MTG: ドラフト攻略「タルキール 龍嵐録」

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ドラゴンと3色部族がテーマであったタルキール次元への再訪となった「タルキール 龍紀伝」におけるドラフトの所感、攻略のまとめです。

例によってカードが一通り揃って、レアコンプに目途が付いた段階での内容になります。

対抗2色をベースとした環境で、意外とバランスが取れているので、ピック時の選択肢が多いです。マルチのカードが強力なので、それを無駄なく採用できる形が理想です。

概要

帰ってきたタルキール氏族

名称メカニズム
ジェスカイ疾風
スゥルタイ相続
マルドゥ応召
ティムール調和
アブザン闘魂

くさび3色を持つタルキール氏族が再び登場し、リミテッドのテーマにも大きく関わっています。

くさび3色は対抗色2組、友好色1組で構成されています。ドラフトでピックする際には、対抗色をベースに構築を考えておき、後から1色を加えると安定します。土地の価値なども含めて、対抗色環境だと考えて良いです。

アグロなら赤白コントロールなら青緑を軸に色を加えた形が最も価値やすいですが、レアの影響が大きいですし、下手に寄せてド三色は安定性に問題が起こります。

MTGアリーナは同卓対戦ではないので、普段の環境なら協調ピックする必要が薄かったものの、今回は流れに合わせてピックする方が勝率が出せる印象です。決め打ちはあんまりよくないです。

マナ基盤の重要性

くさび3色をテーマとしており、マルチカラーのカードが全体的に強いので、マナ基盤の強さはデッキの強さに大きく影響します。

様々な形でマナサポートが提供されているので、色が合っているところは積極的に狙っていきたいです。緑については特にマナサポートが充実しているので、3色以上を狙うこともできます。

以下は比較的に優先度が高いカードの一覧です。

《マルドゥの信奉者》は高速なボロスでも迷わずに採用できる珍しいマナサポーターです。占術2もデッキの安定性に貢献してくれて、白赤軸の勝率に大きく貢献します。

《ジェスカイの碑》と《マルドゥの碑》は5種類あるサイクルカードの一部ですが、どちらも緑が絡まない色であるため相対的に価値が高いです。安定性を上げつつ、後半にはクリーチャーの頭数になってくれます。

主だったアーキタイプ

過去のセット「ニューカペナの街角」と同じ3色環境ですが、そちらが有効色ベースなのに対して、こちらは対抗色がベースになります。対抗2色をベースにデッキを組むことになります。

アグロのボロス、コントロールのシミックという2強状態です。

中心色追加評価概要

(オルゾフ)
B横並べミッドレンジ
長期戦になると脆さがある

(オルゾフ)
Cトークン利用の防御的なデッキ
青緑系に対しての長期戦が不利

(ボロス)
A横並べアグロ
応召を大量に詰め込んだときの爆発力が高い

(ボロス)
B疾風アグロの筈ですが速度不足になりやすい
飛行を採用して長期戦への対策が必要

(イゼット)
B疾風コントロール
ジェスカイではこちらの方が安定性〇

(イゼット)
B調和コントロール
緑が薄いと調和が使いにくいのが欠点

(シミック)
A墓地利用のコントロール
ドローは凄いがライブラリー切れに注意

(シミック)
A調和ランプ
自然と土地が伸びるのでボムを使いやすい

(ゴルガリ)
C+1/+1カウンターの利用
色の持ち味がバラバラなので相性最悪

(ゴルガリ)
B+1/+1カウンターの利用
切削が多いので相続を利用しやすい
アーキタイプ一覧

各色の状況

代表的な横並べ戦略の色で、応召と闘魂を利用します。数を揃えればブロッカーの横からすり抜けるトークンが増えるので、同じく横並びが得意な赤と組んだ特化型が強力です。

ボロスはトップメタを形成する主力カラーです。1ターン目から動き出して、環境随一の速度を発揮します。しますが、マルドゥとジェスカイで打撃力に差がでるので注意。

ドローに優れた色であり、ボムレアのアクセス性、マナベースの安定性に寄与します。何かと大型のクリーチャーが多い環境なので、打ち消しやバウンスも普段より強く使えます

マルチのカードもカードアドバンテージに直結するタイプが多く、メインでもタッチでも役立つ優良カラーです。

《乱動するドラゴンの嵐》はドラゴンを出せば使い回すことができ、序盤の安定性に、後半のマナフラ対策にと強力なエンチャントです。

リミテッド環境の黒では毎度おなじみのパターンですが、除去の強さが本質の色です。

今回はクリーチャーの質が特に悪いので、メインカラーには不向きだと思います。タッチでマルチカードを投入したり、除去の数を増やす道が有力です。

相方が白だと速度重視、青だとアドバンテージ重視になるので、ピック手順によってカードの価値が変動するややこしい立ち位置です。

7勝を狙うならマルドゥ(白赤タッチ黒)になるので、まずはそれを前提にピックしていくのが良いかと思います。

《突撃部隊》はボロスの中核になっているコモンですが、低速なデッキだと殆ど役に立ちません。これが流れてくるようなら、ボロスが開いている可能性が高くなります。

クリーチャーの質に優れ、多色サポート、マナ加速ができるため、環境の中心となっているエースカラーです。特に青と組んでのシミック軸は安定性に優れており、更なる多色化も容易になります。

《アイノクの旅人》は過去だったら3マナくらいのクリーチャーですが、サイズは最小といっても2ターン目に出せるのが強みです。墓地利用が何かと多いので切削も重宝します。

今回のボムレア

マラング川の執政

ドローでも撃てるのですが、やっぱり本体が出てきたときが凶悪です。膠着しやすい環境なので、ダブルバウンスが刺さります。

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