ほぼ同時期にフォートナイトの新シーズンが来て遅れに遅れてましたが、取りあえず期日までにある程度は回した分での所感です。
前セット「ファイナルファンタジー」から一転してレアゲー感が薄れており、しっかり盤面を構築してアドバンテージを稼ぎながら勝ち切るというミッドレンジ戦略が強いです。
単発のシナジーは考慮する必要はあるものの、単純に強いコモン、アンコモンを集めるのが良いです。
目次
概要
ベーシックな環境
前回のファイナルファンタジーが前代未聞のボムレアゲーで、ピックの時点で伸るか反るかの運ゲーになっていたわけですが、今回は無難なピックで十分に戦えます。
良く言えば王道、悪く言えば地味なんですが、同卓対戦ではないMTGアリーナでは、プール違いの格差マッチが軽減されるので、健全化しているのは間違いありません。
特殊枠で土地がかなり混ざっているので、レアカード同士の差は大きめですが、アンコモンとのパワー格差は控えめで、1枚でゲームが決まるようなカードも少ないです。
素直にアドバンテージを稼げるカードの価値が高くなります。
除去の重要度もそこまで高くないので、色が合わない除去を無理に取る必要もないですし、デッキの周り方を重視して、クリーチャー主体にピックする方が安定します。
土地基盤が弱い
ここ最近のドラフト環境の中では土地基盤が弱く、多色化すると勝率が大きく下がる傾向があります。
有力なボムレアもマルチ、ダブルシンボルと色が濃いケースが多く、色があっていないカードを迂闊に投入できない環境になっています。
例外は着陸船トークンを多数確保できる緑軸のデッキなんですが、それ故に有人ドラフトでは一番人気になっており、対応したカードをピックするのが難しくなっています。
着陸船トークンは《不屈の自然》の能力を持ったトークンアーティファクトで、好きな土地を探しつつ、自ターンからのマナ加速に繋がります。

銀河の旅人
(2)(緑)
クリーチャー - 人間・スカウト
3/3
このクリーチャーが戦場に出たとき、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


バイオメカンの技師
(緑)(青)
クリーチャー - 昆虫・工匠
2/2
このクリーチャーが戦場に出たとき、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)(8):カード2枚を引き、無色の2/2のロボット(Robot)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。


不屈の屑鉄ボット
(3)
アーティファクト・クリーチャー - ロボット
3/1
このクリーチャーが戦場に出たとき、すべての対戦相手の墓地を追放する。着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


サンスターの領土拡張論者
(1)(白)
クリーチャー - 人間・騎士
2/3
このクリーチャーが戦場に出たとき、対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)上陸 ― あなたがコントロールしている土地1つが戦場に出るたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。

宇宙船は慎重に
搭乗のバリエーションとして配備が登場し、配備を持つ宇宙船のアーティファクトが多数収録されています。指定のパワー分だけクリーチャーをタップすると能力を発揮します。
配備を持つ宇宙船は膠着状態になったときのフライヤーになってくれますが、重たい宇宙船はテンポ的にマイナスになりやすく、不利な状況では出しにくい側面があります。
クリーチャーの頭数が足りない状況では良く機能不全になり、クリーチャー化したところに除去を喰らうと致命傷になりかねない状況も多々あるので、迂闊に配備できない状況も多々あります。
デッキ内のクリーチャーとして素直にカウントできないので、採用するにしても少数精鋭にした方が良いです。

ピナクルの突撃艇
(7)
アーティファクト - 宇宙船
7/7
この宇宙船(Spacecraft)が戦場に出たとき、クリーチャー最大1体を対象とする。これはそれに10点のダメージを与える。配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積(charge)カウンターをこの宇宙船の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。7個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)


未発達の偵察着陸船
(2)(緑)
アーティファクト - 宇宙船
3/3
この宇宙船(Spacecraft)が戦場に出たとき、土地や着陸船(Lander)である1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーから基本土地カード最大2枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積(charge)カウンターをこの宇宙船の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。7個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)


