Cod BO4： ギアガイド (スティムショットか、音響センサーか)

Pick10システムの新しい枠「ギア」は、Perkより明確に強くなるように設定されている重要な枠です。10ポイントを割り振る際には、兎にも角にもギアだけは装備した方が良いですが、そんなギアも現状だと有用性に差がついています。

汎用的な戦闘力強化だとスティムショット、索敵なら音響センサー、スペシャリストが強いならば、装備チャージがワンチャンあるかなぁ位。スティムショットと音響センサーは弱体化が来ていますが、もう一段階下げられそうな予感。

装備チャージ

• スペシャリスト武器のコスト-33％
• 装備のクールタイム -33%

スペシャリストの武器、装備のクールタイムを短縮してくれる装備です。前作BO3のオーバークロックなどにあたりますが、それよりも効果が強化されていて、コンスタントに影響を受けられるようになりました。

前作のオーバークロックは、あくまで自動増加を33％強化するPerkだったので、キルを取ったり、旗を取ったりの行動に対しては効果がありませんでした。翻って今作の装備チャージは、必要コストを直接33％下げるので、キル稼ぎ等に対しても有効になりました。

ガンガンキルを取れば、スペシャリスト武器が回りやすくなります。

また装備の方にも33％のクールタイム短縮を掛けてくれるので、それが強力なスペシャリストと組み合わせると有用です。武器コストを下げるだけなら、スティムショットや音響センサーで交戦回数を増やせば良いだけに終わりますが、各種装備も多用できるようになるので、戦闘能力の底上げも掛けてくれます。

総じてスペシャリストの性能に依存しているとは思いますが、上手く使えば戦闘力を大きく伸ばせるギアになっています。

スティムショット

• 回復速度を強化(40HP/秒 → 50HP/秒)
• 回復クールタイム短縮(7.35秒 → 3.85秒)
• 回復モーション短縮(1.05秒 → 0.35秒)
• 回復中に腰だめ撃ち可

回復が速くなるというシンプルにして、最強のギア。それ故に段々と弱体化が進んでおり、初期からするとほぼ別ものになりました。ちなみに最初期のE3お披露目時点だと使用時点で即時全回復だったらしいです(無敵やん)。

上記の性能は今現在10/30のパッチで弱体化したあとのものですが、回復速度がかなり落ちてきています。それでも強いのは発動までのタイムラグ短縮と、使用しながらでも腰だめ撃ちが使えるようになることでしょう。

回復は0.1秒ごとに反映されるので、スティムショットで素早くなった分で30HP程度の差が付きます。タイミングが手動になるとはいえ、ボディーアーマーに次ぐ防御力をもたらしてくれますし、それと違って足が遅くなるというペナルティも、使い切りであるという欠点も無し。

回避能力と経戦能力の向上を鑑みると、取り敢えず付けておくなら、まずこれと言えるだけの汎用性と強さを兼ね揃えています。ぶっちゃけ、通常ルールだとボディーアーマーはあんまり役に立たないですからね。

COMSECデバイス

装備するとスコアストリークのコストが20％位減少します。性能的にはBO2時のハードライン(Perk1)と同じ位の性能。BO2のときはオービタルVSATという勝利への片道切符があったので、それのために付けることが多かったですが、残念ながら競合相手が強すぎるのでCOMSECデバイスを付けることは稀です。

特に初期のスコアストリークに対しては100ポイント程度の影響しか持ちませんが、それだったらスティムショットで1回生き残るとか、ボディーアーマーで1回生き残るとかに相当するだけなので、戦闘に直接寄与しない方を付けるというのは微妙。

キルアシストでも100ポイント入るようになったので、これで100軽減するよりはスティムショットで1回生き残って、アシストでストリークが溜まる方が普通に考えて強いです。

なので軽減率の高い上位のストリークをループさせる位の使い道ですが、それだと上手くいってもオーバーキルに過ぎますし、正直微妙としか言いようがありません。他がPerk2個分くらいの強さなのに、こいつだけ1個分相当の力しか無いというのが辛く、何かしらのプラスアルファが欲しいところです。

