Switch2の事前リークのまとめ

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公式から今期中の発表が予告されたので、現時点におけるSwitch後継機の情報をまとめた投稿です。

ネット上での噂を自分なりに解釈したり、情報を補填しただけのものなので、確度が高いものではないです。ゲーム機の常として、リリースされてみれば、推定より実行性能は下がるでしょう。

推定スペックはPS4と同じか、僅かに性能が高いくらい。発売は来年の5月とかじゃないかと、個人的には思っています。

リークスペック

SoCNvidia Tegra T239
プロセスサムスン 8nm
CPUCortexA78 8コア
GPUAmpare
CUDAコア1536 Unit
GPUクロック1125MHz
FP32約3Tflops
メモリDDR5 12GB
ストレージUFS 128GB

ネットで流れている情報のうち、確度の高そうな数値をピックアップしたものです

T239について

Switch2に採用されると前々から推察されていた未発表SoC「Tegra T239」は、既存のSoCである「Tegra T234」のカスタム品で、前々からSwitch2用ではないかと言われていたものです。

T234(X)

元になっているT234は車載用のSoCで不要な部品が色々付いているので、搭載しているUnit数共々削減し、ダイサイズを縮小したものがT239だと言われています。

それでも、現行のSwitchに搭載されている「Tegra X1」よりダイサイズが大きくなるので、筐体の大型化も避けられないと見られています。

T239に採用されているCPUは8コアのARMなので、初代Switchからコア数は倍増。同じ仕様だとそのうち1コアは、本体のUIなどが占有するので、ゲームに使えるのは最大7コアということになります。

グラフィックを担当するGPUは、RTX3000世代が使っているAmpareアーキテクチャです。RTX2000世代では不十分だったRTコア、Tensorコアの能力を拡充しています。PS5に採用されているRDNA2がRTX2000世代の対抗馬だったので、ざっくりとした技術水準は新型Switchの方が先進的となっています。

現行がRTX4000なので1世代前のアーキテクチャなんですが、その分だけ生産ラインを確保しやすい利点があり、RTX3000が使っていたサムスン8nmをそのまま使うんじゃないかと思われます。

グラフィック性能

推定されるGPU処理能力は3Tflops相当です。

同じAmpareアーキテクチャを採用しているGTX3050の33%ほどで、これを実行処理能力の基準として比較すると以下のとおりとなります。

GPU同等性能ベンチスコア
RTX 406010434
RTX 3060Xbox SX8272
GTX 1080PS57092
RTX 30506278
GTX 1060PS4Pro4210
GTX 1050Ti2363
RTX 3050の3分の1Switch22092
GTX 1050Steam Deck1884
GTX 750TiPS41279

同じAmpareアーキテクチャのGTX3050から逆算すると、新型Switchの性能はGTX 1050Tiに近いものとなり、PS4よりは高性能、Steam Deckとは同等クラスということになります。

GTX 1050Tiは往年の名機で、5年前にはPCゲーミングの入門機として広く普及していました。1万5千円で買えて、PS4の倍の性能ということで大人気でした。

Steam Deckは3年前にリリースされた携帯機で、現在6万円~で販売されています。

注意点は、上記の推定値がGPUをフル駆動させている状況の数値である――ということです。Switchはドック接続時に15W、携帯時に7Wの電力リミットが付いています。またメモリ周りも速度的なマイナスが出てきそうですし、PS4に対して数値ほどの優位性はないんじゃなかと思います。

150Wで動いていたPS4が10分の1の電力になったと考えれば、すごい進歩なんですけどね。

補助機能について

元がAmpareなので、RTコアやTensorコアは目玉の一つなんですが、価格や小型化にも影響するので、ある程度オミットされている可能性あり。

RTX2000世代(Turing)のときには、補助系のコアをオミットしたGTX1600シリーズが存在していました。

レイトレーシング(RTコア)

元のAmpareには専用のRTコアが搭載されており、レイトレーシングという機能が使えますが、任天堂の方針だとオミットされているんじゃないかと思います。

同じAmpareアーキテクチャのノートPC用チップ「RTX3050 Laptop」にもRTコアは搭載されているんですが、ハッキリ言って現実的な機能ではありません。PS5、XboxSXも同様の機能を申し訳程度に持っていますが、RDNA2の性能不足もあって完全に空気化しています。

携帯機だとダイサイズの問題もありますし、RTコアは非搭載にして値段、スペースの問題解消に充てる方が現実的だとは思います。

DLSS(Tensorコア)

DLSSというのは生成したグラフィックに後からAI処理を加えて高画質化する機能群です。こちらもDLSS1 ~ 3.5まで存在しており、使える機能がバージョンによって異なります。

Tensorコアというのは、Nvidiaのアーキテクチャに搭載されているAI用のコアです。RTX3050 Laptopだと64UnitのTensorコアが搭載されています。

RTコアと違って比較的に実用的なもので、出力解像度を引き上げたり、アニメでいうところの中割をAIが自動生成して、フレームレートを倍増させたりします。

新型Switchでもあったら嬉しい機能なんですが、問題は携帯機でどこまでの機能が盛り込めるか、価格的に大丈夫なのかということ。

あるいは上位モデルだけDLSS搭載になり、機能がない分安上がりな下位モデルと併売になる可能性もありそうです。

価格について

ドックが付属していないとはいえ、かなり詰め込んだ性能になっているSteam Deckが6万円なので、機能を削らずに出すと、同じ位の価格になってしまうことが予想されます。

Steam Deck

Steam Deckは海外での販売価格は399ドルから。初代Switchが299ドルなので、100ドル分の値上げに繋がる可能性あり。初代Switchと同じ貨幣レートだと4万5千円になるのですが、今年の任天堂は1ドル140円を推定しているので、これだと5万5千円です。

Steam Deckがまるで国内流通していないし、3年掛かって500万台しか生産していないマイナー機なので、量産効果や国内販路の関係からもっと低価格になるとは思いますが、下手にスペックを上げるよりもお求めやすい価格にして欲しい気はします。

モニターが1080pになるとか、ストレージが256GBになるとかいう話もチラホラあるんですが、ストレージは値段に直結しているので、128GBでも多すぎるだろうと思っています。256GBにしたら1万円近い上乗せになるので、やるとしても2バージョン商法の上位版のみとかになりそう。

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