FE エンゲージ: ユニットの解説と評価「フィレネ編」

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ファイアーエムブレム エンゲージの総まとめとしてのユニット解説と評価です。

S、A~C、Fの5段階ですが、今作は極端なユニットがいないのでS(ぶっ壊れ)と、F(イラナイツ)は不在です。

今回はフィレネ王国のユニット。フィレネの村人や流れ者などについては別項になっています。

魔法に転職するなら《クロエ》はエースユニットです。そもそもが強いのですが、DLCありなら《セネリオ》を一番強く使える最有力候補になっています。

《ルイ》も《ヘクトル》という相手が追加されるので、DLCなしより若干評価が上がると思います。

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アルフレッド

評価C
加入3章
個人スキル自己研鑽
(待機したときに力+2)
専用兵種スキル金蓮
(技%の確率で被ダメージ半減)

フィレネ王国の王子。生来から病弱であったために、異様なまでに筋肉に憧れを抱く男。

個人スキル《自己研鑽》が待機したときに力が上昇、《アヴニール》の兵種スキル《金蓮》によって技%の確率でダメージ半減と、敵の攻撃を受けて反撃することが前提のユニットになっています。

専用クラスの《アヴニール》も含めて成長率は高く、特に守備、幸運が伸びやすいです。

問題は速さが伸び悩むことで、高難易度ではバシバシ2回攻撃を貰います。それでいて守備がそこそこ止まりなので、迂闊に敵の前に立たせると、あっという間にHPが無くなります。

速さが足りないからアタッカーはできない。盾役にしては速いけど、代わりに守備が足りない。ステータスが噛み合っていない不遇なユニットだと思います。少なくとも専用クラスのままでは活躍は難しいと思います。

運用するなら《アイク》や《リーフ》などの守備が上がる指輪を付けて、防御面を底上げするのは前提になります。

同じ騎馬系でも《グレートナイト》に転職するのも手でしょう。速さは更に下がりますが、どちらにせよ敵からの追撃を受けることには変わりないので、守備に特化している方が役割を持てます。

アルフレッド
項目初期ステータス
(ノーブル(槍))
成長率%
(ノーブル(槍))
成長偏差値成長期待値
(アヴニール)
成長期待値
(グレートナイト)
レベルLv5--Lv40Lv40
HP2765 + 1554.356.859.3
940 + 1561.729.830.8
魔力25 + 038.95.83.8
1035 + 550.025.429.4
速さ640 + 548.624.720.7
守備840 + 2058.933.138.1
魔防520 + 542.316.013.5
幸運840 + 1564.131.323.8
体格610 + 053.312.113.1
合計/平均81295 + 8052.5203.7208.7

エーティエ

評価C
加入3章
個人スキル筋肉増強剤
(回復アイテムを使用したとき力+2)

ソルム出身の弓兵。筋肉の信奉者の1人。

最初に登場する弓兵のユニットで、序盤のトンボとりに便利です。紋章士《チキ》を早期入手する際には、多数の氷竜を相手取ることになるので、弓兵の頭数がものを言います。

問題はユニットの選択肢が広がる中盤に入ってからで、成長率の低さが足を引っ張ります。成長偏差値が50を超えているのは力と魔防のみ。速さの低迷から追撃は難しく、撃たれ弱さが目立つようになります。

本作は《ウォーリア》のクラスがそもそも強いので、ゲームに慣れてくると後半は弓兵の数も余りがちになります。《光の弓》の適性もなく、明確な弱点がある《エーティエ》の選出は厳しいと言わざるを得ません

強い運用をするのなら、早い段階で《ウォーリア》にクラスチェンジして、力の成長補正を掛けておきたいです。技が伸びない《ウォーリア》だと命中不安が出てきますが、紋章士《ベレト》から《天刻の拍動+》を継承する形で補うと良いです。

エーティエ
項目初期ステータス
(アーチャー)
成長率%
(アーチャー)
成長偏差値成長期待値
(スナイパー)
成長期待値
(ウォーリアー)
レベルLv4--Lv40Lv40
HP2145 + 1036.645.953.9
1040 + 1561.732.437.9
魔力00 + 035.11.01.0
1125 + 2538.033.023.0
速さ635 + 1043.223.726.2
守備325 + 542.316.617.6
魔防230 + 051.213.116.6
幸運825 + 548.721.617.6
体格45 + 042.66.911.4
合計/平均65230 + 7044.4172.4187.4
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ブシュロン

