ファイアーエムブレム エンゲージのメインシステムである紋章士のうち、DLCで加入する組についての評価などについて。
《ユナカ》が加入する第6章「 奪われた指輪」をクリア後に、ソラネルの「見晴らしの丘」に向かうと、《エーデルガルト》他の加入イベントが発生します。
その後、神竜の章が解放されるので、任意のタイミングで腕輪を回収できるのですが、10章の直後とかだと戦力的に厳しくなるので、ある程度は指輪が揃っているタイミングの方が望ましいです。
《チキ》については早期入手の利点が大きいので、《スタルーク》が加入した直後くらいに行くのがお勧めです。
本稿ではDLCでの紋章士のみについて言及しています。通常の紋章士13名については別項参照。
目次
エーデルガルト他
評価 | A |
ステータス補正 | 力+5、技+4、守備+3 |
シンクロスキル | 血統、計略、武器シンクロ |
エンゲージスキル | 戦技、連花月風閃 |
エンゲージ武器 | アイムール、アラドヴァル、フェイルノート |
各ターンにランダムで紋章士が変更される変わり種。運に左右される部分はあるものの、色々と機能が付いており、ボス系の敵に対して強い紋章士です。
シンクロでの戦闘力アップ
《計略》はそのターンに顕現している紋章士によって変化するコマンド技です。
通常攻撃に際して周囲9マスを炎上させる《猛火刑(エーデルガルト)》が特に重宝するので、なんらかの間接攻撃と組み合わせると便利です。Lv12で取得する《武器シンクロ》があるので、特に《手斧》《トマホーク》との相性が良いです。
《武器シンクロ》は顕現している紋章士と武器が被ると攻撃力+7なので、複数の一致武器を使えるクラスならば、各ターン66%の確率で攻撃力が増えます。
斧と弓がつかえる《ウォーリア》を筆頭に、槍と斧が使える《グレートナイト》《ドラゴンナイト》辺りに腕輪を持たせると効果的です。
エンゲージ時の連続攻撃
エンゲージスキル《戦技》は、エンゲージの持続ターンを消費するコマンド技です。顕現している紋章士は関係なく3つから選べます。
特に攻撃後に再行動する《戦技:狂嵐》は、《蘇生の石》を持つボスを攻撃する際に役立ちます。追加の行動としてエンゲージ技の《連花月風閃》を出すだけも強いですし、それに際して紋章士《ベレト》が隣接していると、《連花月風閃》が派生技になって更に再行動できます。
《狂嵐》を使う際に敵からの攻撃を先に受けるので、ある程度は耐久力のあるユニットに持たせる必要はありますが、1ターンに怒涛の攻撃でクリアを目指せるのが強みです。
チキ
評価 | B |
ステータス補正 | HP+10、守備+4、幸運+10 |
シンクロスキル | 星玉の加護、地玉の加護、命玉の加護、光玉の加護 |
エンゲージスキル | 神竜の祝福 |
エンゲージ武器 | クリティカルクロー、スマッシュテイル、ブレス |
味方ユニットに《蘇生の石》を付与する《神竜の加護》があり、所有者の耐久力、回復力を増加させる紋章士。
エンゲージすると竜化しますが、その際の攻撃手段が物理なので、持ち主の力がある程度確保されている方が運用の幅が広がります。エンゲージしたときに全ステータスが+5されるので、ちょっと頼りない味方ユニットを戦力化してレベル上げなどに役立ちます。
《星玉の加護》の効果によって全ステータスの成長率が+15%されるので、低レベルな状態から持たせていると成長率の不足がかなり緩和されるでしょう。
Lv10からずっと付けていたら、Lv40時点で全ステータス+4.5。中盤加入のユニットには不要だと思いますが、《チキ》加入時のスタメンなどには継承させておいて良いかと思います。DLC第二弾で《スキルの書》が大量配布されたので、なんでもありでやるなら全部消費してばら撒くのが良いです。
戦闘面では《命玉の加護》の効果で、何もせずにに待機したときにHPが回復するので、HP満タンが兵種スキルの条件になっている《ブレイブヒーロー》と相性が良いです。
