あ、これDayZの後にも見た。まさに雨後の竹の子のように現れるバトルロイヤルゲーム達。フォートナイト以降、成功作と呼べる者はいまだ現れずですが、最近リリースされたバトルロイヤルゲームに関して色々と。
好きの反対は無関心を地でいくタイプなので、ブログで特に触れなかったというこは、そういうことです。
目次
8月末の新人たち
8月28日から三夜連続リリース。生き残るのは誰だ……!?
Last Tide アクアロイヤル
人食いザメがうようよいる深海を舞台に人間同士が血みどろの争いを繰り広げるという水中バトロワ。リリース元はサメvsダイバーの非対称マルチ「Depth」をリリースしている「Digital Confectioners」。
お前等、サメが好きだなぁと思った人は多いはず。同スタジオから離脱したメンバーもサメを主人公にしたオープンワールド人食いシムを出すらしいですし、関係者はサメのことしか頭にないのか……(驚愕。
水中戦のシューター自体が珍しいので、特異性はアピールできていると思います。この手のゲームでは珍しく、日本語へのローカライズ対応済みなので、地味に日本では期待値が高かったり。
Fear The Wolves
チェルノブイリを舞台にしたバトルロイヤルゲーム。チェルノブイリの原発事故が1986年、それを題材としたゲームSTARKERが10年前なので、今の若い世代はあんまり知らないんじゃないだろうか。チェルノブイリの事故当時とか、私はまだ生まれてもいないです。
STARKERは割と有名なゲームで、大学の友人がこんなにド嵌まりするなんて……ってレベルで熱中してましたが、私は対人ゲーの方が好きでして、ちょろっと触っただけに留まっていました。
そんなSTARKERの元開発スタッフが送る期待作ですが、1ヶ月程度のリリース延期を経て、ついに早期リリース開始。問題はゲーム内容のデザインや差別化がどうなるのかというところ。一般的なLast Man Standingにしか見えないので、ユーザーを奪い取る必要があって、当面の人口が確保されるかが問題です。
荒廃したビジュアルは雰囲気が出てるんですけど、スペックも結構要求しそうなのが気になるところ。
SCUM
どちらかというとサバイバル系のゲームですが、もののついでに。元々バトロワゲーの源流はDayZなので、それの系等であるということは従姉妹みたいなもの? 架空のぶっ飛びテレビ番組をモチーフとしています。
一般的に周知されているバトロワゲーと違い戦闘はメインではないようです。開発者もLast Man Standingのデスマッチでは無く、生き残るための手法をゲームにしたいと述べているので、ちょっとした先祖返り。
最近はこういうゲームも少なくなって来たのすが、そういえばDayZ SAはどうなるのだろうか……。一番気になってるんですが、Island of Nyneのことがあるので、取り敢えず様子見しようかなぁと。
7月以前にリリースされ、散っていったゲーム(IoN、レムロワ、ラジハイ、カリング2)に続きます。
散っていったバトロワゲーたち
相当に増えてきましたが、H1Z1、PUBG、フォートナイトに続く存在が今だ出てきていません。期待の新人も速攻で戦力外通告だったり、初動の人口確保に失敗したり。マルチプレイにおける人口の問題は切実、特にPC版だとそれが顕著なんですが、その辺りをどうにかしないことには始まらない感じでしょうか。
また全体として宣伝不足や、リリース情報の不足が目立ちます。当日にいきなりリリースしたり、価格がいつまでも伏せられてたりで、ユーザーへのアピールが駄目だったゲームが多い気がします。
Island of Nyne
私は期待してたんですが大爆死。
現座の同時接続数が世界で100人前後という世紀末なバトロワです。
恐らくはCod BO4のバトロワが出るから、それまでに人口を確保したかったのでしょうが、ゲームの完成度がアレでした。結果、予想を遙かに下回る状況になってしまって、結局何度もプレイしていません。
当日になるまで価格等がいっさい分からなかったりしたので、開発側もリリース形態に関して最後まで悩んでいたんではと……。この立ち上げの失敗に対して開発側は割とポジティブな声明は出していますが、ちょっと展望が想像できないです。
