 2018/10/12 | TA |
Modern Warfare | 255782 | 42% | 2019/10/25 | IW |
Black Ops Cold War | 173463 | 29% | 2020/11/13 | TA |
Vangurd | 71932 | 12% | 2021/11/5 | SH |
Modern Warfare2 | 68864 | 11% | 2022/10/28 | IW |
Modern Warfare3 | 51877 | 9% | 2023/11/10 | SH |
- 国内パッケージの集計です
- DL版は含まれていません
- 海外パッケージの輸入は含まれていません
- PC版は一切含まれていません
- 1次ソースがファミ通なので、販売数が少なすぎて集計に入っていない可能性があります
Modean Wafare(2007)

408999本
日本で本格的に販売された初めてCall of Dutyにして、ブームの火付け役となった存在です。国内での販売本数は41万本ほどですが、これにPC版が含まれるので実数はもっと多いです。うちXbox版が10万なので、およそ同数くらいのPC版人口があると仮定して、実際には50万くらいは出ているかもしれません。
販売本数の半分が後日リリースされたベスト版であるというのも特徴的です。ニコニコ動画などで知名度を増やした結果、後から購入するプレイヤーが多かったと推測できます。
Modean Wafare2(2009)

407461本
後のCall of Dutyシリーズを決定的にした記念すべき1本にして、Codの生みの親が関わっていた最後の作品です。
販売本数は後の作品ほど多くないのですが、これは国内での正規流通版しかカウントしてないからです。本作からスクウェア・エニックスが販売代理店となったのですが、発売日が海外の1ヶ月遅れの上に2千円以上高いという有様だったので、マルチメインのプレイヤーは海外版を買っていました。
国内でのPC版FPSが最盛期だったこともあり、もろもろの暗数を加えると、本作が最もプレイヤー数が多かったCodではないかと推測します。
なお、PCのグローバル版に何の告知もせずにリージョンロックを掛けたので、海外版を購入、販売していた関係者が大騒ぎになったことでも有名です。アクティビジョン、スクエニ共に自分たちは何もしていないと言い訳を始め、だったら誰がロックするんだよと大炎上しました。
また、MW2の発売後に親会社のアクティビジョンと開発チームが対立、Codの生みの親を含むリーダークラスの開発者の80%が離脱するという事件もありました。発売後、開発のIWは抜け殻状態となり、以降の作品群の芳しくない評価へと繋がっていきます。
Black Ops(2010)

453167本
前作MW2において発売日1ヶ月遅れというやらかしを決めたスクエニでしたが、本作からは字幕版の発売日を9日遅れまで短縮するなど体勢の見直しを進めました。
販売数はMW2から5万本詰みましたが、カウントされていない海外版、PC版の勢力が一気に減少しているので、実際のプレイヤー人口はMW2には届いていないと思われます。待望の続編という立ち位置だったMW2程の熱量はなく、リリース後の評判も地味でした。
AAA作品だったMW2より規模は縮小し、あか抜けないゲームにはなりましたが、手堅い作風で後のシリーズ展開に繋げたという功績の大きい作品です。当時のナード向けという雰囲気の割に、今だに根強い人気を誇っています。
後にCod1軍へと昇格したこともあって、低価格のDL販売でジワジワと売り上げを伸ばし、海外ではシリーズで最も販売数が多いと言われています。
Modern Warfare3(2011)

483150本
古参勢からかなり不評だったのがMW3です。MW2の発売後に大規模レイオフが発生し、開発のIWはもはや抜け殻の状態だったので、クオリティは大丈夫なのかと不安がられていましたが、蓋を開けてみたら案の定……。
AAAらしい完成度、洗練されたアニメーション、音響を持っていたMW2から全てがグレードダウン。発売前はMW2.5と揶揄されていたものの、リリース後にはMW1.5の方が適当だと、PC版の継続プレイヤーを大いに落胆させました。
ゲームバランスも滅茶苦茶であり、EMPを連打、ステルス爆撃の応酬という悲惨さに、古参プレイヤーは目を白黒する羽目になりました。毎回クソゲーと呼ばれるCodの中でも、本気でクソゲー扱いされていた代表作です。
中核スタッフを殆んど失ってしまったIWの凋落をまざまざと見せつけることになりました。
同時期にBF3が発売されたこともあり、PC版の人口は激減したのですが、先のMW2であったゴタゴタも手伝いPC版のCodは売れないという風聞を定着させました。これは国内だけではなく、海外においてもPC版の売り上げは低迷することになります。
Black Ops2(2012)

