タイタンフォール2に登場するブーストの詳細と評価です。この投稿は前サイトの投稿に加筆修正……と思っていたら、結構変わっていてほぼ書き直しという罠……。
目次
ブーストとタイタンゲージ
- 青バー:固定ゲージ
- 黄バー:一時ゲージ(デスでリセット)
ブーストはタイタンメーターと連動したアビリティ群で、タイタンメーターを一定量溜めることで使えるようになります。下記は消耗戦におけるコアメーターの加算量です。
項目 | 固定 | 一時 |
---|---|---|
パイロットキル | 5% | 10% |
パイロットキル アシスト |
5% | 0% |
ミニオンキル | 1% | 3% |
タイタンメーターにはデスしても喪失しない固定ゲージと、デスすると全損してしまう一時ゲージが存在し、短時間の間に稼ぎきるプレイング、死なないプレイングが重要になりました一時ゲージ込みで指定ポイントまで届けばブーストは獲得でき、タイタンも呼べるようになります。
ブーストにはタイタンゲージを最大まで溜め損ねたときの保険的な側面もあり、リカバリー能力の大小が使い勝手に影響してきます。例えば65パーセントのスマートピストルまで繋げられれば、デスして一時ゲージを失っても、ミニオン狩りでタイタン最速をまだ狙えます。
ブースト一覧
名称 | 効果 | コスト |
---|---|---|
強化武器 | 武器の性能を強化 | 80% |
ティック | 自爆ドローンを2つ呼び出せる | 65% |
パイロットセントリー | 対人用自動タレット | 72% |
マップハック | 7.6秒間、敵の位置を探査して、強調表示する | 70% |
緊急バッテリー | バッテリーを取り出す | 80% |
レーダージャマー | 一定時間ミニマップをジャミングする | 40% |
タイタンセントリー | 対ロボ用自動タレット | 35% |
スマートピストル | 敵をロックして攻撃できる万能ピストルをセカンダリに装備 | 60% |
フェーズリワインド | フェーズシフトして位置を戻す | 25% |
ハードカバー | 巨大な盾 | 20% |
ホロパイロット・ノヴァ | ホロパイロットがいっぱい | 40% |
ダイスロール | ランダムブースター | 50% |
コストいかんに関わらず、タイタンビルドまでに一つしか獲得できず、タイタンビルド後は呼び出したタイタンが壊れるまで再獲得できません。20%のハードカバーならば、タイタンビルドまでに4つ取得とかはできません。
コストの低さによるアドバンテージが序盤のテンポのみなので、長期的に効果を及ぼす重量級の方が強いし安定します。前作タイタンフォールだと消耗戦のリミットが300点だったので、序盤のテンポが勝利に直結することもあったんですが、タイタンフォール2はゲームスピードが大分落ちたので、多少コストが掛かっても爆発力のある方がゲームメイクしやすいです。
お勧めブースト
以下の四つです。
- 強化武器
- スマートピストル
- 緊急バッテリー
- マップハック
強化武器
手持ちの武器全てのダメージ量が30秒間強化されます。パイロット同士の撃ち合いが有利になり、タイタンへの打撃力も伸びて、タイタンメーターを溜めやすくなります。
時間制限の追加、強化幅の縮小と、ブーストでは露骨に弱体化を受けている代表格ですが、それでも依然存在感を持っています。
対人攻撃のダメージ上昇幅はおよそ40パーセントです。
R-201Cを例に取ると、通常時のダメージは50-24ですが、強化されると70-36になります。近距離は4発キルから3発キルに、超遠距離は9発キルから6発キルになります。
またタイタンへの攻撃力は+100パーセントちかく強化されるので、対タイタン用に温存するのも手です。サンダーボルトとの相性が悪いことが欠点ですが、チャージライフルや、サイドワインダーと組み合わせると強力です。
ちなみにオルタネーター、クレイバー、DMRは、BTK(キル確定弾数)が変化しないので、相性が悪いです。
スマートピストル
項目 | スマートピストル |
---|---|
発射形式 | セミオート |
ダメージ | 80 - 80 |
クリティカル倍率 | 1x |
減衰開始点 | 0m |
減衰終了点 | 32m |
発射レート | 480 RPM |
装填数 | 12 |
リロード時間 | 1.45s + 0.04 |
腰だめ精度 | 2.5 - 4.5 |
ADS時間 | 0.2s |
Sprint out | 0.25s |
