MTG:ドラフトデッキの組み方 「赤黒親和」編(モダンホライゾン3)

シェアする

モダンホライゾン3のドラフト環境において、Tier2ポジションを務める「赤黒親和」の主要カードの紹介などです。

アーティファクト率が40%くらいは必要になるので、卓に2人だととても形になりません。流れを見つつ《頭蓋槌》などをかき集められるかがカギになります。

パウパーで禁止カードになっている《頭蓋槌》と、今にも禁止されそうな《刷新された使い魔》の枚数次第。

参入のきっかけになる主力カード

1枚でこの色に行きたいとなるようなカードはないので、流れを見つつアーティファクトが溜まりそうなら、極振りしていくことになります。

頭蓋槌(重要度:B)

初代のミラディン時代に禁止カードとなった《頭蓋囲い》の再録版です。装備コストが上昇したり、赤マナを要求するようになったりと、細部は違うものの圧倒的なパワーを持ちます。

それ故にパウパー1では発売前から禁止措置を受けていることでも有名です。

流石にモダン環境で戦えるカードではないため、公式フォーマットで強く使えるのは、モダンホライゾン3のリミテッドのみとなっています。

実際、ドラフトでも強力なカードであり、マルチカラーなので枚数を稼ぎやすいです。これ1枚でラクドスに寄せようとはなりませんが、2枚、3枚と集めることができれば、大きな戦力になる1枚です。

刷新された使い魔(重要度:B)

リリース前から禁止措置を喰らった《頭蓋槌》は有名ですが、こちらも禁止になるかもしれないヤバいやつ。

流石にドラフト環境では1マナで出てくることは殆どありませんが、飛行を持っているので、《頭蓋槌》を付けて殴れるのが強みだったりします。

ただし、《頭蓋槌》と違って単色なので、数を集めるのが困難です。アーティファクトに寄せなくてもアドバンテージが取れる3マナ飛行くらいの運用はできるので、チラホラ他のプレイヤーが拾ってしまうのだと思われます。

エーテリウムのプテラマンダー(重要度:B)

序盤は後続に出てくる親和(アーティファクト)の種になりつつ、後半には自信がアーティファクト参照によってフィニッシャーになる便利なクリーチャーです。

赤黒以外ではただの1/1飛行に過ぎない場合が多いので、初手で取るかと言われると怪しいのですが、こと赤黒では《頭蓋槌》を持たせるのにも最適です。

焼炉のヘルカイト(重要度:C)

4マナ5/5飛行くらいで出せれば良いのですが、アーティファクトなしでは重すぎて初手で取るようなカードではないです。

人気がないので後半でも流れてくることが多いので、そのときに摘まめれば。

カエルマイアの処罰者(重要度:C)

アンコモンの親和持ちで2/2か、4/4が選べます。往年の親和デッキを支えた2枚を1枚に合体させたカードになります。

リミテッドではアーティファクトに相当寄せないと高速展開できないし、回避能力も無いのであんまり強くないです。エルドラージが跋扈する環境なので、アーティファクト4枚あってもパワー不足ですし、十分なアーティファクトがあったときだけ考慮するカードだと思います。

脇を固めるカードたち

アーティファクトがいっぱい

アーティファクトを盤面に大量展開しないといけないので、アーティファクトの枚数が鍵になります。

7勝したときのデッキからするに、除去スペル以外はほぼアーティファクトである必要があり、40%~45%くらいはアーティファクトに関連したカードにする必要があります。

またアーティファクト・クリーチャーは迂闊に相打ちすると、後続の展開力や打点が低下しやすいので、お互いのブロッカーをスルーしつつ殴り合う展開になるのが理想です。何かしらの回避能力を使いたいところ。

軽い除去優先

序盤にアーティファクトを展開しないと、後続の展開力を下げることになるので、除去は軽量なものが便利です。

飛行で攻めているときの到達持ちも厄介なのですが、《頭蓋槌》を持たせてサイズアップすれば突破できることが多いです。

実際の構築例

タッチ白

《ナカティルの最下層民、アジャニ》のためにタッチ白をしています。あんまり相性が良くないですし、あんまり役立ってないです。

アーティファクト枚数を参照する《頭蓋槌》が3枚、レアの親和持ちもおり、全体除去も2枚ありで、かなり恵まれています。

タッチ青

《知りたがりの学徒、タミヨウ》と《河童の砲手》のために青が入っています。《河童の砲手》はレガシー環境でも強い凶悪なカードなんですが、最速で場に出ると除去もほぼ効かないし(護法4)、後続でアーティファクトを出すだけでアンブロだしで明らかエースでした。

デッキ中のアーティファクト率は48%で、土地よりもアーティファクトの方が多いです。

  1. パウパー:コモンしか使えないフォーマット ↩︎
申し込む
注目する
guest

0 Comments
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る