Auger DMRは高打点型のセミオートライフルです。大口径2は都合必須に近いですが、それなしでも優秀なキルタイムを持っており、特にPC版の環境では珍しくCS版よりも強くなるように調整されています。それ故にMODが完全に空気化している間はありますが、環境的にはかなり優秀な汎用火器に仕上がっています。
概要
項目 | AUGER_DMR |
---|---|
発射形式 | セミオート |
ダメージ | 62 - 55 - 49 |
射程 | 19m - 51m - 255m |
クリティカル | 1.1 |
クリティカル(大口径) | 1.75x |
連射速度 | 360 RPM |
発射レート(AF) | 480RPM |
バーストディレイ | 0 |
バーストディレィ(AF) | 0.1s |
装弾数 | 20 |
リロード | 1.57s + 1.22s |
タクティカルリロード | 1.77s + 0.53s |
ADS時間 | 0.3 |
Sprint Out | 0.3s |
腰だめ精度 | 6.2 - 12.4 |
腰だめ精度(レーザー) | 4.1 - 5.2 |
移動速度 | 95% |
ADS移動 | 40% |
最大DPS | 373 |
最速キルタイム | 0.333s (19m) |
最低キルタイム | 0.500s (51m~) |
タクティカル枠唯一のセミオートライフルで、発射レートが低いけども高火力、高集弾なタイプです。遠方の頭出しには強く、1発の威力が高いので経戦能力もそこそこ高い。そしてなにより大口径2のアタッチメントが使えます。
大口径2は非常に高い倍率を誇っていて強力。意識して胸から上を狙うのが重要ですが、それをしなくても確率的にはある程度の恩恵を受けられるメリットがあります。頭部、及び胸部の命中率を合計20%程度と見積もったとしても、35%位の確率でキル判定を取るまでの弾数が1発減ります。
2HKになったときのキルタイムはかなり強烈で、敵からの反撃を受けない、敵が気がついた時には死んでいるレベルの高速さを持っています。人間の反射神経は0.2秒前後なので、きっちり2HKを最速で決めれば、相手の体感としては即死と同じになるわけです。
欠点としては低レート型なので、一発外した時のロスが大きく、それが原因で撃ち負けることが往々にして発生することでしょうか。乱戦には脆い部分が残るので、後方からの攻撃に専念するのが理想的です。
PC版とCS版の違い
BO4ではPCとCSで武器性能が違うものがチラホラ存在するのですが、AUGER DMRもそれに該当します。そして唯一、PC版の方が強い武器にもなっています。
異なるのは発射レートの部分で、PC版はパッチで360RPMにアッパーされており、CS版は初期の320RPM据え置きです。ちょうどラピッドファイア1個分くらいの数値差。これによってPC版の方がキルタイム――理論上のキル判定時間、要するに最大火力――が良くなっています。
そのパッチでPALADINの弱体化、KOSHAKAの強化も入っているので、恐らくはSRの強武器だったPALADINの影響力を下げるための対抗馬にしようという目論見だったのかと思われます。ただしオペレーターMODはちょっと空気化しました。
オペレーターMOD
オペレーターMODの「ダブルタップ」を付けると、発射レート480RPMの2点バーストに変貌します。CS版は通常時の発射レートが320RPMなので、瞬間的な火力が1.5倍に増強され、バーストディレイ込みでも、弾幕量が増強されるという優秀なアタッチメントになっています。
ディレイの0.1秒を含めた平均レートは342RPMなので、取り敢えず付けるだけも火力が増します。ポイント消費はかなり重いですが、選択肢の一つだとは思います。
一方、PC版のそれはパッチで上方修正されているので、積極的に付けるメリットがやや乏しいです。というのも素のレートが360RPMに増えているので、ワントリガーし損なったときの差が殆ど無いか、僅かに劣るからです。
大口径2込みでHP150の相手でもワントリガーにできますが、2発中の1発を頭か胸に当てないと駄目なので、運用が結構シビアです。それならもっと当てやすいだろうKOSHAKAとか、確実性のあるOUTLAWの3点を使い方が良いだろうという部分が残ります。
武器比較
通常時
他の有力武器との比較です。
キルタイムとしてはAUGER DMR(PC)ならばMADDOX、及びSAUG 9MMと同じになっています。それらよりも長射程であるものの、取り回しは悪いし、発射レートが低いので1発外した時の隙も大きいという調整になっています。
SRよりは扱い安い武器ですし、遠距離用の有力武器ではないでしょうか。