最小キルタイム | 0.250s |
最大キルタイム | 0.250s |
自動ロックの機構が付いた特殊なハンドガンです。
過去作にも登場した武器ですが、今作ではブースト枠に移動し、且つロック中に警告がでるようになりました。奇襲性能が大きく下がったわけですが、その代わり基礎性能は前作より優遇されており、ロックが素早く、且つ有効射程が長くなっています。
画面の中央に敵兵を捉えているとロックが進み、命中率100%の攻撃を仕掛けます。ロックに要する時間は距離によって減少し、今作では32メートルで最低値になります。
対象 | 体力 | キル必要弾数 | ロック基本値(0m – 32m) | ロック時間合計 |
---|---|---|---|---|
パイロット | 200 | 3 | 0.3s – 0.4s | 0.9s – 1.2s |
兵士 | 100 | 1 | 0.1s – 0.15s | 0.1s – 0.15s |
スペクター | 200 | 2 | 0.1s – 0.15s | 0.2s – 0.3s |
ストーカー | 500 | 4 | 0.1s – 0.15s | 0.5s – 0.75s |
初代タイタンフォールにおけるスマートピストル最大の長所はミニオン狩り効率の良さだったんですが、本作ではどちらかというと対人兵装向け。興奮剤と組み合わせた三角飛びからの急襲は凶悪です。
ロックによる攻撃以外でもADSして普通に使うこともでき、その場合は全距離3HKのハンドガンになります。精度が劣るのでG2A5の代わりにはなりませんが、遠距離でもR-201C位の強さがあります。
多少マップを選ぶものの、ウォールランの使いやすい地形だと他を寄せ付けません。初期のバランスではパイロットvsパイロットや、ライブファイア限定な部分がありましたが、様々なバランスチェンジの結果、今はどのルールでも使えるブーストです。
予備バッテリー
どこからともなくバッテリーを取り出すブースト。
自身がタイタンに搭乗する際に使うか、味方のタイタンに挿してビルドタイム短縮を狙います。溜め込むという手段もありますが、あんまりリターンがないし、使わなかった性で盤面が不利に傾いてテンポを損失する危険が高まるので、あんまり効果的ではないと思います。
自身のタイタンに挿す場合、シールド2500ダメージ分と、コアゲージ20%分を付加。タイタンキットのオーバーコアと組み合わせることで、初動から40%分のコア蓄積を実現できます。
味方タイタンに挿した際のビルドタイム短縮は35%で、どちらも即効性が高いことが魅力。
タイタンの重要度が高いゲームなので、それを補助できるのは大きなメリットとなっています。
自身のタイタンに刺す場合、もっとも効果的なのはローニンで、次はイオンかトーンでしょう。ローニンはソードコアの能力が非常に高く、攻撃力に加えて回避能力も上がるという強力な性能になっています。コアの1発が重いタイタン向けです。
モナークはアップグレードコアへのアクセスは速くなるものの、肝心のコアアビリティには瞬発力が欠けているので実は向いていません。長期的に生き残って、入れ替わり立ち替わりしている味方タイタンを補助することがモナークの仕事なので、短期決戦タイプの予備バッテリーとはちょっと噛み合ってない気がします。
マップハック
2秒毎に敵の位置をミニマップに表示、透過するシンプルなブースト。
スイープは4回発生します。
弱体化前はもっとスイープ回数が多かったので優秀でしたが、今となっては過去のできごと。弱体化されて選外になっていましたが、ライバルだった強化武器が大きく下方修正されたので、再び日の目を浴びるようになりました。
前作だとバーンカードで、「あなたは死なない」と書いてあるものでしたが、まぁバランスブレイカーでした。
その他のブースト
ティック
走る殺人ドローン。投擲した二つのドローンがパイロットを追尾して爆発します。
が、決定力が致命的に欠けています。機動性の高いゲームでよちよち歩いてくるだけなので、室内での戦闘でなければまず当たりません。野良だと適当に投げている人が多いですが、基本的には追加のグレネードとして使うべきじゃないでしょうか。
ただし、盤面への影響力は殆ど無いです。タイタンに対してはかすり傷程度のダメージなので、パイロットvsパイロットでもないと、選択肢としてはかなり弱いです。そしてパイロット vs パイロットなら、スマートピストルの方がお手軽で強いという……。
パイロットセントリー
