Cod BO4： サプレッサーによる射程の変化と有用性

BO3のARサプレッサーに比べれば、大分ペナルティも小さいと言えるのですが、環境的にはサプレッサー自体がそこまで強くない状況になっています。タクティカルライフルやスナイパーライフルで使う方が良いとは思いますが、アタッチメントの枠が厳しいので、野良での人気も今ひとつな気がしますね。

戦場の霧によって感知されてしまいますし、味方に注意が向いている敵を攻撃するときに、ちょっとだけ気付かれにくい位の効果。それと引き替えに射程を失って良いのか、という面が強いです。

サプレッサー概要

サプレッサーは歴代シリーズでお馴染みの発砲時にミニマップ表示されて、敵に位置がばれるのを防ぐためのアタッチメントです。銃声の聞こえる距離も短くなり、総じて隠密性は上がるのですが、代わりに各ダメージレンジの有効射程が縮みます。

武器毎の射程減少幅は概ね以下の通りです。

• アサルトライフル、サブマシンガン：全距離-20％
• タクティカルライフル、ハンドガン：全距離-10％
• ライトマシンガン：全距離-83％？
• スナイパーライフル：なし

スナイパーライフルを除けば、火力と引き替えに隠密制を得ることになるでしょう。ライトマシンガンは通常時はダメージ一定ですが、遠距離においてダメージが下がるようになります。

今作では武器毎に使えるアタッチメントが異なるため、サプレッサーを付けられる武器が上記の様になっています(長いので横スクロール)。併用はロングバレルと併用できるか否か。

サプレッサーを付けた場合のメイン武器のキルタイムは下記の通り。

変更点

10/13パッチ

• AR、SMGの射程減少ペナルティ増加(10% → 20%)

1度だけ弱体化されています。普段、サプレッサーを使わない私からすると、弱くしすぎじゃないかとは思いますが……。

元々のペナルティが過去作に比べれば遙かに軽微だったんですが、これは戦場の霧によってサプレッサーの隠密性が低下していることを受けての調整だったんでしょうか。またPC版の環境においては(CS機は謎なので)、全然暴れているような気配も無かったわけですが、開発元からするとちょっと強かったみたい。

BO4の開発元であるTAは、過去作Cod WAWを作ったときに、「奇襲が強いのはゲームとして面白くなくなる(うろ覚え)」とコメントしており、BO3のときのサプレッサーペナルティは相当強烈でした。元々、そういうのを良くないと思っているチームなので、割と一貫性のある仕様ですね。

BO4におけるサプレッサー

従来作に比べると隠密効果が得られにくくなっているので、相対的に弱体化しています。

戦場の霧

戦場の霧はBO4から追加された新しいマッピング要素です。

全てのプレイヤーは自動で敵兵をスポット(位置表示)する視認エリアを持っていて、これに引っ掛かると、敵チーム全員に居場所がばれます。

上記、ミニマップで視界が明るく表示されていますが、これが敵兵の感知エリア。ここに敵が入り込むと、自動的に味方のミニマップにも表示されます。

このため、BO4での完全な隠密は少々難しくなっており、敵の視界に入らない努力が必要になります。サプレッサーを付けていても、攻撃したときに振り向かれると、結局は位置がばれてしまう。Perk3にチームリンクを付けていると、味方の周囲10メートル程度も探知するようになるので、背後から攻撃するときでも近づくとばれてしまう。

サプレッサーを付けていても、相手の正面25メートル以内に立って撃ち合うと、結局は赤点表示されてしまうので、サプ効果を発揮する状況が過去作に比べて減りました。味方に視線を集めて貰って遠くから横やりを入れるとかは有効ですが、単独でブッシュするような使い方には向かなくなっています。

相性の良さそうな武器

戦場の霧の感知範囲だとサプレッサーを付けてもバレてしまうのと、味方と闘っている敵を横から殴る方が効果的になった関係から、射程の長い武器で使う方が効果的にはなりました。

タクティカルライフルのSwordfishはサプレッサーのペナルティも小さいし、交戦距離も遠目なので本作では相性が良い武器です。Swordfishの場合、大口径やペンタバーストでワンバーストキルを取れるようにするのがまず第一ですが、ポイントのあまり次第では採用して良いのかも。

ライトマシンガンのHADESも遠距離でダメージが下がりますが、それまでの射程が長めなので、そこまで気になりません。中距離の火力ではサプレッサーを付けられる武器では随一になっています。

BO3から引き続いてペナルティなしなので、スナイパーライフルのOutlawも取り敢えず付けて問題ないですが、実用面だとシリンダーや大口径をまず付けることになるので、Swordfishと同様にポイント面はやっぱり厳しめ。

相性の悪い武器

逆に相性が悪いのは接近戦主体になる武器で、例えばサブマシンガンのSAUGなんかは向いていません。元々短めな最大威力のレンジが更に縮んでしまうのと、得意距離で闘うと戦場の霧でも確実に取らえられてしまうので、恩恵よりもペナルティの方が響きやすい。

SAUGの場合、KN-57と比べても威力減衰の影響が大きいため、近距離型の武器にサプレッサーを付けるのなら、中威力の射程が長めなKN-57の方がまず無難です。僅かに最高火力の距離が長いのと、それなりの火力の区間が20メートルから続くため、使いやすさでは上回るでしょう(上記、チャート参照)。

相性の良いPERK、アタッチメント

隠密系のPERKとはもちろん相性が良いです。

• ゴースト
• デッドサイレンス

といっても、こらら2つをもっても戦場の霧システムによる感知は防げないので、やっぱり横やりを入れる動きの方が確実。

またロングバレルと併用することによって、射程減少をある程度カバー出来ます。ロングバレルと併用できる武器は存外に多い(といっても5種類だけですが)ので、VAPRやGKSなら選択肢の1つかも。

VAPRはHADESと並んで火力が高いサプ武器なので、ロングバレルで射程を補っておけば、操縦性の良い隠密火器になります。問題はコストパフォーマンスが悪いことですが。