せっかくなので、新年から何か新しいことをやろうと思い、週ごとに話題になった事柄について所感をまとめてみた第一回。なおいつまで続くかは不明です。
新年そうそうからゲームの新作自体は特に出てませんが、ハードウェア関連でいくつか発表がありました。
とはいえ2022年度も半導体不足が続く見通しだし、製品として目立つことは暫く(あるいは永遠に)ないのかも。
PSVR2が発表される
1月5日にPSVRの後継機が発表されました。
当面のライバルはOCULUS QUEST2になるのですが、スペック面は発売時期を考えれば大差ないようですし、差し当たっての焦点は販売価格と、スタンドアローンで動作するかです。
価格面はOCULUS QUEST2が税込み4万円を割り込んでいるので、初代のPSVRより低価格にしないといけないですし、スタンドアローン動作は……できるんでしょうか?
初代PSVRのようにPS5前提だとしたら、その時点で大きな足かせになります。親機のPS5がライバル不在だったPS4より状況が悪くなっているし、VRという言葉が市場に与えるインパクトも弱くなっているのため、サードパーティー性のソフトもあまり期待が持てません。
自社のみでコンテンツを用意するのは至難の業であり、まして市場をけん引するようなビッグタイトルを出すのは……。
仮にOCULUS QUEST2に並んでも、まだまだ時期尚早なVRの環境においては、鳴かず飛ばずで終わりじゃないかと正直。
初代のPSVR自体が需要不足で生産数を絞っていたきらいがあるので、同様の状況になって一部のガジェットマニアにのみ行き渡って終わりになりそうな予感。
そもそもHUDモニターは通常モニターに出力するよりも遥にGPUパワーを要求するので、PCミドル水準のPS5ではやっぱりGPUの性能不足です。
簡易スペックだけでVR2についての情報が全然出てない段階とはいえ、あまりに超えなければいけない壁が多すぎて、売り出す側もPSVR2が普及するとは思っていないのではないだろうか……。
RTX3050が発表される
デスクトップ向けのGPUとしてRTX3050が1月5日に発表されました。
PCゲーミング界隈での普及帯クラスがようやく出てきたのですが、前年から続いている半導体の供給不足があるので、まず希望小売価格では取引されないと思います。
税込み4万円でPS5と同水準かそれ以上と考えれば、コスパ重視のモデルとして悪くない選択肢ではあるものの、弾がなければ始まらない。
半導体の不足は2023年までは続くと、業界関係者の言なので、形だけのシリーズになる可能性も高いです。まともに出回るころにはRTX4000が出てるとか普通にあり得そう。
しかし、このRTX3050――50番台にしては高価だし、消費電力も多いし、RTXシリーズが出てから、ナンバリングのくくりが少し変わってきている気がします。
中国でSTEAMがブロックされる
Steam Chinaが発足した時点で時間の問題だったとは思いますが、ついにSteam Globalが中国本土でブロックされるようになりました。
厳密には昨年の終わりからですが、私も手動で確認してみましたが、今現在もブロックされているようです。
Steam Chinaは中国共産党が認可した一部のゲームしか存在しておらず、そのゲーム認証も昨年の7月から1本も通っていないらしい……。
オリンピックがあるので短期的な人民統制の可能性もありますが、前年度から引き続いて開発側にとっては良くない方向へとドンドン進んでいるようです。
ゲーミングマスクの後継機発売へ
昨年の6月頃に出ていたゲーミングマスクにまさかの後継機が登場しました。
わざわざ後継機が出るということは、前のモデルが生産数は少ないながらも採算が取れていたということに。なんでもかんでもゲーミングって付けて、7色に光らせればいいと思っている――そういう風潮あると思います。
というか基本的には家の中でプレイするのに、マスクを使う場面がそうそうあるのだろうか……。永遠の中二病を自負する人向けのファンアイテム。
1年の振り返りみたいで読んでいて面白いです
1.VR自体の性能よりもコンテンツの充実が重要だと思っていますが、初動の情報公開がHorizonのみなのが不安すぎますね。
3.一度、市場が破壊されればもう二度とは…
とは思うんですが、中華ゲームって買ったことないですね。昭和米国物語で初めて買うかもしれません。
4.多分マスクの中にマイク内蔵されてて、防音になってるのではないでしょうか。光る必要はないですが、ロマンです。Divisionエージェントなのです。