メトロイド ドレッドに登場する代表的なバグと、それを用いたシーケンスブレイクのまとめです。今後もワラワラ増えていくと思うので、比較的に使い道が広そうなものに絞り、簡単なものから並べています。
開発側の意図しない仕様やバグを意図的に使っているので、良いか悪いかで言えば悪いよりですし、ゲーム進行に何かしらの不具合が発生する可能性もあります。
グリッチを利用しない早期ルートについては別項目を参照してください。
目次
サムス無敵化(修正済み)
あまりに汎用性が高い無敵化。
本件につきましては、意図せず発生する可能性もあり、発生した場合は本来の『メトロイド ドレッド』の遊びかたとは大きく外れたプレイ体験となってしまうため、修正する判断をしました。
公式

- モーフボール(
) - E.M.M.Iゲートに向かって進む(
) - モーフボール解除(
)
E.M.M.Iゲートに向かってボール状態でコロコロ進み、ゲートに接触すると同時にボールを解除します。E.M.M.Iゲートから少し押し返されるのが成功の合図。次にE.M.M.Iゾーンのゲートを潜るか、特定のムービーシーンに入るまでサムスが無敵になります。
サムス側からの攻撃は通るので、無敵の状態で強敵とも戦えます。E.M.M.I相手にも無敵なので、E.M.M.Iゾーンに侵入してから使えば、その先でE.M.M.Iに接触しても掴まることがありません。
スーツの性能不足で受ける各種の環境ダメージも無効化されます。ノーマルスーツや、バリアスーツの状態で溶岩の中でも平気だし、スーツの性能が条件になっているシーケンスブレイクを更に破壊できます。
これを応用したグリッチとして、無敵状態でE.M.M.Iにメレー攻撃を当てて、サムスの向きをおかしくするものがあります。普通だったらE.M.M.Iに捕まった時点でイベントに入るのですが、サムスが完全無敵なのでそれも起きない。E.M.M.Iが壁に接触した状態でメレーをぶつけると、サムスがZ軸に移動できるようになり、どこでもシャインスパークが撃てたりしました。
水中ボムジャンプ
タイミングさえバッチリなら、垂直方向にどこまでも登っていけるボムジャンプ。ただし水中では設地していないとボムで跳ね上がりません。
水中ボムジャンプはそんな仕様を無視して、水中でも2段ボムジャンプができるグリッチです。
やり方
- ボムジャンプしてボール解除
- 水中でボムジャンプ(
+
) - 飛び上がったときにボール状態を解除する(
)
- 水中でボムジャンプ(
- 立ちジャンプしてボムを置く
- ジャンプ(
) - モーフボール(
) - ボムを置く(
) - ボール状態を解除(
)
- ジャンプ(
- ジャンプしてモーフボール
- 立ち上がった状態で再度ジャンプ(
) - モーフボール(
)
- 立ち上がった状態で再度ジャンプ(
工程の最後でボムの爆風に当たると、浮かんでいる状態でもボムジャンプします。
原理を推測しますと、水中におけるサムスのアクションが例外処理で記述されているのだと思われます。
大工程の2番目が詰まるところなので、まずはそこだけを練習すると良いです。
早期アイスミサイル
| 条件 | スーパーミサイルを入手したあと |
| 場所 | ガヴォラン |

バルエニアからやってきて、初めてガヴォランに侵入してきたとき、図の位置で折り返してE.M.M.Iゾーンに突入するのが正規ルートですが、これを水中ボムジャンプで強行突破します。

壊れやすいキノコは連続ジャンプがなくても登れます。すぐにE.M.M.Iゾーン上層に突入するので、アイスミサイルの入手になります。
早期スクリューアタック
| 条件 | スペースジャンプの入手 |
| 場所 | フェーレニア → XXX → アルタリア |
スクリューアタックの早期アクセスルートは複数ありますが、グラビティスーツなしで取る場合には水中ボムジャンプが必要になります。凍結イベントが起きる前のアルタリアに向かってスクリューアタックを確保します。
なお水中ボムジャンプの会得の他にも、スペースジャンプを入手している必要があります。

