MTG: ヒストリック職工のデッキについて

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ヒストリックのカードプールだけど、コモンとアンコモンのカードしか使えない職工ルールの主だったデッキのまとめです。

2021年末のイベントで本ルールが採用されましたが、デッキタイプが多岐に渡るので、目標となる7-2ラインに行けるかは当たり運に左右される傾向が強いです。有力なデッキを使ってみても、割と苦手な相手がいてポロっと負ける。

取りあえず、初日の段階で完走はしていたのですが、それ以降も色々と試してみて有力なアーキタイプを個人的にまとめてみました。

7勝できたアーキタイプについては、そのとき使ったリストを付属しています(終わったあとに気になった部分は微調整しているので全く同じではないです)。

イゼットスペル

墓地にインスタントとソーサリーのカードをため込んで殴り勝つ青赤のミッドレンジです。

クリーチャーを並べて火力でバックアップというシンプルな動きですが、軽くて高打点な飛行クリーチャーによって、終盤の押し込みが強いのが特色です。

ドラゴン怒りの媒介者

通常ヒストリックのイゼットスペルと違って《孤光のフェニックス》が入っていませんし、マナ基盤が不安定になっていますが、スペル部分はそこまで変わっていません。

下記の参考リストでは採用していませんが、《秘密を掘り下げる者デルバー》を採用している方も多いみたいです。

ヒストリック職工では遭遇率の高い人気のアーキタイプなので、同型を意識してドレイクを焼ける4点火力をできるだけ搭載したり、墓地対策をしたりすると勝ちやすいと思います。

クリーチャーの数が少ないので祭殿コントロールは苦手です。採用クリーチャーの頭数を増やして、速攻を掛けるか、本体火力を増やして押し込みを掛けるかしないと勝ち筋を封じられやすいです。

デッキ
4 スプライトのドラゴン (IKO) 211
5 冠雪の山 (KHM) 283
4 進化する未開地 (VOW) 263
4 表現の反復 (STX) 186
4 ドラゴンの怒りの媒介者 (MH2) 121
4 選択 (STA) 19
2 弱者粉砕 (KHM) 128
4 プリズマリの学舎 (STX) 270
4 考慮 (MID) 44
2 彩色の宝球 (JMP) 462
6 冠雪の島 (KHM) 279
3 弾けるドレイク (GRN) 163
4 奇怪なドレイク (M19) 216
3 棘平原の危険 (ZNR) 166
2 邪悪な熱気 (MH2) 145
4 溶岩コイル (GRN) 108
1 消えゆく希望 (MID) 51

ソウルシスターズ

ライフゲインのシナジーでクリーチャーを巨大化させる白系のデッキです。キーパーツは《魂の管理人》と《アジャニの群れ仲間》で、どの色の組み合わせでもこの二つは入っているでしょう。

《魂の管理人》のライフゲインは敵がクリーチャーを出しても誘発するので、クリーチャー系のアグロ、赤単バーンなどには滅法強いです。

以下は白緑の構成例です。

デッキ
4 魂の管理人 (M10) 34
4 裕福な亭主 (AFR) 200
4 花咲く砂地 (M21) 244
4 アジャニの群れ仲間 (M19) 5
3 月の刃、トレラッサーラ=ズインド (AFR) 236
2 命の恵みのアルセイド (THB) 1
3 監禁の円環 (VOW) 7
2 天界のユニコーン (AFR) 5
4 クレリック・クラス (AFR) 6
3 払拭の光 (THB) 4
2 ガイアの祝福 (DAR) 161
2 月皇の古参兵 (MID) 27
4 小走り樫 (MH2) 172
5 森 (VOW) 402
10 平地 (VOW) 398
2 極北の並木 (KHM) 249
2 金切るときの声 (MH1) 4