ウスロスの探査船
(3)(青)
アーティファクト - 宇宙船
4/4
この宇宙船(Spacecraft)が戦場に出たとき、カード2枚を引き、その後、カード1枚を捨てる。配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積(charge)カウンターをこの宇宙船の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。8個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)


不吉な墓標船
(2)(黒)
アーティファクト - 宇宙船
3/2
この宇宙船(Spacecraft)が戦場に出たとき、カード3枚を切削し、その後、あなたの墓地からクリーチャーや宇宙船であるカード1枚をあなたの手札に戻す。配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積(charge)カウンターをこの宇宙船の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。8個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)

主だったアーキタイプ
緑軸の多色 or 純粋2色という構図になると思います。
緑が一番人気なのは間違いないですが、強さがそれに見合っているかと言われると怪しいところがあり、無理に寄せるよりは受け身に色を決めた方が良いです。
中心色 | 評価 | 方向性 |
---|---|---|
![]() ![]() (アゾリウス) | B | テンポアグロ 1ターンに2回の呪文を唱えたい |
![]() ![]() (オルゾフ) | B | 軽量サクリファイス 横並べが板 |
![]() ![]() (ボロス) | C | 生存者2誘発 致命的にパワー不足 |
![]() ![]() (セレズニア) | B | +1/+1カウンターの利用 爆発力はあるけれど不安定 |
![]() ![]() (ディミーア) | B | アーティファクト軸のコントロール |
![]() ![]() (イゼット) | C | アーティファクトの利用 パーツが揃うか運次第 |
![]() ![]() (シミック) | A | 着陸船ランプ アンコモン以下でも長期戦につよい |
![]() ![]() (ラクドス) | B | 表向きはヴォイド特化 実際には除去コントロール |
![]() ![]() (ゴルガリ) | B | リアニメイト軸が不発になりやすい 緑ランプとしては他色優先か |
![]() ![]() (グルール) | B | 着陸船ランプ シミックに比べてドローが弱いのが玉に傷 |
各色の状況
色単体のバランスはかなり良好な方ですが、赤だけ1人負けの状態なので、参入する際には注意が必要です。
緑
着陸船トークンを生み出すカードが多く、久遠の終端における人気カラーです。流れてきた有力アンコモン、レアなどをタッチ採用しやすいので、長期戦になったときのパワーゲームに優れています。どの色と組んでもまずまず戦えます。
ただし、人気があるだけマナサポートに優れた主力カードは早い段階で消えますし、卓の受け入れも広くは無いので、緑が流れてくるけど形になるか分からないという怖さがあります。
《銀河の旅人》は今回の緑を代表するコモンですが、それなりのクロックを展開しつつ、着陸船トークンを生み出すので、主力となる大型クリーチャーへの橋渡しとして重要になります。
速やかに土地を伸ばし、《氷河の神大口》や《調和する木立跨ぎ》などのアンコモンの有力なフィニッシャーへと繋げていきたいです。

生体合成の発露
(1)(緑)
インスタント
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、それは到達とトランプルと破壊不能を得る。それをアンタップする。(ダメージや「破壊」と書かれた効果では、それは破壊されない。)


外交関係
(2)(緑)
インスタント
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、その前者は+1/+0の修整を受け警戒を得る。その前者はその後者に、その前者のパワーに等しい点数のダメージを与える。


銀河の旅人
(2)(緑)
クリーチャー - 人間・スカウト
3/3
このクリーチャーが戦場に出たとき、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


遺伝子送粉機
(緑)
アーティファクト・クリーチャー - ロボット・昆虫
1/2
(T):あなたがコントロールしていてアンタップ状態であるパーマネント1つをタップする:好きな色1色のマナ1点を加える。


氷河の神大口
(5)(緑)(緑)
クリーチャー - リバイアサン
6/6
トランプルこのクリーチャーが戦場に出たとき、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


調和する木立跨ぎ
(3)(緑)(緑)
クリーチャー - ビースト
*/*
護法(2)(このクリーチャーが対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが(2)を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。)このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールしている土地の数に等しい。