ヘクトル
評価 | C |
ステータス補正 | 力+4、守備+5、体格+3 |
シンクロスキル | 切り返し、適応能力、銃撃 |
エンゲージスキル | 鉄壁、止水雷轟の構え |
エンゲージ武器 | ヴォルフバイル、ルーンソード、アルマーズ |
防御がカチカチのユニットに持たせて弱点を緩和するための紋章士です。
《切り返し》と《銃撃》によって重たい武器でも強烈な反撃ができますが、HPが減っていると発動しないので、守備の高さは絶対条件になっています。基本的にはアーマー専用だと思いますが、魔法に弱いという欠点は変わらない。
弱い相手に追い打ちを掛けるオーバーキル系の効果ですし、本作では回避盾の方が信頼性があるので、強く使える状況が限られています。
エンゲージスキル《止水雷轟の構え》も、上手く使おうとしたら間接に対応できる剣か斧が必要なので、理想的には《トマホーク》を持った斧専の《ジェネラル》、次点が斧も使える《グレートナイト》なので汎用性欠けます。
セネリオ
評価 | A |
ステータス補正 | 魔力+4、技+3、魔防+5 |
シンクロスキル | 囮指名、理の神髄、慧眼、復帰阻止 |
エンゲージスキル | 陽光、ディザスター |
エンゲージ武器 | サンダーストーム、マジックシールド、レクスカリバー |
魔法に特化した汎用性の高い紋章士。
囮指名
《囮指名》を味方ユニットに使うと、そのユニットを優先して攻撃するようになります。
あくまで優先するだけなので、他のユニットを殴れる状況だと普通に無視されるので、ミスしたときのフォローには使えません。囮役を迂回して後ろの倒せそうなユニットを狙ってきます。
ルナティックだと敵のAIが強化され、ダメージが0、命中率が0の状況では攻撃してこなくなりますが、《囮指名》を使うとハード以下と同じように無駄な攻撃をするようになるので、回避盾とセットで使うと良いです。
持続1ターン、1行動消費とはいえ、回避調整せずに1対3の有利ダメージが取れるので、まずまずの性能を持ったバフ効果だと思います。
魔法が強い
《理の神髄》によって魔法攻撃に際してデバフも撒ける利便性の高さが魅力です。炎なら守備-3、雷なら命中-20%、風なら移動力-2なので、炎や雷を使うと止めに入る後続を支援できます。
《慧眼》の効果で風の飛行特攻が強化されるので、飛行が多い本作の環境とも合致しています。
《サンダーストーム》も威力はなくても射程があるので便利ですし、エンゲージスキルの《ディザスター》は《理の神髄》の相乗効果、範囲攻撃なので様々な状況で重宝します。
《ディザスター》の3回攻撃に《絵になる二人》のダメージ+2が付くので、魔法職に変えた《クロエ》との相性が良いです。《リュール》と隣接していたらダメージ+15の範囲攻撃に化けます。
終盤に加入する《ヴェイル》との相性も抜群で、竜族の特性によってエンゲージしたとき必殺率が2倍になります。必殺上昇の紋章を付けた魔導書を使えば《ヴェイル》無双が始まります。
カミラ
評価 | C |
ステータス補正 | HP+10、速さ+5、魔防+4 |
シンクロスキル | 竜脈・暗、後始末、デトックス、地脈吸収 |
エンゲージスキル | 天駆、暗夜爆砕陣 |
エンゲージ武器 | ボルトアクス、ライトニング、カミラの艶斧 |
癖が強すぎてかなり使いにくい紋章士です。
《竜脈・暗》は紋章士《カムイ》の《竜脈》とは内容が異なっており、《シーフ》をサポートする能力を失いました。デバフ地形の場合、しばしば自分を撒きこむので、Lv12で覚える《地脈吸収》がないと迂闊には使えません。
竜族である主人公などに持たせると《竜脈》を選べるのですが、敵の守備を下げられる《竜脈:煙(隠密)》や、周囲を炎上させる《竜脈:炎(魔道)》を使う場合が多いです。
エンゲージスキルの《暗夜爆砕陣》は後半のボスラッシュでは刺さりにくい範囲攻撃で、且つ魔力依存というのが厄介です。見た目は《アイビー》にシナジー性がありそうなんですが、必殺を強化する《後始末》もあるので《リンデン》に持たせるべきなのかもしれません。
