MTG: 「マーベル スーパーヒーロー」のドラフト攻略

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今回から正規の絵柄が採用されるようになった「マーベル スーパーヒーロー」におけるドラフト環境の所感になります。

過去最強のボムレア環境であり、カード1枚で盤面が滅茶苦茶になったり、除去の有無で勝敗が変わったりする極端すぎる環境です。《梅沢の十手》越えが複数枚登場しているのが怖い。

積極的に色を増やした方が勝率が伸びる傾向があり、レアをコンプするまで回して、20回くらい完走したんですが、純正2色は3、4回しかなかったです。

基本要素

レア次第のボム環境

歴代最悪クラスのボムレアが横行している世紀末の環境です。

レアの運ゲーというと、2025年の「ファイナルファンタジー」がそうでしたが、今回は一部のレア性能が天元突破しているので、滅茶苦茶感が凄いです。

あまりにも酷いので、ボムレア環境が嫌いな人だと目を回すと思います。

また、アンコモンの一部が永続的に悪さをしてくるケースも多く、色を絞って安定性を挙げるより、無茶をしてでもパワーカードを詰め込んだ方が良い環境です。

カード不足で生まれた負の3色デッキがアベレージ勝率を引き下げている筈なんですが、それでも純正2色よりもタッチした方がアベレージ勝率が高いという前代未聞の状況になっています。

流石にダブルシンボルは厳しいですが、シングルシンボルなら土地基盤を整えて、積極的に色を増やす選択を取りたいです。

除去を取るべし

やばいレアが多すぎる上に、定着すると負け筋になるアンコモンも多いので、取り敢えず除去を詰め込むムーブが安定します。

特に破壊不能を無視できる追放系の価値が大きいのですが、取り敢えずコモンは除去をかき集めるのが安牌です。除去のためのタッチも肯定されます。

また、長期戦になると何が出てくるか分からないので、レアが薄いようなら、速攻で決める意識も重要です。

例によって先行有利な上に、回避能力を持ったクリーチャーが多いので、すり抜けて殴りきれる展開も少なくありません。

純粋にカードパワーが高い白青が優勢になっている理由であり、低速系のデッキは勝ち切るのが難しいです。

主だったアーキタイプ

一応、白青の結果が一番良いのですが、レアさえあれば、どうとでもなるのが特徴です。グルール以外はCでも割と行けます。

中心色評価方向性

(アゾリウス)
Aチームワークの利用
ハズレのカードが少なく高パワー

(ディミーア)
C一応、1ターンに2回ドロー
除去コントロールになることが多い

(ラクドス)
C悪人に特化
伸びしろはあるものの、成立難易度が高い

(グルール)
Cパワーアップ特化
環境的に間に合ってない(最弱)

(セレズニア)
Bふんわり英雄アグロ
パーツが優秀なので自然と成立することが多い

(オルゾフ)
B単独攻撃、装備品
除去が濃くなるのでレアに耐性あり

(イゼット)
Bアーティファクト特化
2色で形にするのは難しい

(ゴルガリ
B墓地に2枚のクリーチャー
マルチが強いので安定性あり

(ボロス)
B表向きは英雄的
速度があるものの、なかなか成立しない

(シミック)
B+1/+1カウンター
やはりグッドスタッフになりがち
アーキタイプ一覧

各色の状況

白 > 青 > 黒 > 緑 > 赤 くらいの状況ですが、レアパワーが凄いので、最終的にはレア次第です。

全体的にカードパワーが高く、優秀なコモン、アンコモンが揃っています。単体でカードアドバンテージを稼げるものも多く、盤面を形成しつつ、長期戦への対応力もあります。

《政治的勝利》は見かけよりかなり強力なエンチャントで、白の得意とする横並べ戦略と相性が良いです。1ターン目に展開できれば、占術で安定性を確保しつつ、全体強化を狙えます。

《ヒーロー達の癒し手、ナイト・ナース》はパーマネント全てが対象です。賞味期限が切れた英雄譚なども戻せるので、1枚で凄まじいアドバンテージを稼ぐ場合があります。2枚あると永久に墓地と手札をグルグルできます。