緑を採用する最大のメリットとしては、《月の刃、トレッサーラ》が採用できることもありますが、やはり《クレリック・クラス》と《小走り樫》の無限コンボがあります。

《魂の管理人(他のクリーチャーでも代用可)》、《クレリック・クラス》Lv2がある状態で《小走り樫》を出すと、任意のクリーチャーに+1/+1カウンターを乗せられます。その対象に小走り樫を選ぶとリストークンが出てきて、再び+1/+1カウンターを置けるようになり……と無限ループに突入します。

クリック作業を間違えなければ、時間が許す限りのライフ、リストークンと、くそでかツリーフォークを得られるので、相手が何をしても大体勝てるわけです。

上記のサンプルリストでは同系に当たることを考慮して、無限地獄編に突入したときの勝ち手段として《ガイアの祝福》も入っています。ドルイドの誓いデッキで有名なカードですが、2枚を交互に使うことでライブラリーアウトを回避できるので、お互いに無限ライフでも絶対に負けないマン。

ガイアの祝福

あと山札から墓地に置かれると全部が戻るという機能もついているので、切削デッキが顔真っ青になる瞬間を見られます。

サクリファイス

通常ヒストリックにあるサクリファイスを職工向けにダウンコンバートしたデッキです。

職工では肝心である《大釜の使い魔が禁止されているのですが、《呪い縛りの魔女》から20%の確率でドラフトできます。そうなると《魔女のかまど》と組み合わせて、毎ターン生け贄とドレインができるようになります。

基軸の色である黒は確定なんですが、様々な色のパターンがあります。

下記は赤黒の構成例です。

(SNC以降の場合)
5 山 (MID) 383
4 致命的な一押し (KLR) 84
2 初子さらい (STA) 37
7 沼 (MID) 382
4 魔女のかまど (ELD) 237
4 命取りの論争 (AFR) 94
4 貪欲なるリス (MH2) 211
4 呪い縛りの魔女 (Y22) 24
4 波乱の悪魔 (WAR) 204
2 ヴォルダーレンの美食家 (VOW) 182
2 失われし者のランタン (VOW) 259
2 アンデッドの執事 (VOW) 133
4 進化する未開地 (VOW) 263
3 土建組一家の監督所 (SNC) 255
3 貴顕廊一家の劇場 (SNC) 251
4 よろめく怪異 (AFR) 119
2 村の儀式 (STA) 35

デッキの大部分が生け贄にしやすい軽量なパーマネント、トークンを生み出すカードで構成されており、他のパーマネントを生け贄に捧げることで巨大化する《貪欲なるリス、1点の火力を任意の場所に飛ばせる《波乱の悪魔によって盤面を制圧します。

クリーチャー系のデッキ全般に強いのですが、ライフゲインや生け贄が刺さるので、バーン系のデッキ相手には特に相性が良いです。

反面、祭殿コントロールは苦手なので、速度が犠牲になるのに目をつぶって白か緑を足して対策するのも手だと思います。エンチャント割れるようになりますし、追加のアドバンテージ源を得られます。

《呪い縛りの魔女》は安定性に欠けるので、《鬼流の金床》を採用してアーティファクトに寄せるという手もあります。

祭殿コントロール

同じサブタイプを持つエンチャントを並べることで継続的にアドバンテージを得るコントロールデッキです。白黒赤の3色はおおむね採用されますが、後の2色はオプションです。

重要なのは1~3マナまでの祭殿を速やかに展開することで、その状態で赤い祭殿の能力を使って敵のクリーチャーを捌ければ勝てます。逆に言えば、赤の祭殿が機能しないとアグロ相手にひき殺されます。

構成上、タップイン土地で詰まる危険が高いし、単体除去が効きにくい高速デッキ、呪禁オーラなどにはあまりに無力。

《最後の一押し》、《無垢の血》などの黒除去を無理して採用すれば多少は耐性ができますが、基本構成だと大振りな干渉手段に頼っているので、一部の苦手なデッキと当たったら負けると考えた方が良いです。

