2026年に予定されているユニバースビヨンド4セットの先方「ミュータントタートルズ」におけるドラフトの所感と環境のまとめです。
対抗2色が大前提のセットなんですが、白黒、青赤の2トップを目指してデッキを組むことになります。
隠密の影響で先手がかなり有利で、ブンブンされると押し返せないので、2ターン目からきっちり動けるデッキを作りたいです。
目次
基本要素
対抗2色
前セットの「ローウィンの昆明」では色の配分が混迷していましたが、今回はきっちり対抗色と決まっているので、ピック指針が分かりやすいです。
メタ的にも分かりやすい環境で、白黒の忍者アグロ、青赤のアーティファクトの2大巨頭なんですが、相互に色が被っていないので、流れてくるカードなどを見つつ、どっちが行けそうか探れます。
避難先として白赤、黒緑多色になる場合もありますが、6割くらいで白黒、青赤になるので、隣の色さえ分かれば極端な失敗も起きにくいと思います。
隠密
忍者の多くが持っている起動能力で、ブロックされなかった攻撃クリーチャーを手札に戻すことで、隠密コストで呪文を唱えることができるギミックです。
回避能力を持たない忍者を疑似速攻、疑似アンブロで出せるので、高い奇襲性を発揮します。
先にクリーチャーを展開できる先手側が露骨に有利ですし、後手になったときの対応力が求められます。
軽量な除去、チャンプブロックできる頭数が地味に重要です。重い除去は使い勝手が悪いので、割と評価が下がります。
主だったアーキタイプ
対抗2色の小型セットなので、それ以外の選択肢は基本的にはありません。
| 中心色 | 評価 | 方向性 |
|---|---|---|
(アゾリウス) | C | 基本的には無理 |
(オルゾフ) | A | 忍者の部族アグロ 先手番が非常に強力でトップメタ |
(ボロス) | B | 横並べアグロ |
(セレズニア) | C | 基本的には無理 |
(ディミーア) | C | 基本的には無理 |
(イゼット) | A | アーティファクトコントロール 長期戦になれば強い |
(シミック) | C | +1/+1カウンターの利用。 単体除去に弱いのが問題 |
(ラクドス) | C | 基本的には無理 |
(ゴルガリ) | B | 離脱コントロール マルチへの依存度が高め |
(グルール) | C | 基本的には無理 |
各色の主力
白


小さな孤児の両生種、リタ
(1)(W)
クリーチャー - ミュータント・忍者・海亀
2/1
団結


マイティ・ミュータニマルズ
(2)(W)(W)
クリーチャー - ミュータント・レベル
2/1
このクリーチャーが戦場に出たとき、赤の2/2のミュータント・クリーチャー・トークン1体を生成する。
団結


異次元への追放
(1)(W)
エンチャント - オーラ
エンチャント このオーラが戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。このオーラが戦場を離れるまで、それを追放する。


見習いくノ一、エイプリル・オニール
(1)(W)
クリーチャー - 人間・忍者
2/2
これが戦場に出たとき、占術2を行う。 これは、パワーが3以上であるクリーチャーにはブロックされない。
白黒になるのが理想ではあるものの、白赤でもそこそこ戦えるため、比較的に安定性の見込める色です。どちらもアグロよりのデッキになるので、それを見越した構成を目指したいです。
注目のカードとしては、ほぼレア並の《マイティ・ミュータニマルズ》が筆頭です。隠密との相性も良く、クリーチャーを再展開するたびに大きくなるので、放置すると手が付けられない状態になります。
全体的にアンコモン以上のカードが強く、コモンが弱めな色なんですが、コモンでも《見習いくノ一、エイプリル・オニール》は優秀です。回避能力に占術付きと、コモンらしからぬ能力を持っています。
青


メタルヘッド
(4)(U)
アーティファクト・クリーチャー - ロボット・海亀
4/4
メタルヘッドが戦場に出たとき、アーティファクトやクリーチャーでありこれでない最大1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
{(R)}, これでないアーティファクト1つを生け贄に捧げる:メタルヘッドの上に


