大口径はヘッドショット倍率を引き上げるアタッチメントです。動的に頭を狙える方が有効活用できるわけですが、取り敢えず付けるだけでも2割から5割程度の確率でキルタイム短縮が狙えます。今作からは大口径2という上位アタッチメントも追加され、胸部でもクリティカルが取れるようになったりします。
大口径のある武器と効果
大口径、及び大口径2のある武器一覧です。
name | 種類 | 大口径 | 大口径2 | BTK(1HS) | TTK短縮幅 |
---|---|---|---|---|---|
RAMPART_17 | AR | 頭部:1.3x | 上胸部:1.3x | 4 → 3 | 0.116秒 |
VAPR-XKG | AR | 頭部:1.42x | - | 5 → 4 | 0.092秒 |
MX9 | SMG | 頭部:1.4x | - | 5 → 5 | - |
AUGER_DMR | 投補 | 頭部:1.75x | 上胸部:1.75x | 3 → 2 | 0.167秒 |
SWORDFISH | 投補 | 頭部:1.42x | - | 5 → 4 | 0.060秒 |
VKM_750 | LMG | 頭部:1.4x | 頭部:1.4x | 3 → 3 | - |
PALADIN | SR | 肩:2x | 下胸部:2x | 1 → 1 | - |
OUTLAW | SR | 上胸部:1.9x | - | 1 → 1 | - |
SDM | SR | 頭部:2x | - | 2 → 1 | 0.273秒 |
KOSHKA | SR | 上胸部:2x | - | 1 → 1 | - |
MOZU | HG | 上胸部:1.75x | - | 3 → 2 | 0.150秒 |
DAEMON_3XB | SMG | 頭部:1.56x | 上胸部:1.56x | 6 → 5 | 0.056秒 |
SWAT RFT | AR | 頭部:1.3x | - | 5 → 4 | 0.096秒 |
1HS(BTK)はHP150の相手に、1発でもヘッドショットしたときのキル必要弾数の変化です。例えばRampart17の場合、大口径なしの状態ではヘッドショット1回でも4発掛かりますが、大口径ありになるとヘッドショット1回で3発キルになります。
TTK短縮幅は、その際にどれ位のキルタイムが短縮されるかの秒数。こちらは秒数が大きいほど、通常時との火力差が大きいことになります。
一部の武器(VKM750)を除けば、大口径を付けてヘッドショットで1発分の弾を短縮できます。ヘッドショットメダルは最後の1発が頭に当たらないと貰えませんが、途中で1発当たっているだけも構いません。
キルタイム短縮幅
VKM750を除くと、ヘッドショット時にキルタイムが短縮されます。キルタイムというのはHP全快状態のプレイヤーが一対一で撃ち合い、全弾クリーンヒットしたときの理想的な攻撃時間です。
キルタイム0.2秒と、キルタイム0.3秒の武器が同時に撃ち始めて、命中100%だったときには、キルタイム0.2秒の方がもちろん勝ちます。武器の引き出せる最高の火力と思って貰って良いです。
武器毎にリコイルが有り、一発外したときの落ち込みも違うので、実戦において必ずしもその数値が反映されるとは限りませんが、至近距離での殴り合いになったときなどには強く反映される傾向にあります。
大口径を付けるとそれまでは無理だったヘッドショット1発でキルタイムが変化するようになるので、いざというときの助けになる場合があります。勝てないような対面において、無理矢理勝てる可能性が生まれます(ただしVKM750は大口径を付けても容易にはBTKが変化しないので、味方の援護でキルを取りやすいというぐらいの効果に留まっています)。
ちなみにキルタイム短縮幅は発射レートが低い方が大きくなります。6HKのMX9よりも2HKのAuger DMRの方が1発の重みが大きいので、BTKが減ったときのキルタイム変化も大きくなるわけです(上記グラフ参照)。
MX9とAuger DMRでは短縮幅に倍近い差が付いていて、決まったときに強いのはAuger DMRの方になっています。ただし元のBTKが小さいと、頭に当てるチャンスつまりは試行回数が少なくなるので、短縮の発生率が下がってしまいます。