ここから持ち直すことは相当な困難が予測されますが、取り敢えずはもっと耐久力上げて、どうぞ。FPSでスピーディーであるものの、それ故に事故死がとにかく多いので、バトロワの悪い側面が色濃く反映されてしまいました。リスポンありきだからのCodと一緒にしてはいけない。
割とフォートナイトとは真逆の方向性で、正味シビア差は他で求めるべきだったかなぁと。
Realm Royale
海外の有名配信者「Ninja」氏の影響もあって、素晴らしいスタートダッシュを切れたファンタージ風のロール性バトルロイヤルゲーム。H1Z1、PUBG、フォートナイトに次ぐ、4番目の成功作に成れる……かもしれなかった。
まぁ、要するにそういうことです。
宣伝効果によって波に乗ることはできたのですが、その後の展開が悪すぎました。
初期のゲームデザインはかなり荒削り。いわゆる強ムーブ押しつけ、スキルのぶっ放しが主体で、簡単ではあるものの発展性に乏しすぎました。ロール性のシューターというよりは、3Dアクションに近いもので、お手軽即死コンボを決めるか、決められるかで概ね決着が付きました。
ロール毎に専用武器やスキルが異なるんですが、そんなロールの強さも即死コンボの決めやすさに依存します。即死を決めやすいキャラ、即死から逃げやすい返しを持つキャラが強く、それ以外は微妙というピーキーなデザイン。基本の動きさえ覚えれば後は立ち回りだけですが、それ故に飽きやすいという欠点を抱えています。
また開発側の調整が斜め上というか、ちょっと何がしたいのか意味不明なのが致命傷になりました。いきなり強くしたり、弱くしたり、今までの仕様を捨てたり。右往左往しすぎて、失速するべくして失速した感じ。
すでに人口がピーク時の10分の1以下になっていて、ここから盛り返すのはちょっと困難な気がします。
とはいえ最近のバトロワではまだ成功した方で、この手のタイトルにおいては無料であること、宣伝で初動を稼ぐことが大事だってことが分かりますね。それでゲーム内容が伴ってようやく第四の存在に成れるのかも。
Radical Heights
ゲームシステムの根幹的なアイデアは悪くなかったですが、全体的に漂うバカゲー臭が強すぎて、バトルロイヤルらしからぬ面が禍したのかなぁ……と個人的に。
ビジュアルも今ひとつぱっとしないというか、世代的に私はこの当時のアメリカのことなんか知るよしもないのですが、ターゲット世代を高めに見積もってたとするなら、生真面目さや堅さが足りなかった気はします。発想が斜め上というか、ちょっと挑戦的すぎた。
チープだったとしても成功したPUBGという例がありますが、成功例を当てにしすぎるのは良くないのかも。
無料だったので取り敢えず数時間はやってみましたが、戦闘に関しては無味無臭で、あんまり良いところが感じられなかったです。アイデアを生かし切れてないので、良くも悪くも普通になっており、乗り換えを狙うにはアピールが足りなかった感じでしょうか。
The Culling2
ゲーム史上、まれに見るIsland of Nyneを越える大爆死。
初代のThe Callingは一部熱心な信者がいるカルトゲーだったらしいですが、それから大きくモデルチェンジ。突発的にリリースされて、普遍的なバトロワゲーになった第二作です。まさに誰得な雰囲気を醸し出していましたが、発売から3日で同時接続のワースト値2人を記録してしまいました。
もう開き直って、それをアピールポイントにするしかない(白目
同作は僅か9日にして、すでに販売終了済み。開発元は初代のリファインに方向を切り替えるらしいです。うーむ、どうしてこうなってしまったのか。
サメはそこそこ話題になってましたし結構期待してたんですけど移動手段徒歩?しかなくて地獄ですね…
案の定人もガラガラっす…
また全体として宣伝不足や、リリース情報の不足が目立ちます。当日にいきなりリリースしたり、価格がいつまでも伏せられてたりで、ユーザーへのアピールが駄目だったゲームが多い気がします。
たしかに。俺はここにあるゲーム、ほとんど知らなかったもん。