《ラフトの警備員》も久々に登場した優秀なタッパーで、疑似的な除去として機能するので、《糸巻き》や《マードックの聖戦》を温存しつつ、有利な盤面を築く助けになります。

白の相方として使われている傾向が強いものの、アーティファクト軸の可能性あるので、流れによってピックの優先度を変えたい色です。

《ジャスティス、ヴァンス・アストロビク》は広く使われる青の主力です。飛行を持った《大クラゲ》という時点で強いのですが、色々と例外規定が多く、トークンはバウンスできませんし、自身のパーマネントを戻すことで巨大化します。

基本的には回避能力が重視される傾向にあり、除去の的になることで、後発のレアを守る効果も期待できます。

《トリックスターの計略》は時間稼ぎにしかならない除去ですが、謀議が付いているので相性が良いカードが多いです。英雄的、セカンドドロー、+1/+1カウンター、サイズ参照などなど、除去兼任として有能君です。

例によって除去頼みの色ですが、クリーチャーは悪人の部族要素が強いです。悪人をかき集められると強いですが、どうしてもピック運に左右されます。

《無慈悲な同盟》はアリーナでも誤訳状態なので注意が必要です。本来はチームワークでマナコストの縛りも消えるので、レアの対策としても優秀な追放除去になります。

また全体的にシンボルが薄いので、タッチ黒で除去を採用しやすいのも強みです。

全体的にカードパワーが足りないカードが多く、恐らくは「マーベル スーパーヒーロー」最大の負け組です。

露骨に強いと言えるのは《私立探偵、ジェシカ・ジョーンズ》、《フォトン・ブラスト一斉射》くらいで、他の色と比べると1段、2段落ちます。

また、《フォトン・ブラスト一斉射》や《トラック投げ》はシンボルが濃いのがマイナス材料で、タッチ推奨環境だと使い勝手が悪いです。

クリーチャー群もアーティファクト、悪人の部族シナジー重視なので、ピックの流れが固まっていないと厳しい展開になりがちで、メインカラーにするならレアありきの方が安全です。

方向性は赤と似ていて、パワーアップでマナフラ受けに優れています。

問題はそういう動きがレアパワーに対して遅すぎることで、展開速度を助けてくれる《潜伏スクラル》は重要なパーツです。他色のレアを採用しやすくなりますし、中盤以降は3/3になるので盤面の維持にも貢献します。

問題は切削のカードが少ないことですが、《迅速な救助》があると意表を付けるかもしれないですし、あとは謀議で不要なクリーチャーを捨てるのも手です。

例によって除去は格闘なので、対処できないケースも多いのですが、《ハジけたるでぇ!》は1マナと軽いので、レアが出てくる前に決着を付けるという点では優れています。

今回のボムレア

レア環境だけあって、上澄み連中の影響力が凄いです。

スーパーヒーローの争い、シビル・ウォー

2枚分のクリーチャー奪取、全体強化、格闘という贅沢盛りの英雄譚です。

歴代でもここまで強いレアは《乱伐者、ボニー・ポール(OTJ)》位で、「ミュータント・タートルズ」で再録されていた《梅沢の十手(SOK)》すら超えた統計を叩き出しています。

《梅沢の十手》は無色なので全デッキに投入できるという面もありますが、統計的にはそれを超えたリミテッド最強ウェポンだ!?

盤面が一瞬で崩壊するので警戒しても仕方ない側面はありますが、白であれば《マードックの聖戦》や《糸巻き》で対処できます。

スーパージーニアス、リーダー

謀議を強化して、2ドロー、1ディスカードに変更するクリーチャーです。自身で謀議を誘発するので、単体でも毎ターンの追加ドローです。

無駄な土地を捨てれば、実質2ドロー相当になりますし、回避能力を持ったクリーチャーがどんどんサイズアップしていきます。

統計的には《梅沢の十手》を超えているカードその2。

盤面が終わっている状況を打開する能力は無いものの、定着したときの影響力が凄まじいです。

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