原神に登場するステータス上昇アイテム聖遺物の初期厳選について。
本稿では聖遺物の装備、厳選において最も重要になるメインステータスの効果について主に扱います。
メインステータスは聖遺物の主軸であり、その選択によってキャラクターのステータスは大きく変わります。
セット効果もできれば揃えたいですが、まずはメインステータスを考えましょう。サブステータスについてはかなり効率が悪いので、気持ち程度に考えておいた方が良いです(時間の無駄ではある)。
メインステータスが最重要
メインステータスは聖遺物に付与されている装備補正です。最も強い効果として、上部に大きく表示されています。聖遺物をセットするときに最も重要な要素で、キャラクターの強さに影響しやすいです。
下部に表示されているのはサブステータスで、サブステータスはメインと競合しないものからランダムに最大4つが選ばれます。
メインステータスに付与される効果は聖遺物のパーツごとに決まっています。また出現率は同じではありません(元素熟知はレア)。
項目 | 花 | 羽 | 時計 | 聖杯 | 冠 |
---|---|---|---|---|---|
HPの固定上昇 | 〇 | ||||
攻撃の固定上昇 | 〇 | ||||
HPの割合上昇(%) | 〇 | 〇 | 〇 | ||
攻撃の割合上昇(%) | 〇 | 〇 | 〇 | ||
防御の割合上昇(%) | 〇 | 〇 | 〇 | ||
元素熟知 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
元素チャージ率 | 〇 | ||||
元素ダメージボーナス | 〇 | ||||
物理ダメージボーナス | 〇 | ||||
クリティカル率 | 〇 | ||||
クリティカルダメージ | 〇 | ||||
回復上昇 | 〇 |
- 聖杯にはダメージボーナス系(炎ダメージ+○○%など)を付ける
- 冠には会心率、次点で攻撃%が良い
- メインステータス >セット効果
- 育成するときはレベル15で折り返し
- サブステータスは余裕があったら(会心率、会心ダメージ優先)
聖杯は付与されるメインステータスの関係から最も重要で、まずダメージボーナス系のステータスが付いていることが大前提になります。「炎ダメージ+○○%」などと表記されているものですが、元素スキル、元素爆発のダメージが大きく伸びるので、多くのキャラクターに共通した強化になります。
次に重要なのが攻撃に影響しやすい冠、その次が時計で、最後にステータスが固定の花、羽となります。
特定の聖遺物を複数装備するセット効果も最終的には必要ですが、そのためにメインステータスを犠牲にする必要はないです。聖遺物のレベルを十分に伸ばせるなら、メインステータスの方が影響力が大きいからです。
厳選の最終段階としては、キャラクター事の個性に合わせた装備、セット効果を見込んだ聖遺物、サブステータスの強さなども必要になります。
例えばHPで能力が上がる《ベネット》や《胡桃》、《鍾離》などは、最終的にはHPが上昇するメインスタータスを付けたいのですが、特化型装備になるので他に流用が効きません。
急がば回れで汎用性の高い聖遺物を揃え、それを使って個別の聖遺物を揃えるという流れにする方が、結果的には近道になるだろうと思われます。
聖杯にはダメージボーナスほぼ必須
聖杯にのみ元素(炎、水、氷、雷、風、岩)のダメージボーナス、および物理ダメージボーナスの効果が付きます。
これらは最高レベルの聖遺物になると、46%、58%のダメージ増化になります。対応した属性に関しては、同じレベルの「攻撃力+% + 会心率+%」の合計にも相当します。
対応した属性のみとはいえ、競合するステータスのどれよりも強力なので、レアリティが下がっても良いからダメージボーナスの付いた聖杯を装備しておきましょう。
回復、補助以外の役割を持たないキャラクターでも打点上げにはなるため、殆んど育成キャラクターの数だけ必要になるかと思います。