一方、CS版のAUGER DMRはキルタイムがワンランク落ちて、数値がRMPART17より悪くなっています。ICR-7が0.4秒なので、それよりは数値が良いものの、TITANやHADESなどのLMGと同水準なので、まず火力優位をつくるところから始めた方が良いとは思います。
大口径時
大口径を付けられる武器間としては、
大口径を付けて1発ヘッドショットすると、45メートルまでは2HK。それ以遠だと3HKになります。それに応じてキルタイムが大きく短縮されるので、敵の反撃を受けずにシャットアウトしやすくなります。
CS版(PS4及びXBOX ONE)ならば0.188秒、PC版なら0.167秒になります。ICR-7の半分以下で殆どの武器に対して優位が取れるようになります。SWORDFISHのワントリガーと概ね同水準。元が低レートなので必要な弾が1発減った時のキルタイム短縮幅も強力で、それに関してはRAMPRT17を上回ることになります。
敵に当てる攻撃のうち1発でもクリティカル部位に当てれば良いので、頭部及び胸部の命中率を20%程度と換算して計算すると、およそ35%程度の確率ではキルタイムが短縮されます。正面対決になったとき、ほぼ勝てることを考えれば、作為的に頭や胸を狙わなくても付ける価値はあると思われます。
- 1 – (1 – 0.08) ^ 2 = 0.1536 = 15% (頭部命中率 8%として)
- 1 – (1 – 0.2) ^ 2 = 0.36 = 36% (頭部、胸部の合計命中率20%として)
カスタム案
大口径2の搭載は概ね必須に近いので、あとのポイントで他を賄うことになるとは思います。火力特化ならダブルタップ(CS版なら)、長距離を狙う機会が多いマップならロングバレル、連戦が多そうならファストマグ、マイナーケースもケアするならFMJでしょうか。
デフォルトのサイトがちょっと倍率が高い、フレームが厚すぎるので、低倍率なサイトに換えても良いかも。ギアは必須ですけども、PERKはデッドサイレンスさえ付けていれば、後はそこまで必要でも無いですしね。
大口径2型
- メイン武器:AUGER DMR
- サイト:リフレックス
- アタッチメント:大口径、大口径2
- ギア:スティムショット or 音響センサー
- PERK1:スカベンジャー
- PERK2:ガンホー
- PERK3:デッドサイレンス、チームリンク
最小限度のアタッチメントで構成したタイプ。BO4はPERKが全体的に弱いのですが、上記例以外でもいくらかのマイナーケースをケアしたいときもあるので。
3アタッチメント型
- メイン武器:AUGER DMR
- サイト:リフレックス
- アタッチメント:大口径、大口径2、ロングバレル
- ギア:スティムショット or 音響センサー
- PERK1:スカベンジャー
- PERK2:ガンホー
- PERK3:デッドサイレンス
恐らくはより普遍的なタイプです。元々長射程な方なので、そこまでロングバレルが生きる武器ではないですが、ほぼ全距離で大口径込み2発キルを狙えるようになるのが魅力です。狭いマップなら連戦対策にファストマグ、壁抜きを狙えそうならFMJなども。
ダブルタップ型
- メイン武器:AUGER DMR
- サイト:リフレックス
- アタッチメント:大口径、大口径2、ダブルタップ
- ギア:スティムショット or 音響センサー
- PERK2:ガンホー
- PERK3:デッドサイレンス
ダブルタップでワントリガーを狙うタイプです。その場合のキルタイムは0.125秒なので、即死系を除けばほぼ最速です。ワントリガーを取る条件が大口径の発動みたいな部分があるので、胸から上を極力狙いたいところ。
とはいえCS版の場合、通常時から火力が絶対に増すので、取り敢えず特化型にするのならありな選択でしょう。開けたマップで使うのならロングバレルの方がコスト的にお買い得な気がするので、どちらかと言えば狭いマップ向けなんでしょうか。ワントリガーで仕留めれば、敵からの反撃もほぼ受けないですしね。
ロングバレルと併用すれば遠距離の敵も速殺できますが、ポイント的にPERKなしになるのが難しい所。
PC版の場合、ワントリガーにならなかった場合はキルタイムが通常時より落ちます。胸部等に確実なヒットが必要なので、利点がないとは言わないまでもコストパフォーマンスが随分悪い印象があります。SRよりも経戦能力があるけども、奇襲性能とコスパが悪い武器って感じになっています。
MODの名前はエコーファイアじゃなくてダブルタップだったかと
ご報告ありがとうございます。訂正しました。MADDOXを使っていることが多くて、素で間違えてました。
いつも詳しくありがとうございます
参考にさせて頂いてます
ハデスのMODについても気になるのですが