580268本
カウントされている実売数で国内トップの作品です。元は10万ほどあったXbox360版の売り上げは低迷しており、PS3に人口が集中しています。またWiiU版もこっそり発売され、Xbox360と大差ない売り上げを持ちました。
カジュアルFPSとして完成度が高く、幅広い層の人気に支えられた良作で、別開発のMM2(2009)と並ぶシリーズの人気作だと思います。「またピネだ」のミームで有名な作品なので、FPSプレイヤー以外にも意外と知られています。
明確にCall of Dutyの1軍チームが入れ替わった作品で、予算的にも明らかにTreyarcが優遇されているのが見て取れます。
PC版もMW3が与えたダメージが大きく、MW2と比べると明らかに過疎化していましたが、それなりの盛況を収めます。半年後でも同時接続1万5千あったので、何とかマッチが成立していました。
Ghost(2013)

404331本
ModernWafare3の失敗からか、シリーズを変えてのリリースとなった作品です。同時期に発売されたBF4と人口を奪い合うことになったので、売り上げが伸び悩んだのですが、ゲームの評判も芳しいものではありませんでした。
あまりに出来が酷いので、BO2への出戻り組が多発してしまい、アクティブ人口が旧作に抜かれる始末です。MW3以降の新体制でIWトップを務めた人物は本作を最後に退任しており、恐らくは度重なる失敗に対する引責辞任だと思われます。
なお、PC版は当初バグまみれで悲惨な状況であり、ロビー画面ですらガクガク状態でした。恐らくはネットワークの同期をメインループでやっているのが原因だったんですが、移植担当は素人かと私も瞑目しました。
Advanced Warfare(2014)

262402本
Call of Dutyを作る第三のスタジオとして設立されたSledgehammer Gamesの処女作です。近未来を題材としており、兵士を補助するジェットパックが登場しました。
独自性が強く出ていて輝く部分もあったのですが、開発体制が確立されていなかったのか、武器のバランスは滅茶苦茶だし、パッチノートが間違いだらけという凄いゲームでした。
なお、私が個人サイト内で初めて取り扱ったCodです。検証したらパッチノートと全然違う数字が毎度出てくるので、段々楽しくなってきた記憶が強く残っています。
Black Ops3(2015)

383209本
前作BO2から更に未来へと時間を移し、スポーツ系FPSへと舵をきった作品です。前年度にリリースされたTitanfallを強く意識した作風で、今ならスポーツ系FPSがいけると思ったのかもしれません。
プレイ時間だとMW2、BO2の方が多かったのですが、私の旧サイト内では最大規模の扱いになったCodです。まだ学生で時間が取れたというのが最大の理由ですが。
売り上げについては、BOCWが出るまではBO系統では歴代最低であり、コア層にしか受けませんでした。私はかなり気に入っていたのですが、スポーツ系FPSのたどり着く場所とも言えます。
裁判資料として色々と情報が判明しており、開発費は4億5000万ドル、世界累計販売本数は4300万本です(参考)。ここ10年のCodでは最多の販売数のようですが、これでも過去作に比べると売り上げは落ちている筈なので、いかにMW~BO2あたりのCODが強かったかという話になります。
Infinity Warfare(2016)

186097本
売り上げが激減しており、この当時のCod作品としてはあまりにも悲惨な結果となりました。
海外ではRIP CODの標語がトレンドワードになり、公式の配信では罵詈雑言が飛び交う世紀末となった作品です。過去にはCodの生みの親が率いる1軍チームだったIWの名声はいよいよ地に落ちたのですが、意外とゲーム内容は普通でした。
なお、PC版はマッチングが無理そうだったので、私もPS4版を買った記憶があります。
World War2(2017)

387047本
販売本数としては奇跡の復活を遂げたCodであり、前年度のIWから売り上げが倍増しました。しかし、ゲーム内容は微妙な出来栄えであり、ユーザーからの期待には応えられませんでした。
またゲームのリリース直後に開発トップが会社から逃げ出すなど場外乱闘も凄まじいものがあり、開発のSledgehammer Gamesは半ば空中分解状態になりました。
Black Ops4(2018)

511722本
私の肌間隔とは大分ズレがあるのですが、販売本数的には国内Codにおける中興の祖とも言える作品で、国内売り上げ本数が絶世期に匹敵する数まで復活しています。
内容的には過去作BO3から空中機動を削除したもので、カジュアル路線に戻ってはいますが、下手にバランスが良かったので外連味がないのが欠点でしょうか。
恐らくはBO2からの復帰組が多かったのではないかと推測します。
Modern Warfare(2019)