クロム & ルフレ
評価 | A |
ステータス補正 | 力+3、技+5、速さ+4 |
シンクロスキル | 不意打ち、力まかせ、七色の叫び、カリスマ |
エンゲージスキル | 半身、ギガサンダーソード |
エンゲージ武器 | サンダーソード、トロン、神剣ファルシオン |
物理も魔法もいける汎用型、多機能な紋章士です。
アタッカーへの補正大
ステータス補正が優秀なので、差し当たってはアタッカー系のユニットに持たせたいです。
《力まかせ》は必殺のダメージを33%増やす(要するに必殺4倍になる)ので、必殺率の高い武器、必殺関連の個人スキルを持つユニットと相性が良いです。
ステータス補正との噛み合いも良いので《ユナカ》とは抜群の相性を持ちます。個人スキル《殺しの技術》のダメージ期待値が+45%まで伸びます。《ユナカ》の攻撃力が極端に高くないので、必殺ダメージの増加がオーバーキルにならないのも良いです。
エンゲージした際には《半身》の効果で魔力が+10されるので、魔力がそこそこある素早いユニットならば、攻撃が通りにくいアーマー系へのピンポイントとして使えます。
《半身》による魔力+10が大きいので、普段は応援コマンドを使うようにして魔法アタッカーに持たせるのも手です。《アイビー》や《セリーヌ》でも機能するので、受けの広い万能の紋章士だと思います。
支援効果も強い
かなり多機能な紋章士でもあり、《七色の叫び》で隣接4マスの味方ユニットに全ステータス+3のバフを撒けます。《七色の叫び+》になると範囲が更に広がって凶悪です。
紋章士《ベレト》の指導と違って、複数を巻き込める上に、エンゲージしていなくても使えるのが強み。
後半になると1ターンでの行動回数が爆発的に増えるので、《蘇生の石》を持ったボス相手にも高い影響力を持っています。
ヴェロニカ
評価 | B |
ステータス補正 | 魔力+5、魔防+4、幸運+6 |
シンクロスキル | 血讐、異界の力、限界突破、SPコンバート |
エンゲージスキル | 契約、英雄召喚 |
エンゲージ武器 | フリズスキャルヴ、リザーブの杖、エリヴァーガル |
HPが減っていると強くなる魔法アタッカー向けの紋章士です。
魔法版の窮地アタッカー
自身の減少したHPの30%~50%をダメージ加算する《血讐》を持っています。
HPをある程度削っておいてから、間接攻撃で攻撃するようにすると、安定してダメージが伸ばせる強力なスキルです。HP43が上限値の《セイジ》でもダメージ+10は望めますし、ステータス補正の魔力+5もあるので、1発の打撃力が劇的に上昇します。
エンゲージしている際には反撃されない《フリズスキャルヴ》がありますが、普段は《サンダー》などの3マス射程を活用すると良いです。
保険を掛けるのなら魔法アタッカー適性がありつつもHPが多い《クロエ》や、回避系のスキルを持つ《パンドロ》に持たせるのが良いでしょうか。《待ち伏せ》と併用すれば、攻撃を受けたときの保険が掛かります。
エンゲージ技は初手
エンゲージ技の《英雄召喚》は同レベルのユニットをランダムで召喚します。
表示されるレアリティに応じて下級クラス、上級クラス、紋章士の3パターンがあり、ターンごとにレアリティの結果は固定されています。同じターンならば、同じレアリティのユニットしか出てきません。
呼び出したユニットは自分で操作できますが、エンゲージが解除されると消えます。
後から呼び出しても効率が悪いので、まず最初に使って、後は魔法で戦うというのが無難かと思います。
エンゲージスキル《契約》は疑似的な再行動ですが潰しが効きません。アタッカー適性があまりに高すぎるので《契約》を使うタイミングは多くないと思います。前に出ると危ないとか、HPが全く削れていないときに。
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