評価B
加入3章
個人スキル涙腺崩壊
(戦闘でチェインアタックがあった時与ダメージ+2)

筋肉馬鹿2人に挟まれているマッチョメン。HP、技、体格の成長率がトップという3冠男

HPと体格は伸びるのに、力だけは伸びないという珍しい成長の仕方をします。斧系クラスの成長率補正があるので、最終的にはバランスの良いステータスに落ち着きます。体格があるので重たい武器を振り回すことができ、力の成長が控えめな点を補ってくれます。

クラスチェンジ先も素直に《ウォーリア》で良いです。今作における強クラスの一角です。

欠点は幸運が低いので必殺がゼロにならないところ。こちらは武器に刻印を付けるか、《ショートアクス》を持つなどして対処したいです。

飛びぬけた部分は無いものの無駄のないユニット。高難易度ではチェインアタックも多用します。

ただし序盤の育成リソースの関係から、こういう丸いユニットを育てにくいのが問題です。後半に加入してくるユニットがそん色ない強さなので、初期値が低いアタッカーを無理に育てるよりも、そっちを後から起用する方が無駄のない攻略に繋がります。

ブシュロン
項目初期ステータス
(アクスファイター)
成長率%
(アクスファイター)
成長偏差値成長期待値
(ウォーリアー)
レベルLv4--Lv40
HP2985 + 2572.170.7
1020 + 2039.527.8
魔力00 + 035.11.0
850 + 568.031.9
速さ745 + 1054.130.9
守備635 + 553.423.3
魔防320 + 042.313.9
幸運515 + 038.511.6
体格920 + 574.619.3
合計/平均77290 + 7053.1218.7

セリーヌ

評価C
加入4章
個人スキル平和の花
(周囲2マスの回復アイテムの効果+150%)
専用兵種スキル華炎
(技%の確率で、物理には魔力、魔法には力の半分の追加ダメージ)

ソルム王国の王女。紋章士《セリカ》とエンゲージした状態で加入します。

序盤の魔法ユニットとしては非常に重宝する存在で、《セリカ》の力を持って、アーマー系ユニットの露払いになってくれます。この辺りの活躍を見て、終盤まで使われるケースは多いと思います。

問題は成長率の歪さです。魔防と幸運という変な部分が突出しており、後はフラットラインなフロイライン。Lv40になったときには、力も魔力も共に24前後です。

専用クラス《フロラージュ》の兵種スキル《華炎》によって、技%の確率で魔法に力の半分が加算されますが、Lv40時点では《華炎》込みでも魔力27相当の期待値しかないので過信はできません。

同じレベルの物理、魔法のエースアタッカーが35位の数値を持つので、パワー不足はいかんともしがたいです。

物理も魔法も両方構えられるけど、どっちも中途半端な強さ。目立った強みがないので、敵のステータスが高いと陳腐化しやすいです。この辺りは武器1つで改善される可能性もあるのですが、現時点では生かせるものではありません。

《フロラージュ》の素早さ上限が魔法系ではずば抜けて高いので、滅茶苦茶レベルを上げれば強くなりますが、実用的な範囲では無いので考慮しなくても良いでしょう。全ステータスがカンストしてたら強いとは思います。

セリーヌ
項目初期ステータス
(ノーブル(魔))
成長率%
(ノーブル(魔))
成長偏差値成長期待値
(フロラージュ)
成長期待値
(グリフォンナイト)
レベルLv5--Lv40Lv40
HP2250 + 041.042.542.0
735 + 556.123.924.9
魔力925 + 1054.424.118.1
930 + 544.022.629.6
速さ1045 + 554.129.035.5
守備530 + 547.918.617.1
魔防740 + 1060.227.530.5
幸運1150 + 2074.437.235.7
体格45 + 042.66.86.8
合計/平均84310 + 6052.7195.0204.5
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クロエ

評価A
加入4章
個人スキル絵になる二人
(周囲2マスに男女が隣接していると与ダメージ+2)