255782本
往年の名作ModeanWarfareのリブートと銘打って発売されたのですが、売り上げは前年度のBlackOps4から半減しており、RIP Codで有名なCod IW以下の実績です。
コロナブーストありでこれなのは、恐らくはベータテストがあまりに微妙だったからだと思います。ハッキリ言って、マルチのマップを作った人は素人じゃないかと思いました。歴代ワーストクラスに酷かったです。
ちなみに裁判の資料として公式が出した販売記録があり、世界での累計販売本数が4100万本だと判明しています。コロナ特需を受けている筈なのにBO3の販売数に届いておらず、ゲームとしての評判が足を引っ張ったと見られます。
Black Ops Cold War(2020)

173463本
Sleagehammerのお家騒動の結果、1年前倒しになって発売することになった不遇の作品です。
BO4のDLC開発を含めると、ほぼ1年の開発期間でリリースすることになっており、むしろよく出せたと言うべきかもしれませんが、国内での販売数は前年度のMW(RE)を下回る結果となりました。BO系統では歴代で最低の数字です。
なお、当初はマルチプレイ無料で出す計画でしたが、親会社のアクティビジョンが反対したので、いつも通り単独パッケージになりました。
公式が出している世界累計売上は3000万本で、国内比率と同じようにMW(2019)から低下しています。
Vangurd(2021)
71932本
知らない子その1。
開発のSleagehammer GamesはAdvanced Warfare2を作りたいと言っていたものの、アクティビジョンが許さなかったので、妥協の産物で生まれたとかいう噂。
同時期に販売元のアクブリで悪質なセクハラと、事件の隠蔽が明るみになり、海外で大炎上しました。後のMSによる買収へと繋がっていくきっかけとなった事件です。
Modern Warfare2(2022)
68864本
知らない子その2。ModeanWarfareのイメージが悪すぎてやる気がなかったのです。
売り上げ自体はかなり低迷しており、先のVangurd以下となりました。なお、販売本数の70%はPS4版であり、まだまだPS4が現役なのが伺えます。
Modern Warfare3(2023)
51877本
知らない子その3。
前年度ののMW2RまではPS4版の方が70%くらいのシェアだったものの、今作ではPS5版が66%まで増えています。
Black Ops6(2024)

セクハラ事件に端を発した企業価値の暴落、バッシングされたCEOの厭世観から、マイクロソフト社に買収された後の初CODです。
Game Passに対応しており、XboxとPCでは月額1000円とかなり値下がりしています。
開発内部の話やらベータの話ばっかだけどこれって未プレイの感想?
旧MW3滅茶苦茶面白かったけどな
てかBO6のはBattlePassじゃなくてGamePassな
MW3、散々言われてるけどフルパ組んでEMPを途切れなく連続で出す「ロケットエンピツEMP」はやってる側はめちゃくちゃ面白かったよ
eスポーツとか武器バランスなんて意識しないで分かりやすい強武器とかバカつよストリークが合ったほうがパーティー系FPSとして楽しめるんだけどな~
禿同
特にキルストが弱過ぎる上に出すのにクッソモタモタしてるのが本当にしょうもない出す度に逆にストレスが溜まる
eスポはどうせGAとか言って独自の規制をするんだしバランス意識するだけ無駄過ぎる誰も得してない
bocwまでは買ってましたかそれ以降はベータだけで満足してたな
MW2019は海外ストアで予約してウッキウキでβ参加したら、そのあまりのクソさに拙い英語で「このゲームには金と時間を掛ける価値が無い」って返品理由を書いて予約取消した悲しい記憶
MW2019のシーズンゼロは歴代CoD最低レベルのマップ群と歴代最強クラスのショットガン725のせいで個人的ワーストなマルチプレイヤー体験だったのですが、Warzoneと追加マップで持ち直したのか世間と自分の間での評価のズレが激しいですね。これ以降消極的な立ち回りが強い味付けが続いて一気にCoD離れが進んだのですが、BO6のオムニムーブメントはブーストほどでないにせよ積極的に動き回るプレイヤーが喜びそうなシステムで少し期待しています。
ゲーム性に関しては間違いなくBO4が全盛だと思うんですけどその後の作品はwarzone準拠のもっさり挙動になってやらなくなったなあ
国内で全く話題にならなくなったのはPUBGからApexのヒットが大きいんですかね
あとBO4が思ったより売れてるように感じるのはキャンペーンがなかったせいで海外で売上が振るわなかった情報があるせいじゃないですかね