耐久力600ヘルス、稼働時間1秒の対人用オートセントリーガンを設置します。
対人用とはありますが、タイタンにも攻撃します。タイタンに対しては決してDPSが高いとは言えませんが、対人用としてはそこそこの牽制能力を持っています。射程は思いのほか長いので、見通しの良い場所に仕掛けると効果的です。
パイロットセントリーの攻撃はパイロットには50ダメージ、タイタンには倍の100ダメージ。発射レート600RPMなので、パイロットキルは最速0.3秒なんですが、とんでもなく高精度で攻撃してくるため、正面に飛び出したらまず死にます。
とはいえ、効果がある相手には効きますが、効かない相手にはほぼ通用しません。オート系の必然として、人が操るような器用さ、応用性がなく、また位置を変えることもできない。
セントリーの本体は装甲判定を持っていて、パイロット武器からのダメージを半減させるので、よもや600ヘルスとは思えない耐久力を持ちますが、サンダーボルトを撃たれるとあっさり壊されます。
タイタンが出始めると尚更壊されやすくなるので、不利な局面を打開するようなポテンシャルは見込めないです。
賞金稼ぎなら、ミニオンの降下地点にセットすることで狩りの効率が上がるので、少しだけ効率的になりますが、使っていて強いとは思いません。パイロット vs パイロットでも、ルール的に動く必要性が薄まるので、種が割れている相手には通用しないと思います。
レーダージャマー
ミニマップを8秒間阻害するブースト。
相手の情報を減らせるので効果自体は悪くないですが、効果時間が短い。ひとえにそれに付きます。より攻撃的なマップハック優先で良いでしょう。
タイタンセントリー
耐久力1200ヘルス、効果時間1分のタイタン攻撃用のオートタレット。
パイロットセントリーの上位版ではなく、タイタン攻撃しかできない廉価版。発射する光弾の見た目からして、攻撃力はリーパー相当だと思われます。要するに貧弱、貧弱ゥ!
先に述べたとおり、ブーストのコストが軽くても、タイタンビルドまでに複数回のブーストが獲得できるわけではありません。また最速で置きたいものでもないし、敵がタイタンを出すまで温存したら、盤面を制圧するチャンスを捨てたようなもの……。
リカバリーに使おうにも、そのときなら強化武器の方がダメージソースたり得ますし、最弱ブーストのひとつだと思います。
フェーズリワインド
フェーズシフトの亜種。位置情報がリセットされる機能付きで、元居た場所に自動的に戻ります。フェーズシフトより優れている部分は、高所から飛び降りた場合でも戻れることと、ステルスなしでも足音で出現位置がばれないことでしょうか。
最大の欠点は使い切りであるという点。ビルドゲージの加算の半分がデスによって消失する一時ゲージになった関係で、まったく意味がないとは言えないものの、使い切りで一時的な影響力しか発揮しないというのが欠点です。
コストが低いだけで影響力が低すぎるブーストの一つ。ちなみに長時間同じ場所にいると、その場で再出現します。
ハードカバー
巨大な増幅壁みたいなブーストなんですが、増幅壁の重要効果である武器性能の上昇が掛かりません。なので増幅壁の方が基本強い。増幅壁にパワーセル、戦術キルで気にならないレベルで連打できるため、その保険としても弱すぎるレベル。
バリアが半周くらい覆ってもバチは当たらないと思います。
ホロパイロット・ノヴァ
ホロパイロットを大量に繰り出します。コストは軽いですが、使い切りであることがネックなのはフェーズリワインドと同様。コストが重くても長期的に影響の残るものの方が強いというのは、ある種の必然。
おまけにフェーズリワインドと違って、元になった戦術アビリティも微妙過ぎるホロパイロットなので、尚更使い道がない。
ダイスロール
運任せだけど、もしかしたら低コストで強化武器、パイロットセントリー、スマートピストル辺りが出せるかもしれないというブースト。50パーセントの以上のコストを持つ、ティック以外のブーストが出れば損ではないですが、やっぱり確実性に欠けるのが問題。いざ低コスト系が出たらと思うと、最初から当たり枠のブーストを装備する方がベターです。
発動コストが32パーセントから50パーセントまで下方修正されていて、それまではライブファイアで猛威を奮っていました。1キルで出せて、スマートピストルや強化武器を引ければ相当強かったので……。今は2キル必要なので、最初からスマートピストルを使う方が良いです。
スマートピストルが2回も登場してて草
前サイトの元記事の部分が残ってました(テヘペロ