キルタイム短縮発生率
大口径の効果を受けやすい武器
キルタイム短縮が発動するかどうかはヘッドショット依存なので、自発的に狙えるのが理想ですが、偶発的なヒットでも恩恵をもたらしてくれるアタッチメントになっています。目安としてはキル判定を取るまでに要する弾数が多い武器、ダメージが低い武器ほど効果を受けやすくなります。
例えば低威力な傾向にあるサブマシンガンMX9が良い例で、この武器は6~9HKなので大口径の、ひいてはヘッドショット判定を受け付ける回数が多くなります。
ヘッドショットの発生率を人体モデルの面積比から、およそ8パーセントとして計算する場合、近距離で5回の射撃までに1度もヘッドショットが発生しない組み合わせからそれが求められます(6回目にHSしても、どのみち6HKなのでマイナス1)。
計算式に起こすと、1 – 0.92の5乗 = 0.3409……
なので特にヘッドショットを狙わない場合でも34%程度の確率でキルタイム短縮が発生することになります。まぁハサミギロチンが当たる確率くらいって感じですね。
人体モデルの比率が適当なのでこれより小さくなるかもしれないし、作為的に頭を狙えるならこれより大きくなりますしで、かなり大ざっぱな数値ではあるのですが、取り敢えず付けるだけでも、MX9のキルタイムを0.417秒から0.33秒間で短縮できる可能性が34%程度発生すると捉えることができます。
これが高威力の武器、例えばAuger DMRなどになると低下し、
1 – 0.9の2乗 = 0.1536
取り敢えず付けるだけは15パーセントにも満たないキルタイム短縮発生率になります。取り敢えず付けるだけで効果を実感できるのは低威力なMX9の方で、Auger DMRのような高威力タイプは、動的に頭を狙うのが重要ということになります。
大口径2による変化
今作から登場する大口径2ですが、大口径の効果を他の部位にも発生させて、例えばRampartの場合だと、胸部に当ててもクリティカル扱いになります。これによって大口径によるキルタイム短縮が発生しやすくなります。
胸部の面積は頭部の倍以上あるので、頭部と合わせて20パーセント位の命中率だと考えると、
- Auger DMR: 1 – 0.8の2乗 = 0.36
- Rampert17: 1 – 0.8の3乗 = 0.488
無作為に攻撃する場合のキルタイム短縮発生率は、面積比に応じて大きく上昇し、Auger DMRでも倍近くまで増えます。Rampart17に至っては50パーセントに近い数字になっているので、存外にキルタイムが短縮されやすい。
動的に胸より上を狙えば、相当な高確率でRampart17の3HKが取れ、キルタイム0.235秒の火力を発揮しやすくなります。あくまで確率としての話ですが、Rampart17の大口径のみが22%、大口径2で49%なので、思っているよりも大口径2の効果は大きいのかもしれません。
総じて過去作におけるストッピングパワーや、デッドアイの類型か、調整版にあたるアタッチメントに当たるんじゃないでしょうか。まぁストッピングパワーが最後に登場したのは、リマスターを除けば相当前なのですが。
スナイパーライフルの大口径
スナイパーライフルの大口径は通常の武器とはちょっと勝手が違い、即死部位が増化することになります。1HKが取れるか、取れないかで強さが大きく変動するので、基本的には最大まで搭載するのが良いでしょう。
スナイパーライフルの武器特性上、発射レートよりも確殺率の方が遙かに重要なので、他に比較するものもないと思います。ちなみにPC版とCS版で部位倍率が異なるみたいです。PC版の方が3割程度は即死部位が狭くなります。
11/15のパッチではPC版のPALADINが弱体化して、腕部分の即死が削られています。CS版待避ですと、即死面積が半分くらいまで落ちています。
OutlawのオペレーターMOD「シリンダー」を付けると、3点バーストになりますが、それに際してヘッドショットでも1HKが取れなくなります。
こういう記事ものすごく助かります。どこぞのまとめやらが消えてあなたのような人が増えたらいいのになあ…
ハサミギロチンの確率っていうのがわかりやすかったです!