前にサイトでちらっと扱ったことがある、何でもゲーミング付ければいい訳じゃねぇぞシリーズの一つRazer社のゲーミングマスクですが、リコールが掛かって返金対応になってました。
ゲーミング黒歴史の新たなる1ページが。
ゲーミングマスク「Razer Zephyr」

多分、世界初のゲーミングマスク「Razer Zephyr」は2022年6月に発売、2023年1月には後継機種の「Razer Zephyr PRO」が発表され、予約を受け付けていました。販売元はゲーミングマウス「Razer DeathAdder」で有名な米国Razer社です。
ゲーミングということで高性能なLEDが搭載、内臓ファンによって外気を吸気して、フィルターでろ過する機能が付いており、商品名のZephyrとはギリシャ神話に登場する風神のことらしいです。
家から出ないのが真のゲーマーだというのに、いったいどこで使えば良いのか不明です。
訴訟騒ぎ
しかし、気が付かない内に米国で訴訟になっており、罰金と返金対応という判決が出ていました。
どうもマスクの機能としてN95の微粒子対応と表記したのがウソだったようで、アメリカの保険当局が「そもそも、審査の要請が来てねぇぞ!」とキレました。
1マイクロ以下の微粒子を95%遮断できる――という保険安全上の基準なので、雰囲気で語ってはいけなかった。マスクが中二病どころか、マスクの制作者も中二病だったようです。
罰金は10万ドルで、購入者には全額返金になったようですが、世界的な企業ですから、国外の販売分はどうなるのか。国内で買った人もゼロではなさそうですが……。
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