シーズン1の開始と同時に新レジェンドが追加されるらしいので、既存のレジェンドに関しての所感まとめです。ロール系FPSとしては、ロール差が小さいので、極端な差が付くタイプではないですが、やっぱり戦闘力には差があります。
個人的にはもうちょっと差別化が強い方が好きだったりします。
目次
アビリティについて
スピンオフ元となったタイタンフォール2にも存在したロールの概念ですが、各キャラクターがパッシブ、戦術、アルティメットのアビリティを一つずつ持っています。
TF2ではパイロットの戦術アビリティ、タイタンの機種として実装されていました。Apexでは過去作に比べると、相当マイルドになっており、その分初心者向けになっています。
戦術だけでも4分の1くらいの能力に落ちているので、立ち回りを大きく左右するレベルのものは存在しません。アルティメットも強さの割にはクールダウンタイムが相当に長いです。
ちなみにTF2で強かったアビリティは、APEXでも強いです。
TF2で支配的だった興奮剤と類似した効果を持つバンガロール、ブラッドハウンド、すごく弱くなったフェイズシフトを持つレイスはやっぱり強い。
当たり判定とヒットボックス
キャラクター毎に体の大きさが異なるので、弾の躱しやすさ、被弾率が変わってきます。
こちらもTF2のタイタンでは機体の大小として同様の傾向がありました。ただしTF2のタイタンだと、スキルの強さの方が遙かに重要だったので、あんまり考慮されなかった要素です。
Apexでは先のとおりスキルが全体的に弱めなので、その大小によって影響を受けやすくなっています。
例えば当たり判定が最も小さい「レイス」に比べて、最も大きい「ジブラルタル」は面積比2倍以上あります。場合によってはレイスの2倍くらいの弾を受けるので、複数から撃たれるとひとたまりもありません。実質HPが半分みたいなものです。
以下、大まかな差になります。
検証結果を画像に反映させて、ヒストグラムで比較したものなので誤差があると思います。
レジェンド名 | 当たり判定(レイス比) |
---|---|
レイス | 100 |
ライフライン | 95 |
ブラッドハウンド | 135 |
バンガロール | 140 |
ミラージュ | 145 |
パスファインダー | 145 |
コースティック | 175 |
ジブラルタル | 210 |
オクタン | 140 |
有力なレジェンド
- レイス
- バンガロール
- ブラッドハウンド
- ライフライン
それなりの小柄さ、それなりのアビリティを持つレジェンドたちです。勝利を求めるのなら、この4人の誰かを選択するのが無難です。
レイス
TF2で支配的だったフェイズシフトに類似した能力を持ちます。それに比べるとクールタイムが3倍以上に伸び、移動の軌跡が敵に表示されるものの、無敵技が弱いわけがないです。
二点間を繋げるポータルも奇襲効果に優れています。
またヒットボックスも全キャラクター中で最小なので、正面切っての撃ち合いでも不利になりません。
全ての能力が無駄にならないので強い。取り敢えず使うのなら、一番のお勧めでしょうか。
バンガロール
TF2にあった興奮剤のような効果を持つパッシブ「駆け足」が特徴です。ただし発動が任意でなくなった上に、HP回復が無くなっています。ただし腐っても興奮剤で、移動速度が40%伸びる効果は強力です。
またスモークランチャーも攻防において役に立ちます。
目立つ欠点がアルティメットの弱さぐらいで、手堅い性能になっています。
ブラッドハウンド
TF1に登場したヴィジョンパルスを著しく弱くしたような能力を持っています。敵の痕跡を表示してくれる能力もそれなりに役に立ちますが、一番の目玉はアルティメットの「ハンティング・ビースト」でしょう。
クールタイムが劇的に悪くなりましたが、TF2の興奮剤に負けずとも劣らずな性能。自動回復が削除された代わりに、敵の透過表示が付きました。透過表示はバンガロールのスモークとは相性が良く、またアンチにもなります。
ライフライン
まず回復能力が高いので戦線復帰がしやすいのが一つ。正直、ヒールドローンはおまけだと思いますが、回復アイテムの使用が短縮されるのが大きいです。レジェンドバックパックの半分とは言え、デフォルトでその能力を持っているのが重要。
また小柄なので、そもそも被弾しにくい。総じて優れた経戦能力を持っています。
