MTG: ドラフトデッキの組み方「白緑ウェブスリング」編(スパイダーマン)

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スパイダーマン(領界路の彼方)における白緑デッキの主力カード、および完勝したときのデッキ例です。

ウェブスリングによる高速展開、ETB能力の使い回しに加えて、白の除去、緑のマナ基盤が加わって、デッキパワーを高めやすい1番人気です。

保存されていたデッキを見ると、白緑軸のデッキは多かったのですが、純粋な白緑が1例しか残っておらず、タッチ型のデッキがかなり多かったです。

緑のマナサポートが強いこと、レアや除去の価値が高いことが反映されたのかもしれません。

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スパイダーマン・ウェブスリング

ウェブスリングは白緑の蜘蛛クリーチャーが持つ誘発能力で、場にいるタップ状態のクリーチャーを手札に戻すことで、軽いマナコストで唱えたり、追加のクリーチャートークンを得られる仕組みです。

タップが条件なので忍術の亜種でもありますが、自前でタップできるマナクリ、搭乗を持つアーティファクトなどを駆使して条件を達成することもできます。

スパイダーUK(重要度:A)

場に定着していると連続でドローでき、息切れを防いでくれる長期戦に強いクリーチャーです。

最速で出しても良いのですが、ウェブスリングで戻したクリーチャーを即リキャストできるタイミングで出すと除去されてもカード得に繋がります。

複数のウェブスリングをグルグル回す動きで毎ターンドロー、パワー3なので《壮大な作戦》に引っかからないのも利点だったりします。

スパイダーマン・インディア(重要度:A)

基本的に自ターン限定になりますが、飛行クリーチャーを量産することができるので、盤面を一気に傾けることができるフィニッシャーです。

フィニッシャーと言いつつ最速3ターン目に出てきて、後続を追加しながらドガドカ殴れます。

アンコモンながらもその強さは折り紙付きで、最悪タッチでも使えるため、初手でも取れる1枚だと思います。

英雄的大群、スパイダーマン(重要度:B)

地味ながらも盤面への影響力が高いクリーチャーです。ブロッカーを用意したいテンポ環境なので、壁になる2/3というのが役立ちます。

上手く使い回せば、後半では凄い速度で横並べできますが、相手も警戒しているので、搭乗などのサポートが欲しいところです(任意でタップできるので)。

ブルックリンの空想家、スパイダーマン(重要度:B)

場に出たときに、基本地形をライブラリーから探せます。様々なレアを活用しやすくしている優良コモンで、宝物トークンを出せる《プロレスラー》と双璧をなす存在です。

サイズ的にブロックされずに通ることも多々あるので、2枚でグルグル回して土地を並べるみたいな動きも狙えます。疑似的な警戒にもなります。

とはいえ、緑のクリーチャーとしてはスタッツ不足なので、ピックするなら中盤あたりが良いでしょうか。

ウェブスリンガー、スパイダーマン(重要度:C)

カード名になっているくらいの基本形だと思われるのですが、数あるウェブスリンガーにて最弱――のほぼバニラ君です。

搭乗持ちのアーティファクトなどがあれば、最軽量のバウンス要員として利用できるものの、《スパイダーUK》か《スパイダーマン・インディア》があってこその運用になるのが問題か。

脇を固めるサポーター

力受け継ぎしヒーロー、スパイダーガール(重要度:A)

自ターンのみとはいえ2/2飛行になり、後続となるウェブスリング持ちを展開するための助けになります。手札に戻ったときに1/1トークンを出すので、横並べを助けてくれる優秀な2マナ圏です。

序盤に出さないと駄目なので、流石にタッチで採用するのは難ありですが、これを流すと下家が高確率で白緑になってしまうのが難しいところ。

《街の鳩》という1マナ1/1でも代用でき、そちらは場を離れたときに食物トークンを出します。

協力的な両親(重要度:C)

単体ではそこまで強くないカードなんですが、デッキ構成によっては凄い働きをしてくれる1枚です。

色マナのサポートになり、任意のクリーチャーをタップできるので、ウェブスリングの起動条件も整えてくれます。

出たとき能力がやたらに強いカード ――《蜘蛛を貪る者、モーラン》や《狡猾な怪盗、ブラックキャット》を使い回せば、それだけで勝ててしまうので、構成によっては勝利を決める1枚になります。

《地下鉄》みたいな代理カードもあるので、引き出しの1つとして覚えておくと良いです。

除去カード(重要度:A)

レアが満遍なく強くて、お互いにレアぶつけ合う展開になりやすいため、除去の価値がかなり高い環境です。幸い、白は優秀な除去が揃っているので、あるだけ詰め込むのが良いです。

《壮大な作戦》はその筆頭候補のレアで、パワー4以上のクリーチャーに対する除去、+1/+1しながら呪禁を付与する対除去と両構えできるトップコモンです。

上記の4種類がベストですが、最悪でも緑の格闘でも良いので何枚かは除去を取っていないと戦績が不安になります。

実際の構築例

今回は2ピックのみなので、4勝したときのデッキ例です。

10回くらい白緑で完勝してましたが、改めて見ると純正の白緑が1種類のみで、何かしらの色をタッチしているパターンばかりでした。

レアなし

除去なし、白緑のマルチアンコなしと、かなり逆風が吹いていますが、白の除去が潤沢なのが救いになっています。

タッチ赤

確かリリース初日に組んだデッキだったと思います。

強化しつつ衝動ドローが狙える《蜘蛛の心、アラーニャ》のためだけに赤を加えていますが、かなりオーソドックスな構成です。

タッチ黒

数あるタッチ黒の中の1つ。恐らく除去が優秀なのが原因なんでしょうが、これ以外でも黒タッチの完勝デッキが多かったです。

黒のカードはダブルシンボルなんですが、6枚のマナサポートで無理やり補う形になっています。

タッチ赤2

最後に使ったミシック帯での完勝デッキです。かなり蜘蛛ロードが多くてサイズで勝つ構成になっています。

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