まずはアルタリアの最深部にある寒冷エリアを強引に突破し、スクリューアタックの近辺まで進みます。この寒冷エリアは比較的に短いので、継続ダメージで落命する危険は高くありません。
隠しボムブロックを破壊して下図の位置まで来たら水中ボムジャンプを使います。


崖に掴まることができたら、スペースジャンプの連続ジャンプを利用して右の崖へと移動します。ただし、そのままでは高度が足りずに崖に掴まれません。右側の崖際まで来たら、左右に連続ジャンプを繰り返して高度を稼ぐ必要があります。
連続ジャンプをするときは、ゆっくりめに
入力するのがコツです。入力が速すぎると高度がジリジリと下がっていき、やがては水に沈んでしまいます。水面にサムスの体が少し沈むくらいにテンポを落とすと成功しやすいです。私みたいにせっかちなタイプは、大抵入力が速すぎたりします……。
右側の崖に掴まることができれば、あとは道筋にそって移動するだけです。スクリューアタックを持っている鳥人像の真下で再度水中ボムジャンプを使います。


なお、帰り道についても工夫が必要です。バエルニアに繋がる道はまだ通ることができません。回復ステーションの下を抜けて帰ることになりますが、ここでも水中ボムジャンプが必要になる場合があります。
1度だけなら回転する床のところを飛び越え、左から右に走ってシャインスパーク待機で突破できますが、それが失敗した場合は、後の画像のように水中ボムジャンプ+壁キックで強引によじ登る形になります。
スライディングジャンプ貫通ビーム
- スライディング(
) - ジャンプ(
) - ビーム発射(
)
非常にシンプルな工程ですが、ビームを発射するときサムスが目標を正面に捉えていないと失敗します。スライディングは適当で良いのですが、ジャンプ後の射撃タイミングがすごく大事です。
成功が1フレーム前後しかないので目視で止めるのは不可能。場所ごとにジャンプの高さも変わってくるので、何度も繰り返して体感でタイミングを覚える他なさそうです。
E.M.M.Iスキップ
| 条件 | – |
| 場所 | アルタリア |
図の壁を破壊するときに貫通ビームを使うことで、E.M.M.Iとの初遭遇イベント部分を丸ごと飛ばせます。これによって挿入されるイベントシーンなどをカットできます。

壁の向こうに見えている肉腫に対して、貫通ビームを4回当てると達成です。ただし地形の崩落に巻き込まれると即死になるので、4回目の貫通は射撃位置を調整する必要があります。


狭い部分で試すときは、ジャンプ後に大体5F~6Fくらいで射撃すると成功します。広い部分で試すときは、ジャンプ後に大体11Fくらいです。ぶっちゃけ感覚で覚える根性が一番大事かも。
早期ファントムクローク
| 条件 | – |
| 場所 | アルタリア |
チャージビーム、スパイダーマグネットを無視して、ファントムクロークを取得できます。
結局、チャージビームもスパイダーマグネットも必要になるので、あんまり意味はないのですが、相当にアイテムが限られた状態で最初のボス「コルピウス」と戦うことができます。

スライディングで足場から飛び出して、反転ジャンプしながらビームを撃ちます。大体10Fくらい後で射撃すると上手くいきます。

天井を破壊して右に進むと、コルピウスと戦うことができます。なお開発が予定した挙動ではないので、この方法で倒してしまっても、後々に背景で動き回るコルピウス姿が見えたりします。
また上記の場所を左に進んでE.M.M.Iゾーンに入ってしまうと、本来は一方通行なので壁にめり込んで即死します。
ドロギーガスキップ
| 条件 | – |
| 場所 | バルエニア |
ボス「ドロギーガ」との戦闘を回避して先に進むことができます。