アルティメットのケアパッケージは、後半こそ使いにくいものの、アイテムを充実させてくれる優良スキルです。
戦闘時を除けば、使用タイミングを限定されないため、アルティメット促進剤とも相性が良いです。仲間にライフラインがいるのなら、基本的には全て渡してどうぞ。ガンガン回して、アーマー等が充実できれば、大きな助けになります。
普通のレジェンド
- パスファインダー
- ミラージュ
上記4人に比べて微妙だけど、使い道はありそうなレジェンドです。
パスファインダー
グラップルとジップライン。位置取りに関する能力を二つ持ったレジェンドです。有利位置をまず押さえて、それから攻撃するのに向いています。
パッシブの能力もそうですが、かなり立ち回りよりのキャクターだと思います。
戦闘面はヒットボックスの大きさがまずマイナス(修正予定ですが)。グラップルもコンバットトリックとしては使いにくいです。TF2でも移動面全振りで、戦闘では実用的では無い能力でしたが、弱体化したのでますますその傾向が強くなっています。
ミラージュ
体の大きさはバンガロールと同水準で、パスファインダーよりは戦闘向き。ただし能力が弱い。特にパッシブは実質ないのも同じです。
戦術アビリティはTF2では最弱ぶっちぎり、ネタ以外で使っている人がいない、勝ちを捨てる諦めが必要なホロパイロットですが、性能面がほぼ据え置きという珍しい存在。周りが滅茶苦茶弱くなっているので、それなりに機能するようにはなりました。
TF2だとこの性能で、クールタイム25秒になったブラッドハウンドのハンティングビーストと闘わないといけなかったので、まるで勝ち目が無かったです。引っ掛かった相手にすら、普通に返り討ちだよ!
アルティメットはクロークなんですが、TF2では戦術だったものが攻撃できないというペナルティ付きで再録されたもの。すごく……使いにくいです。
微妙なレジェンド
- コースティック
- ジブラルタル
主だった特徴はでかい、スキルが弱い! ともにアルティメットだけが頼み。
コースティック
TF2に登場した大型ロボット「スコーチ」と似たような能力をもった人。スコーチ君がTF2最弱のロボだったので、Apexでもやっぱり微妙……。防御にしか使えないので、腐る場合が非常に多いです。
また体のでかさもヤバイ。ジブラルタルに次ぐ巨体なので、攻撃を受けるとひとたまりもないです。
アルティメットはそんなコースティックの数少ない長所です。これをいかに使えるかが勝負の分かれ目なんですが、クールタイムが長すぎる……。
ジブラルタル
TF2に登場した大型ロボット「リージョン」に似たような能力を持った人。小規模の盾で被弾を減らせるのですが、それを含めても体のサイズが……。レイス対比だと倍くらいの面積を晒すことになるので、ダメージをとにかく受けやすい。
戦術も敵味方双方の攻撃を遮断してしまうのが最大のネック。恐らくは味方の攻撃がパススルーなら強キャラになれたでしょう。
アルティメットは唯一の強みであり、似たような効果であるバンガロールよりも奇襲性が高いです。乱戦にならないとまず避けられるだろうバンガロールよりも効果的に機能します。
ヒットボックス修正でパスファインダーが強キャラに躍り出た模様
色々なサイトを見てきたのですが、ブラッドハウンドのヒットボックスがレイスに次ぎ小さいという結果が出ているサイトはありませんでした。
どちらが正しいのかは分かりませんが、どのように検証したのかは記すべきだと思います。
今、出先なので確認できないのですが、恐らくはカラスを削る時のミスかと。
やり方ですが、まずフレに頼んで実際に大まかなヒット判定を確認します。ついで頭身の差を消すために、メインメニューの立ち姿を一律でキャプチャ。事前の確認を元に、当たり判定の無い部分を削って、最後に画像上のドット数で比較しています。
なので、あくまで正面対決における大まかな差だと思ってください。
当たり判定の修正もあったので、今日か明日には修正すると思います。
今回のヒットボックス修正でパスファインダーの当たり判定は滅茶苦茶小さくなったね
小さくなったっていうか、概ねグラフィック通りになってる
ミラージュのホロパイロット、強化される前のちょっとした段差で消えたり立ち止まったりするのでそこ直してほしい
タイタンフォール2をTF2と略すな(過激派TeamFortress2おじさん)