ハエボット
(1)(U)
アーティファクト・クリーチャー - ロボット・昆虫
1/1
飛行 警戒 このクリーチャーが死亡したとき、カード1枚を引く。


カメのメカマニア、ドナテロ
(3)(U)
クリーチャー - ミュータント・忍者・海亀
3/4
これが戦場に出たとき、あなたがアーティファクトをコントロールしている場合、カード1枚を引く。


監視亀ラ
(U)
アーティファクト
瞬速 このアーティファクトが戦場に出たか戦場を離れたとき、クリーチャー1体を対象とする。それをタップまたはアンタップしてもよい。 {(3)(U)}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード2枚を引く。
コモンから優秀なカードが揃っており、極端なハズレがアーティファクト関連に優秀なカードが固まっているので、大まかにアーティファクト、あるいはミュータンジェン・トークンが出てくるカードをピックすると良いです。
《メタルヘッド》はアンコモンながらフィニッシャーになりやすいカードで、適当なアーティファクトを生贄に、バウンス付きの速攻、威迫で、一気に相手のライフを削れます。
《監視亀ラ》は場に出たときにタップ、4マナで2ドローしながら更にタップと、時間稼ぎに優れているので、大型のクリーチャーを展開してくる相手に強いです。
青赤のマルチがかなり強いこともあり、白黒に追随する原動力となっています。
黒


悪夢のビーバー
(B)
クリーチャー - ビーバー・ナイトメア
1/1
飛行 このクリーチャーが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。占術1を行う。


スプリンター、ハマト・ヨシ
(1)(B)
クリーチャー - ミュータント・忍者・ネズミ
1/3
隠密{(B)}
威迫
あなたがコントロールしていてこれでないすべての忍者は


家族との死別
(1)(B)
インスタント
マナ総量が3以下であるクリーチャー1体を対象とする。それを追放する。


シュレッダーの誕生、オロク・サキ
(2)(B)
クリーチャー - 人間・忍者
3/1
隠密{(1)(B)} これがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。
リミテッドだと本当に悪夢になる《悪夢のビーバー》がずば抜けて強いです。
ビーバーと《シュレッダーの誕生、オロク・サキ》のようなコモンの隠密が複数あれば、継続したドレイン、占術、回避能力の付与と、白黒忍者の勝率を大幅に向上させます。
忍者のロードである《スプリンター、ハマト・ヨシ》も強く、明確に白黒で組んだときにこそ最大の能力を発揮できる色となっています。
除去も強力なんですが、4マナの《アンチョビとバナナのピザ》あたりは速度的に間に合わないことも多く、できるだけ軽量なものが優先されます。
赤


即席ヒーロー、ケイシー・ジョーンズ
(1)(R)
クリーチャー - 人間・狂戦士
2/1
速攻 これが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見る。「その中からアーティファクト・カード1枚を公開し、あなたの手札に加える。」を選んでもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。


ピリ辛オートミールピザ
(2)(R)
アーティファクト - 食物
このアーティファクトが戦場に出たとき、1つを対象とする。これはそれに4点、あなたに3点のダメージを与える。 {(2)}, {(T)}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:3点のライフを得る。


マンホールミサイル
(1)(R)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。マンホールミサイルはそれに3点のダメージを与える。あなたの手札にあるカード1枚をあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。そうしたなら、カード1枚を引く。


マウサー製造工場
(1)(R)
アーティファクト
このアーティファクトが戦場に出たか戦場を離れたとき、無色の1/1のロボット・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。 {(4)(R)}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。これはそれに3点のダメージを与える。
今回の赤はアーティファクトが強い色であり、ピックするならアーティファクト、軽量な火力を優先したいです。
《マウサー製造工場》は1/1を出すだけですが、長期戦になると火力として使えるのが強みで、ぱっと見たときの印象よりも大分強いです。青赤では特に重要なパーツですが、白赤でも数を増やしつつ、終盤のブロッカー排除に利用できます。
白赤と青赤ではデッキの方向性が大きく異なるものの、小型のアーティファクトをばら撒くという基本は同じなので、意外と潰しが利く色ではあります。
緑