進路どおりに進んで、回復ステーションのある場所です。壁の向こうに肉腫が見えているので、それをチャージビームの貫通グリッチで破壊を狙います。

大体6Fくらいで射撃すると貫通しますが、射撃角度の問題で攻撃が外れやすいです。上段にある回復ステーションの位置から、別の手段で貫通を狙うという手もあります。
スライディングターン貫通ビーム
数ある壁抜きの一つ。
- 壁に向かってスライディング(
) - サムスの向きを反転(
) - 更に反転(
) - ビーム or グラップリング発射(
)
スライディングでビームを貫通させたい壁にめり込み、高速で左右に反転してからビームを発射します。すると壁にめり込んだ銃身から出たビームが壁を貫通して奥の目標に当たります。

サムスの向きを変える動作を素早くやるのが成功のコツです。最初のスライディングから10F以内にターンを決めて射撃しないといけません。
上記で挙げたドロギーガスキップなどで活用できます。
また同じ方法でグラップリングビームを貫通させることもでき、本来なら1方向からしか開けることのできないグラップリングビームブロックを反対側から開けられます。
モーフボール貫通ビーム
数ある壁抜きの一つ。
- メレーアタック(
) - フリーエイムモードに切り替え(
) - 角度を調整しつつビームをチャージ(
長押し) - モーフボール(
)
ボールに変形すると同時に溜めていたビームが勝手に発射されるのですが、その際にサムスの銃身が地面にめり込んでいると、発射されるチャージビームが床などを貫通します。
射角などが制限されるのですが、ところどころで使い道が出てきます。
早期スペースジャンプ
| 条件 | アイスミサイルを入手したあと |
| 場所 | フェーレニア |
ボール変形による貫通の代表的なパターン。他のバグも併用されていると見られますが、攻撃が通ること自体はモーフボール貫通ビームによるものです。

フェーレニアに侵入したあとで、図の位置でボール貫通を狙います。フリーエイムで真下を狙うのではなく、微妙に角度を付ける必要あり。射角さえ正しければビーム貫通はするのですが、何やら怪しい条件によって腫が破壊されない場合が出てきます。


その場合、壁に張り付いているイソギンチャクだけに弾が当たって失敗するので、モンスターを倒してしまった場合にはエリア切り替えなどでイソギンチャクを復活させる必要があります。
肉腫の爆破を成功させるには射撃のタイミングが重要で、イソギンチャクが触手を広げた瞬間にビームを撃つと成功しやすいです。
床すり抜け
シャインスパーク待機状態にて、
- グラップリングビームを待機(
ホールド) - 壁に向かってスライディング(
) - 同時にフラッシュシフト(
) - その場で反転入力(
) - シャインスパーク発動入力(
) - 斜めにグラップリングビームを発射(
+
)
フラッシュシフト+スライディングで壁に埋まり、シャインスパークの不発で床に埋まる。そしてグラップリングビームを射出する勢い?で床をすり抜けます。
失敗すると床に埋まって即死します。
取得難易度が高い割にあんまり使いどころがないけれど、場合によっては使うかもしれない……。これを使ってオメガキャノンを外部に持ち出すこともできます。
カメラロック
複合的な条件が重なって発生するバグ。
- 早期コルピウス戦に挑む(参考)
- コルピウス戦でチェックポイントからやり直すを選んでロード
- チャージビームを取得
- 再度コルピウス戦に挑む
- コルピウス戦でチェックポイントからやり直すを選んでロード
- 再々度コルピウス戦に挑む
- コルピウスを倒す
- 該当地点で甲殻類を倒す
- エリア移動でイベントを起こす
恐らくフラグ処理がおかしくなって、1度しか発生しない筈のメレーカウンター履修イベントが再発しているのだと思われます。しかしイベントで倒される筈の敵がすでに死んでいるので、うまくイベントが終了せずにカメラ位置が元に戻らない。
この間はカメラが一切動きませんが、扉の開閉状態が読み込まれない、エリアダメージが読み込まれないなどで無茶な移動ができます。できますが何も見えないのでマップを丸暗記しないと動けません。
画面を戻すのにシャインスパークが必要なので、迂闊に発生させるとチェックポイントからロードになります。





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