冠には会心率>攻撃>その他
- 冠の部分には会心率が無難
- 攻撃%のOPは、複数付けると相対的な効果が弱くなる
- 会心ダメージのOPは、会心率が50%を超えてから
下記は最大レベルの聖遺物を装備したときのダメージ増化量(%)です。それぞれ最大の羽も併用しており、攻撃力%が最も不利な状況での比較になっています。
オプション | ATK500 | ATK600 | ATK700 |
---|---|---|---|
攻撃+46.6% | 22.9% | 24.1% | 25% |
会心率+31.1% | 15.6% | 15.6% | 15.6% |
会心ダメ+62.2% | 3.1% | 3.1% | 3.1% |
攻撃+46.6% *2 | 37.4% | 39% | 40.2% |
攻撃%、会心率 | 45.5% | 47% | 48% |
会心率、会心ダメ | 38% | 38% | 38% |
攻撃%、会心率、会心D | 69.8% | 71% | 72.2% |
攻撃%、会心率*2 | 61.3% | 62.5% | 63.7% |
会心D、会心率*2 | 72.9% | 72.9% | 72.9% |
攻撃%のOPは単体の効果こそ優れているのですが、複数付けたときに伸び率が悪くなる傾向があります。できることなら被らない方が良いので、攻撃%を採用する場合には、どこか一カ所にする方が無難です。
要するに攻撃%を2つにするよりも、攻撃+会心率にする方が上昇力が高くなります。会心率は冠以外の場所ではメインステータスにならないので、冠を会心率、時計を攻撃%にするのが良いわけです。
冠を攻撃%にするのは会心率がない場合の妥協案か、時計部分に攻撃%を付けていない場合です。例えば「元素チャージ率」のOPは時計部分にしか付かないので、元素爆発の回転率を重視するなら、頭に攻撃%という選択になります。
冠に会心ダメージが有効になるのは、すでに会心率が50%を超えている場合です。会心率と会心ダメージの関係は1対2になるのが理想なので、まずは会心率を増やすことから考えましょう。
会心率のオプションが付いている武器を使っている、氷元素のキャラクターを使う場合などには会心ダメージを使うことになりやすいです。氷元素のキャラクターは元素共鳴や、元素専用の聖遺物セット効果で会心率が上乗せしやすいからです。
時計の元素チャージ率
時計にのみ元素チャージ率のメインステータスが付きます。元素の獲得量が1.5倍になれば、実質66%のコストで元素爆発が撃てるようになります。
元素爆発の強力なキャラクターだと、元素爆発の回転率が一気に上昇します。2発撃つコストで、3発の元素爆発が撃てます。多少の火力を犠牲にしてでも付けておく価値があります。
元素爆発のダメージが増えるセット効果を持つ旧貴族シリーズとも相性が良いです(元素爆発のダメージ+20%)。
元素チャージの時計を付ける場合、冠に攻撃%を付けるのも実用的です。
聖遺物の強化について
聖遺物は他の聖遺物を喰わせることでレベルが上がります。下記は星5聖遺物の必要経験値をまとめたグラフです。
同じ星5の聖遺物を素材にする場合、10個でレベル7まで上げられます。星4の聖遺物を素材にした場合は15個、星3の聖遺物を素材にした場合には30個でレベル7になります。
聖遺物の秘境を6周すれば、レベル11までは最低伸ばせます。
必要経験値の折り返し地点はレベル15です。レベル20まで育てる素材で、レベル15の聖遺物が2つ育てられます。
また聖遺物のサブステータスはレベル4、8、12、16、20のときにランダムに1ステータスが上昇します。
これらを合わせて考えると、レベル12、レベル16止めを目標として、花以外の聖遺物を満遍なく伸ばしていくのが効率が良いです。もちろん、強めのステータスが付いているものや、ダメージが伸びやすい聖遺物は優先した方が良いですが、余裕がない状況で無理にレベル20まで伸ばす必要は無いかと思います。
関連の人気投稿