ゲテモノを食べるのが大好きな天馬騎士。

力以外の初期ステータスがかなり高めで、成長率も全体の中でトップ層に食い込める水準。力は残念な伸びですが、魔力と速さが伸びるので、魔法アタッカーの適正が高いです。

育成においては紋章士《ミカヤ》の指輪を持たせると良いです。上位クラスにあたる《グリフォンナイト》の仕事を早目にするだけで、魔法職に変える素質を継承しつつLv10まで伸ばせます。

《チェンジプルフ》を使って最速で《セイジ》にクラスチェンジした場合、Lv40時点の魔力期待値は32です。トップ層の38には届かないものの、固有スキル《絵になる二人》でダメージが+2されるので、実質34相当の攻撃ができます。

速さが高水準なので《速さの吸収》を取れば追撃も容易ですし、中盤以降は《ベレト》、DLCがあるなら《セネリオ》の指輪を持たせればエース級のユニットです。《絵になる二人》との相性が良いので、《セネリオ》を一番強く使えるユニットだと思います。

また魔法職にしてはHPが多くて打たれ強いので、回避盾も兼任した少し危険な運用にも耐えられます。攻撃力では《セイジ》ですが、素質をフルに活かすのなら《ハイプリースト》や《マージナイト》も候補に上がるでしょう。

足りない力を補填できる《ウォーリア》みたいなクラスとも地味に相性が良いです。

力の成長率の悪さから、普通だったら育成に苦労するユニットなのですが、本作では紋章士というブレイクスルーが追加されたので、その辺りが一気に改善されました。タイミングを逃すとアウトですが、自然と強くなれる逸材だと思います。

クロエ
項目初期ステータス
(ランスペガサス)
成長率%
(ランスペガサス)
成長偏差値成長期待値
(グリフォンナイト)
成長期待値
(マージナイト)
レベルLv6--Lv40Lv40
HP2675 + 563.253.554.0
825 + 1045.122.318.8
魔力435 + 562.122.029.0
1340 + 1056.035.028.5
速さ1355 + 1065.040.834.3
守備530 + 047.916.518.5
魔防925 + 1046.824.826.8
幸運1025 + 1048.725.819.8
体格55 + 042.67.88.8
合計/平均93315 + 6053222.5218.5

ルイ

評価B
加入4章
個人スキル花園の門番
(周囲2マスに女性同士が隣接していると被ダメージ-2)

謎の性癖を発露しているアーマーナイト。真のジェイガン。

序盤から圧倒的な守備力を活かして敵の攻撃を受け止める物理盾のユニットです。力と守備の初期値が高く、また成長率も高いので、強みの部分はずっと強みのまま。

固い、強い、遅い――と呼ばれた時代は昔、今作では《シグルド》の指輪があるので、危なくなったら長距離を移動して間に挟まることができます。重装なので敵からブレイクされる心配もありません。

序盤においては味方ユニット守ってくれる信頼性のあるユニットです。

ただし中盤になると苦手な相手が増えます。魔法、竜のブレスは受けられないので、機能不全になりやすい。

ルナティックでは斧兵の攻撃力が高いから普通に危ないし、逆に《ルイ》の守備が高すぎると敵が攻撃してこないので信頼性がかなり低下します(ルナティックでは敵のAIが変わる)。

クラスチェンジ先は《ジェネラル》か《グレートナイト》か難しいところです。《ジェネラル》で守備に特化させたいところですが、汎用性を考えると《グレートナイト》ですし、DLCで《ヘクトル》の指輪を使うなら斧が使える方が望ましいです。

ルイ
項目初期ステータス
(ランスアーマー)
成長率%
(ランスアーマー)
成長偏差値成長期待値
(ジェネラル)
成長期待値
(グレートナイト)
レベルLv6--Lv40Lv40
HP3075 + 2063.267.864.3
1340 + 1561.736.833.3
魔力00 + 035.11.02.0
1125 + 1038.024.326.8
速さ325 + 032.312.815.8
守備1650 + 3069.946.043.5
魔防120 + 042.39.013.0
幸運425 + 048.713.815.3
体格815 + 563.919.516.0
合計/平均86275 + 8050.6217.0214.5

まとめ

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