食料配達人
(1)(G)
クリーチャー - 人間・市民
1/2
このクリーチャーが戦場に出たとき、「あなたのライブラリーから食物・カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。これによりカードをあなたの手札に加えないなら、食物・トークン1つを生成する。


ミュータントの親友、ミケランジェロ
(2)(G)(G)
クリーチャー - ミュータント・忍者・海亀
4/4
あなたがコントロールしていてカウンターが置かれているすべてのクリーチャーは、2体以上のクリーチャーにはブロックされない。 これが戦場に出るか攻撃するたび、ミュータンジェン・トークン1つを生成する。


新型ヌンチャク
(2)(G)
アーティファクト - 装備品
この装備品が戦場に出たとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。これをそれにつける。そうしたとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。装備しているクリーチャーはそれと格闘を行う。
装備しているクリーチャーは


カエルの執事
(1)(G)
クリーチャー - カエル・スピリット
1/1
接死 {(T)}:好きな色1色のマナ1点を加える。 {(2)}:ターン終了時まで、このクリーチャーは到達を得る。
今回、ベストデッキを目指すなら白黒、青赤なので、すっかり蚊帳の外になっています。
緑の大型生物は白、黒の単体除去に弱く、回避能力や横並べで簡単に突破されるので、一方的に押し込まれる展開になりがち。青赤には意外と強いのですが、相応の完成度が必要になります。
例によって多色化の担当なので《カエルの執事》や食物を利用し、各色のボムを積極的に採用したいですが、《グルメの魔術師、ピザフェイス》などが参入の目安でしょうか。
今回のボムレア
スタンダードが高速化しすぎて、リミテッド番長みたいなカードが増えた気がします。
ちなみに、リリース当初のMTGアリーナでは、レアと神話レアの出現率が逆になっていたバグがあり、神話をぶつけ合うトンデモナイ環境になっていましたが、現在は修正されています。
ライオンクイーン、サリー・プライド

ライオンクイーン、サリー・プライド
(3)(W)(W)
クリーチャー - 猫・ミュータント・レベル
2/4
これが戦場に出たとき、赤の2/2のミュータント・クリーチャー・トークンX体を生成する。Xは、あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャーの数に等しい。
これが攻撃するたび、あなたがコントロールしている各クリーチャーの上にそれぞれ
《マイティ・ミュータニマルズ》の時点で強いのに、それがレアになったかのような伝説のクリーチャーです。
ちょっと膠着したところに出すと、3~4体の2/2を引き連れてきて、返しで除去されなければ、トークンに+1/+1カウンターをばら撒けます。
生み出すクロックが洒落になってないので、割と1枚で勝てるレベルのカードです。
トラブル解決コンビ、ドニーとレオ

トラブル解決コンビ、ドニーとレオ
(3)(W/U)(W/U)
クリーチャー - ミュータント・忍者・海亀
4/6
警戒 あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしているアーティファクト最大1つを対象とし、あなたがコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。それらを追放する。その後、それらをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
毎ターン、クリーチャーとアーティファクトをブリンクできるシステムクリーチャーです。
青赤で使うと最良で、《マウサー製造工場》をブリンクすれば1/1が2体ずつ増えていきますし、毎ターンドローなり、毎ターン+1/+1カウンターなりが置けます。
本体が4/6警戒なのも頼もしく、取り敢えずでピックしても強いです。
ハクティビスト、エイプリル・オニール

ハクティビスト、エイプリル・オニール
(3)(U)
クリーチャー - 人間・科学者
1/5
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが唱えた呪文の中のカード・タイプ1種類につき1枚のカードを引く。
自分が出たときに1カウントするので、マナが寝ている状態で出せば、取り敢えず1ドローできるクリーチャーです。
場に残れば、毎ターン1毎はドローできますし、ドローがドローを呼んで、巨大なアドバンテージ差を形成してくれます。
シングルシンボルでタッチしやすいのも利点であり、どんなデッキでも採用する価値があります。



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