未発達の偵察着陸船
(2)(緑)
アーティファクト - 宇宙船
3/3
この宇宙船(Spacecraft)が戦場に出たとき、土地や着陸船(Lander)である1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーから基本土地カード最大2枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積(charge)カウンターをこの宇宙船の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。7個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)


溶かし歩きの消散
(緑)
エンチャント - オーラ
エンチャント(あなたがコントロールしているクリーチャー)このオーラ(Aura)が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。エンチャントしているクリーチャーはそれと格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)

青
大量展開も長期戦もできる万能系で、コモン、アンコモンのカードパワーも地味に高い。
4マナ2ドロー麻痺カウンターの《氷魔法の秘宝》、過去に類似カードで実績がある《コード破りの猟犬》辺りは取りあえずで採用できるデッキの潤滑油です。
ダブルアクションを推奨するカード、アーティファクト関連のカードなど、シナジー重視のカードも多数あるので、取れたカードによってピック調整すると良いです。
《嵐の口》はシングルシンボルでタッチでも採用できるため、ランプやコントロールのフィニッシャーとして優秀です。

氷魔法の秘宝
(1)(青)
アーティファクト
このアーティファクトが戦場に出たか戦場を離れたとき、カード1枚を引く。(1)(青),このアーティファクトを生け贄に捧げる:タップ状態のクリーチャー最大1体を対象とする。それの上に麻痺(stun)カウンター1個を置く。(麻痺カウンターが置かれているパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。)


氷結粉砕
(青)
エンチャント - オーラ
エンチャント(クリーチャー)エンチャントしているクリーチャーは-5/-0の修整を受ける。


大惨事の回避
(1)(青)
インスタント
呪文1つを対象とする。そのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。そのプレイヤーが支払ったなら、あなたは着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


イルヴォイの烈風刃
(青)
クリーチャー - クラゲ・戦士
1/1
瞬速飛行


コード破りの猟犬
(2)(青)
クリーチャー - 犬
2/1
このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を見る。そのうち1枚をあなたの手札に、残りをあなたの墓地に置く。ワープ(2)(青)(あなたの手札にあるこのカードを、ワープ・コストで唱えてもよい。次の終了ステップの開始時に、このクリーチャーを追放し、その後、後のターンに、これを追放領域から唱えてもよい。)


嵐の口
(6)(青)
クリーチャー - エレメンタル
6/6
飛行護法(2)(このクリーチャーが対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが(2)を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。)


トラクター・ビーム
(2)(青)(青)
エンチャント - オーラ
エンチャント(クリーチャーや宇宙船(Spacecraft))このオーラ(Aura)が戦場に出たとき、エンチャントしているパーマネントをタップする。


ウスロスのサイオニシスト
(2)(青)
クリーチャー - クラゲ・科学者
2/4
あなたが各ターン内のあなたの2つ目の呪文を唱えるためのコストは(2)少なくなる。

白
序盤から展開できるワープ持ちクリーチャーが魅力の色です。
土地を確実に伸ばせる《星原の番人》や除去も兼任している《万物の定めを追う者》など、アンコモンに堅実な強さを持つクリーチャーが多いのも特徴です。
半面、コモンの軽量クリーチャーが環境的に腐りやすく、小型を並べて速攻を掛けるアグロ戦術が通りにくい側面があります。
代表的なコモンである《騎士の指導者》は、2ターン目に1/1トークンを出しつつ、中盤では3/2 + 1/1になると、速度感はないものの中盤に強いクリーチャーです。トークンがチャンプ要員として役に立ち、白黒ではドローエンジンにもなります。

補助ブースター
(4)(白)
アーティファクト - 装備品
この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、無色の2/2のロボット(Robot)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成し、この装備品をそれにつける。装備しているクリーチャーは+1/+2の修整を受け飛行を持つ。


払拭の光
(2)(白)
エンチャント
このエンチャントが戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。このエンチャントが戦場を離れるまで、それを追放する。


一点砲火
(白)
インスタント
攻撃かブロックしているクリーチャー1体を対象とする。一点砲火はそれにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールしているクリーチャーや宇宙船(Spacecraft)の合計に2を足した数に等しい。