同じ必殺の軽減でも、これでストリークを狙うより、装備チャージでスペシャリスト武器をぶん回した方が安定して良い結果を出せますしね。

ボディーアーマー

• 耐久力：80HP
• 壊れるまで受けるダメージ半減
• 軽減できる最大ダメージは41まで
• 移動速度 -7%

BO4においては各種ルールにおいて登場しますが、通常のマルチ(Heistを除く)の場合は耐久力は80になっています。アーマーがダメージの半分を肩代わりしてくれるというものなので、アーマーの耐久力＋１ポイントのダメージまでは軽減できます。

例えばスナイパーライフルのPALADINだと、通常ダメージは140ポイントですが、アーマーを付けると99ダメージで済むようになります。基本的にはキル判定を受けるまでの弾数(BTK)を1発ないし、2発緩和してくれるという装備になるでしょう。

BTK緩和の基準は以下のようになります。

ダメージ28という基準ラインが割と重要で、これサブマシンガンの最大ダメージ量と同じです(例外：Spitfire)。つまりサブマシンガンにおいても最大ダメージの距離で叩き込む分には、別にアサルトライフルなどと差が無い上に、元の発射レートが高い分だけ、アーマーに対して耐性があるということになります。

例えば480RPMのTITANで+1発となると、キルタイムは0.125秒悪化しますが、720RPMのMX9ならば0.083秒。ごく僅かにですが影響が小さくなります。MX9は28ダメージの射程が相当長いので、アーマーに対しては割と強いということになりますね。

Spitfireは例外的に27ダメージになっていて、ボディーアーマーに対しては必ず2発以上の弾数増化が発生します。(27*3)/2 + 27*4 = 40.5 + 108 = 148.5。ただしコイツの発射レートが異様に高いので、やっぱりアーマーで多少緩和されても影響が小さかったり……。

とまぁ何か長くなりましたが、壊されるとリスポン以外の補給手段がないし、FMJを使われると無効化されますし、ヘッドショットに対しては効果が無いですし、スナイパーライフルにも弱いです。炎や爆風に対しても効果が無く、ダメージ等倍でボディーアーマーの耐久力も削られてしまいます。

そう考えてみると、ボディーアーマーは割と欠点だらけ。即死しなければスティムショットでも30ダメージ程度はプラスで耐えられますし、生存性を底上げするなら基本的にはそっちを使う方が良いでしょう。

アーマーを削られてからの方が長くなるほど損になるので、KD1以上のプレイヤーが装備するには厳しいですし、ゾンビ突撃する状態になったとしてもスティムショットとようやく同水準。例外は、より高性能なものが装備できるHeistや、バトロワくらいで、通常ルールでのボディーアーマーは微妙です。

音響センサー

• 足音の聞こえる範囲を拡大(20ｍ)
• 足音を発てた敵の位置を方向表示(30m)

スティムショットと対をなす二強ギアの片割れです。従来までのアウェアネス、第六感を1つのパッケージに収めたようなアイテム。感知の仕組みが第六感とは異なるのですが、概ね上位互換の性能になっています。

BO3に登場した第六感のPerkは射程距離が5メートルしかなかったので、お守り程度の効果しか無く、対抗馬のアフターバーナー等より優先するには厳しすぎる性能でした。ところが音響センサーは感知できる範囲が30メートル程度とかなり長く、戦術の組み立てにも使える水準の効果になっています。

ふいの遭遇戦に弱い武器ならば是非装備しておきたいギアになっており、敵を動的に探せるのでスコアも伸ばしやすくなります。総合力の高い索敵装備で、スティムショットに並ぶ唯一の存在です。

ただしデッドサイレンスのPerkで無効化されてしまうので過信は禁物です。BO4のPerkは一部の例外を除いて、あんまり使えない、使える状況が限定的過ぎるものが多く、Perk3にデッドサイレンスを付けているプレイヤーは少なくありません。

完全には無効化されないものの、検知できる範囲が5メートル位まで縮むので、性能が微妙だった第六感並みに落ちます。