旧作タイタンフォール2はサブマシンガンがゲームの中核に近いポジションで、同ジャンルに属しているなら全部が実用的、全部が強力という側面がありました。これもそれも高い機動性と、腰だめ精度の良さによるものでしたが、本作では色々な部分で逆風に襲われています。
TF2で強かったから性能を下げたにしても、ゲームデザイン的にSMGがそもそも活躍しにくい土壌になっているのに、割と変な下げ方をしているものだから……。R-99ならば選択肢になりそうですが、オルタネーターの没落振りが凄まじいです。
オルタネーター
項目 | オルタネーター |
---|---|
発射形式 | フルオート |
使用弾薬 | ライト |
ダメージ | 15 |
発射レート | 600 RPM |
クリティカル | 1.5x |
掠りヒット | 0.86x |
装弾数 | 16 |
リロード | 2.2s |
タクティカルリロード | 1.9s |
ADS時間 | 0.2s |
sprint_out | 0.25s |
腰だめ精度 | 1 - 2 |
最大DPS | 150 |
最大威力キルタイム | 0.600s |
皆勤賞を逃がしたCARに変わってメインになった感のあるサブマシンガン。ただし前作に比べると色んな部分が劣化しており、強武器の筆頭候補だった面影が残っていません。最大の原因はダメージを下げすぎたこと。
TF2のオルタネーターは発射レートこそ低いですが、フルオートの武器では最も高威力でした。それ故にキルタイムが良くて、タイマンでは強かった。順当にいけばAPEXでもそうあるべきだったんですが、何故かアサルトライフルであるR-301Cの方が高威力に。R-301Cの方が30%高レートで、なお且つ精度も良いと、少々おかしな状態になっています。
オルタネーターの方が腰だめ精度こそ良いものの、旧作のようなレーザービームではないです。またADS状態になると左右均等に弾がそれて、そもそも真ん中には飛ばない仕様が追加されました。ツインバレルという部分を正しく反映したわけですが、遠距離の相手にはクリーンヒットが難しいです。
TF2より敵味方が堅くなったので奇襲効果は落ちますし、ウォールランなどが撤廃されたので機動戦を挑みにくい。従来作と同じバランスにしても、SMGが不遇になるのは目に見えているので、ダメージを5くらい増やしてもバチは当たらないでしょう。それでようやくDPSが172になって、R-301Cに並ぶくらいですが、腰だめ精度で優位が取れます。
現状だと撃ち合いになったら不利な相手が多く、全体の中でも相当弱い側になるでしょう。SR枠のG7よりもDPSが低い辺りどうしようもないです。正面対決すると不味いので、取り敢えずダッシュ腰だめ撃ちでスプレーするしかないかと。
R-99
項目 | R-99 |
---|---|
発射形式 | フルオート |
使用弾薬 | ライト |
ダメージ | 11 |
発射レート | 1080 RPM |
クリティカル | 1.5x |
掠りヒット | 0.86x |
装弾数 | 18 |
リロード | 2.5s |
タクティカルリロード | 1.8s |
ADS時間 | 0.2s |
sprint_out | 0.25s |
腰だめ精度 | 1 - 2 |
最大DPS | 199 |
最大威力キルタイム | 0.500s |
TF1、TF2に登場したR-97の後続モデルと思われる銃。同じR系等の武器であるR-301Cとは叔父と甥みたいな関係です。旧来作より高レートタイプの武器でしたが、今作でもそれに該当します。ただし装弾数が相当厳しいので、1秒ちょいで弾切れになります。
前述のオルタネーターに比べて、経戦能力は低いですが、DPSやキルタイムはかなり改善しています。純粋火力はアサルトライフルを越えており、HP100の相手にならキルタイムも0.5秒を切っています。経戦能力と強烈なリコイルこそあるものの、ようやく正面対決に使えるような性能になりました。
腰だめ精度もそれなりに良くて、ADSも高速。現行のSMGでは最も優秀だと思われます。ピースキーパーへの対抗馬であり、マスティフを除けばDPSで負ける相手もいません。欠点は色々あるのでアタッチメントが揃うかが鍵ですね。特に装弾数と、リロード速度を改善できるマガジン系は早期に手に入れる必要があるでしょう。
プラウラー
項目 | プラウラー |
---|---|
発射形式 | 5点バースト |
使用弾薬 | ヘビー |
ダメージ | 15 |
発射レート | 1080 RPM |
バーストディレイ | 0.125s |
クリティカル | 1.5x |
掠りヒット | 0.86x |
装弾数 | 20 |
リロード | 2.8s |
タクティカルリロード | 2s |
ADS時間 | 0.2s |
sprint_out | 0.25s |
腰だめ精度 | 1 - 2 |
最大DPS | 187 |
最大威力キルタイム | 0.458s |
今作からの新顔SMGです。1080RPMの五点バーストで、バーストディレイは0.15秒あります。装弾数もSMGの中では最も多く、腰だめ精度も良好。縦方向へのリコイルがあるのですが、腰だめでも全然拡散しません。
欠点はバーストであること、DPSやキルタイムがそこまで良くないこと。拡張によってフルオート機構を追加できますが、その際には発射レートが720RPMまで下がります。使いやすくはなりますが、DPSではごく僅かな差しかありません。
R-301Cより腰だめ精度が良いけど、DPSでは僅かに劣る位置であり、ヘッドショットの倍率も低い。普遍的な性能はあるものの、強いと言うにはパンチ力が足りていない武器だと思います。
オルタネーターは本当にいくらなんでもよわすぎる外れ枠みたいな武器としたデザインされてるのかもしれませんが
プロウラーとR-99はそれぞれセレクターと拡張マガジン拾えれば最後の方まで残しておいてもいいかなぁって感じがします