騎士の指導者
(3)(白)
クリーチャー - 人間・騎士
3/2
このクリーチャーが戦場に出たとき、白の1/1の人間(Human)・兵士(Soldier)クリーチャー・トークン1体を生成する。ワープ(1)(白)(あなたの手札にあるこのカードを、ワープ・コストで唱えてもよい。次の終了ステップの開始時に、このクリーチャーを追放し、その後、後のターンに、これを追放領域から唱えてもよい。)


万物の定めを追う者
(3)(白)
クリーチャー - ドリックス・暗殺者
2/3
このクリーチャーが戦場に出たとき、暗殺者(Assassin)でないクリーチャー最大1体を対象とする。このクリーチャーが場を離れるまで、それを追放する。ワープ(1)(白)(あなたの手札にあるこのカードを、ワープ・コストで唱えてもよい。次の終了ステップの開始時に、このクリーチャーを追放し、その後、後のターンに、これを追放領域から唱えてもよい。)


レイブレードの強兵
(2)(白)
クリーチャー - 人間・兵士
2/2
このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。あなたがコントロールしていて+1/+1カウンターが置かれていてトークンでないクリーチャー1体が死亡するたび、白の1/1の人間(Human)・兵士(Soldier)クリーチャー・トークン1体を生成する。


星原の番人
(3)(白)(白)
クリーチャー - 天使
3/2
飛行このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから基本である平地(Plains)やクリーチャーのうちマナ総量が1以下であるカード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。


サンスターの領土拡張論者
(1)(白)
クリーチャー - 人間・騎士
2/3
このクリーチャーが戦場に出たとき、対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)上陸 ― あなたがコントロールしている土地1つが戦場に出るたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。

黒
普段は除去頼みの傾向が強い色ですが、今回はシステムクリーチャーが優秀で、総合力に富んだ色となっています。
欠点はハズレのアンコモンが多いことですが、代わりにコモンの質が担保されているとも言えます。
出たとき誘発、死亡時誘発によってアドバンテージを失わないコモン・クリーチャーが揃っているので、長期戦にも強いミッドレンジになりやすいです。
《切り倒す者の信者》は除去にもなりますが、適当なクリーチャーを生け贄に2ドローすることが多いと思います。《疑わしい珍味》も合わせて、上手く使い回せれば盤面の制圧力が高いです。
除去もシングルシンボルでタッチしやすいため、数枚採用するだけの形でもデッキに貢献します。

重力死
(3)(黒)
インスタント
クリーチャーや宇宙船(Spacecraft)である1体を対象とする。それを追放する。


重力制御パックのモノイスト
(2)(黒)
クリーチャー - 人間・スカウト
2/1
飛行このクリーチャーが死亡したとき、無色の2/2のロボット(Robot)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体をタップ状態で生成する。


近点の誘き寄せ
(4)(黒)
クリーチャー - ホラー
4/5
このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受け、「このクリーチャーが死亡したとき、これをオーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。」を得る。ワープ(1)(黒)(あなたの手札にあるこのカードを、ワープ・コストで唱えてもよい。次の終了ステップの開始時に、このクリーチャーを追放し、その後、後のターンに、これを追放領域から唱えてもよい。)


ウイルスの甲虫
(1)(黒)
アーティファクト・クリーチャー - 昆虫
1/1
このクリーチャーが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨てる。


疑わしい珍味
(2)(黒)
アーティファクト - 食物
瞬速このアーティファクトが戦場に出たとき、クリーチャー最大1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。


切り倒す者の信者
(2)(黒)
クリーチャー - 人間・ウィザード
3/1
このクリーチャーが戦場に出たとき、これでないクリーチャー最大1体を対象とする。それを破壊する。このターン、そのクリーチャーがダメージを受けていないなら、それのコントローラーはカード2枚を引く。


不吉な墓標船
(2)(黒)
アーティファクト - 宇宙船
3/2
この宇宙船(Spacecraft)が戦場に出たとき、カード3枚を切削し、その後、あなたの墓地からクリーチャーや宇宙船であるカード1枚をあなたの手札に戻す。配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積(charge)カウンターをこの宇宙船の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。8個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)


