日清 ゲーミングカップヌードル(焼きそば) 実食レビュー

ゲーミングって付けば、何でも売れると思っていないか？ そんな謎ゲーミングの歴史に新たなる一歩を刻んだ「日清 ゲーミングカップヌードル」の感想です。

賞味期限が迫っているのが半額以下で投げ売りされていたので、たっぷり1ケース買ってみました。元の値段が300円なので、ぶっちゃけ半額以下でもコスパ悪し。

見た目はゲーミングしてますが、中身はすっごいニンニクです。チキンベースのさっぱり塩焼きそばなのに、ニンニク臭だけマシマシだから妙な感じになっています。売れ残った理由が分かります。

データ

感想

ニンニクに全振り

カップヌードルブランドの製品ですが、中身はチキンベースの塩焼きそばでした。ゲーミング要素の定番として、カフェインとアルギニンも封入されています。

私はカフェインは別段問題ないというか、普段ドリップコーヒーも良く飲むので耐性が付いています。カフェインが苦手な人が食べると、悪酔いして気持ちが悪くなる可能性があるので注意しましょう。

また味付けにガーリックと表記されるだけあって、とにかくニンニクのパンチ力が前面に出ている製品です。変なタイミングに食べると、そのあとが心配になります(公衆的に)。その一方で味付けはさっぱりしています。

匂いがきついわりにコクが無く、後味を引かないので、変なケミカルさを感じる原因となっています。

なんというか、そこらに転がっている創作料理みたいな感じです。塩分は結構強い目だと思うんですけど、うま味成分が少なすぎるのかもしれません。不味いとまでは思わないのですが、素直に旨いとは言えないです。

あと容量の割に値段も高いです。同じ値段で普通のカップ塩焼きそばが2個買えるので、容量比だと5倍近い価格設定です。よっぽどニンニク愛好家でない限りは、「一平ちゃん やみつき塩だれ味」を買った方が満足度が高いです。

アレンジしてみた

値段の割にあまりに満足度が低い。1ケース12食もあるので、色々と足して様子を見てみました。

まずは定番の油系等を追加です。

• サラダ油
• ラード
• マヨネーズ

――をそれぞれ試してみました。マヨネーズが一番の成功パターンで、急激に味が濃厚になります。薄味に感じるけど、実は塩分が凄かったヌードルなので、マヨ込みだと塩辛すぎる印象はありましたが、多少なりとも「一平ちゃん 塩焼きそば」に近づきました。

ニンニクのパンチは落ちますが、塩焼きそばにマヨネーズは定番って感じがします。

次に追いニンニクで更にニンニクを強化するパターンも試してみました。元からニンニク臭が半端ないので怖さ半分のチャレンジでしたが、試してみたら中々に良かったです。

こちらも塩味相当の濃厚さが出ます。マヨほどではないですが、妙な薄さがなくなって、だいぶん自然な味になりました。マヨの場合と違って、ニンニクのパンチが低下しないので、ニンニクジャンキーにはこっちの方が良いかもしれません。

というわけで、アレンジしたら普通の焼きそばになるので、安売りしているなら試してみるのもあり……かもしれないです。工業的に足されているカフェインとかのせいか値段が無駄に高くて、売れ残ったのは当然と言えば、当然なんですが、1.5倍の量で250円とかなら、売れたかもしれないです。