逆に初速が遅いデッキ、少数のクリーチャーに頼っているデッキには単体除去が刺さりやすく、敵主力クリーチャーのタフネス以上の祭殿を揃えてしまえば、まず勝てるだろう好相性になっています。

例えばイゼットスペル相手なら、ドレイクを処理できる祭殿4つを並べればほぼ勝ちです。

当初支配的だったイゼットスペル、サクリファイスに対して有利なので、ヒストリック職工7勝イベントの後半になって、かなり数を増やしていました。

デッキ
4 石の牙の聖域 (M21) 120
3 山 (VOW) 401
4 激憤の本殿 (CHK) 172
4 興隆する荒野 (JMP) 35
4 穏やかな光の聖域 (M21) 33
5 平地 (VOW) 398
2 浄火の本殿 (CHK) 14
3 払拭の光 (THB) 4
4 シルバークイルの学舎 (STX) 273
2 忘却の儀式 (MID) 237
2 豊かな実りの聖域 (M21) 203
4 廃れた高地の聖域 (M21) 157
1 生網の本殿 (CHK) 213
4 ロアホールドの学舎 (STX) 268
3 火の予言 (IKO) 116
4 興隆する絶壁 (JMP) 33
1 夜陰の本殿 (CHK) 116
4 ポータブル・ホール (AFR) 33
1 静かな水の聖域 (M21) 68
1 ガイアの祝福 (DAR) 161

青系切削

青を基色としたライブラリーアウト狙いのデッキです。職工ではコントロールのフィニッシャーが殆んど無いので、《テフェリーの後見》を勝ち筋に据えることを特徴としています。

テフェリーの後見

低速で大振りな祭殿コントロールなどには妨害されにくい分だけ有利です。

スペル選択の関係から青黒にするのがベターで、ならず者が部分的に採用されていることも多いです。

遭遇率はかなり高めの人気デッキですが、不利な相手も多いことが特徴。イゼットスペル相手には墓地が肥えるのでドレイクが巨大になってしまうし、赤単みたいなタイプには明らかな速度負けします。

あと《ガイアの祝福》が相手のデッキにちょろっと入っていると、それだけで8割負けが確定します。仮に墓地対策でガイアの祝福を首尾よく追放できても、1度は最初からやり直しになるので100枚デッキに挑むようなもの。

ガイアの祝福

コンバット等を考えずに済むので運用は楽ですが、特に当たり運に左右されるデッキだと思います。

赤単

職工では良くある単色アグロの一種。ヒストリック職工イベントの後半になると、不利な相手が多すぎる白単はめっきり見なくなりましたが、赤単については形を変えつつ後半でも一勢力を築いていました。

それ故にバリエーションが色々あり、当初は一般的なバーンスタイルが多かったのですが、後半は《災厄の行進》を使った構成が主流になっていたと思います。

《災厄の行進》を採用する場合は、誘発条件を満たせる1/1のクリーチャーを横に広げるため、単体除去が主体の祭殿コントロールに対して有利です。火力も潤沢なので一般的なクリーチャーデッキに対しても有利が取れます。

とはいえ、ライフゲインが強烈なサクリファイス、ソウルシスターズなどに勝つのはどのみち困難なので、ある程度は諦めが必要だと思います。

その他、見かけたもの

  • エレメンタル
  • マーフォーク
  • スピリット
  • 白単
  • 黒単
  • ハンマータイム

7勝も狙えそうだけど、あんまり流行っていないデッキたち。

各種の部族デッキは一定数はいて、妨害手段に弱いものの、ぶん回ると脅威です。

白単は初日には結構見かけましたが、イベント後半になると絶滅危惧種。不利な相手が多すぎるのと、赤単より優先する理由が乏しいのが要因と思われます。

ハンマータイムは装備コストを踏み倒して、巨象の槌を張り付ける戦士の部族デッキ。私も試したんですが、上手くいけば3ターンキルだけど安定感が……。