モノイストの回路供給者
(4)(黒)(黒)
アーティファクト・クリーチャー - オウムガイ
4/4
飛行このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、その前者は+X/+0の修整を受け、その後者は-0/-Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールしているアーティファクトの数に等しい。

赤
探査船は出せるけど緑ほどではなく、除去が得意だけど黒ほどではなく――と、立ち位置に怪しさを抱えている色です。
比較的にバランスが良い「久遠の終端」環境において、明確に頼りなさが先行している色だと思います。
緑の補色としてランプ戦略をフォローしたり、黒の補色として除去の枚数を底上げしたりするのが無難。
赤が濃くなるとどうしてもアンプレよりのカードが増えてしまうので、メインカラーには不向きだと思います。

カヴの新天地探し
(3)(赤)
クリーチャー - カヴー・兵士
4/3
威迫(このクリーチャーは2体以上のクリーチャーにしかブロックされない。)このクリーチャーが戦場に出たとき、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。次のあなたのターンの終了ステップの開始時に、そのトークンを生け贄に捧げる。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


星雲のドラゴン
(6)(赤)
クリーチャー - ドラゴン
4/4
飛行このクリーチャーが戦場に出たとき、1つを対象とする。これはそれに3点のダメージを与える。


軌道からの突入
(3)(赤)
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。軌道からの突入はそれに6点のダメージを与える。これにより余剰のダメージが与えられたなら、着陸船(Lander)トークン1つを生成する。(それは「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


飼育係のメカン
(1)(赤)
アーティファクト・クリーチャー - ロボット
1/3
(T):(赤)を加える。(6)(赤):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+4/+0の修整を受ける。起動はソーサリーとしてのみ行う。


推進機構の切断
(2)(赤)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それは自身に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。そのクリーチャーが飛行を持っているなら、代わりに、それは自身に、その点数の2倍に等しい点数のダメージを与える。


カヴァーロンの侵略機
(赤)
アーティファクト・クリーチャー - ロボット・兵士
2/1
このクリーチャーが攻撃するたび、(2)を支払ってもよい。そうしたなら、無色の2/2のロボット(Robot)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体をタップ状態かつ攻撃している状態で生成する。戦闘終了時に、そのトークンを生け贄に捧げる。


惑星契りの威嚇屋
(1)(赤)
クリーチャー - カヴー・スカウト
2/1
このクリーチャーが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは「あなたは着陸船(Lander)トークン2つを生成する。」を選んでもよい。そうしないなら、このクリーチャーの上に+1/+1カウンター2個を置く。(着陸船トークンは、「(2),(T),このトークンを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つアーティファクトである。)


縄張り守りのブランター
(4)(赤)(赤)
クリーチャー - ビースト
6/6
到達上陸 ― あなたがコントロールしている土地1つが戦場に出るたび、土地でないカード1枚が追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。このターン、そのカードを唱えてもよい。

構築例
実際に7勝できたときのデッキです。
青緑タッチ赤

赤タッチの形だったんですが、本命であった《大戦艦ガンシップ》が引けず、やたらときた《記念の星、カヴァーロン》が活躍してくれました。
余った土地を2/2に変換でき、全体強化に速攻まで付与できるので、大型クリーチャーと併用すれば不意打ちからリーサルを狙えます。
青緑タッチ白

《混合成体、ダイアドライン》がやたらと流れてきたのでタッチ白になった青緑です。実は3枚来たんですが、最初の1枚を見逃しています。
トランプル付きの巨大生物として役立ってくれましたが、+1/+1カウンターの乗せられるカードがやっぱり不足気味で、安定させるのは難しいレアでした。
白黒

純正の白黒です。
横並べ戦略を重視していたのですが、打撃力は残念な感じだったので、半ば除去コントロールとして動いていました。
すんなり7勝できたのは上振れだったと思います。
白青

かなり理想的に組めた気がする白青テンポです。
上手く動ければグイグイいけるのですが、押しきれないパターンも多くて《かき鳴らす巣槽》頼みになるパターンも多かったです。サーチカード込みで2枚態勢だったので、地上を固めるのに役立ってくれました。
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