「ソニー」傘下で「スパイダーマン」などを開発している会社「インソムニアック」がハッキングの被害にあい、パソコンに保存されていた社外秘の情報などが大量流出しました。
これまで表に出ていないDL比率、プレステ会員の数などが露わになりましたが、DL販売の比率が思っていた以上に低い。日本はもちろんなんですが、そもそも海外でも全然低かった模様(35%くらい)。
本項ではそんな情報から見えてくる、現在のゲーム産業の状態などを考察しています。
ソニー傘下のゲーム販売数
流石に公式より把握がしっかりしている調査会社なんてないでしょうし、これが一番正確な数字ということになるかと思います。
国内でもそれなりに知名度があったゲームとしては、
- ブラッドボーン(アジア150万本)
- DEATH STRANDING(アジア87万本)
――あたりで、JA区分が20%となっています。あとはどれも低調な割合であり、PS4、5のゲームはアジア圏では売れていないということが分かります。必然的に日本でも売れていないでしょう。
世界規模で言えば2000万本を超えているものがチラホラあり、任天堂の上位IPに追随するものがあるのですが、こと国内においては相当な差があると見て良いです。
そして、意外な程にDL販売の割合が低いです。旧作タイトルで値下げしているものなどが売れるので、実際にはもっと影響があるのでしょうが、こと新作タイトルにおけるDL販売の割合は、世界レベルでそこまで高くありません。
世界レベルでもDL販売は低調
これら資料から見えてくる意外な情報として、世界レベルでパッケージ販売がまだまだ主流であるということが挙げられます。売り上げに対するDL比率は世界で36%です。流通網がしっかりしている日本だと、DL販売に頼る必要もないため30%を割り込むかもしれません。
少し前に「今年のDL比率は高くなり35%(うろ覚え)」みたいな告知を任天堂が出していたので、総合すると任天堂が下がるにしても、新作のDL販売の比率が極端に違う――ということも無さそうな気配です。
そして、Xboxが世界的に見て不調な理由が見えてきます。一番数が出ないといけないXbox Series SがDL専用なので、ターゲット層との大きなギャップが生じているのです。
Xbox Series Sは性能に対する価格設定が非常に野心的です。上位のXbox Series Xと合わせて安すぎると言って良いです。しかし、パッケージ販売のゲームが動くという肝心な部分が欠けていました。
Xbox Series Sでデジタルシフトさせるという試みだったのかもしれませんが、消費者というのは思っている以上に保守的なものです。
あるいはGamepassの影響を過大評価したのかもしれません。国内だと尚更ですが、絶対的にGamepassの知名度が足りておらず、またそれ専用機とするには廉価なXbox Series Sといっても辛い側面があります。
私は高校辺りからPC移行していたので、DL販売がもっと普及しているものだと思っていました。国内は絶対に無理だろうけど、アメリカではもっと検討するものだと踏んでいたのですが、改めて数字を見てみると、失敗して当然だったとも言えます。
今回のXboxは高機能なXbox SX、低機能なXbox SSのハイローミックス戦術を取ったのですが、ピラミッドを支える根本の部分が致命的に間違っていました。本国のアメリカでもPSに対して遅れを取る羽目になっており、いよいよ新ハードを出すくらいはしないと、盛り返すのは厳しそうです。
Xbox Series Xについても、価格的にPCで良いじゃんとなって売れないでしょうし、あとはアクティ買収の成果次第か。ソニー陣営は異様に警戒しているものの、ハードを買い替えてまでCoDが売れ続けるのだろうか……という疑問は残ります。
別の内部資料リークだと、ソニーが2027年に危機が迫ると言及しているので、何かしらの裏付けがあるのかもしれないですが、MSもやる気が空回りしているように見えてしまうのでした。
任天堂のDL販売数が強気なのはカタログチケットの存在があるからでしょうね
1万円のチケットで2本買えるのホントにありがたい
よっぽどな理由が無い限りパッケージで買う理由が無いもん
パッケージに対する執着意味わからな過ぎてこわい
フォトナもパッケージ版置いとけw
10年前オンライン認証必須&ソフトのレンタル、転売を禁止しようとした陣営があるらしい
10年経った今でもこの現状なのにまさに狂気の沙汰だったんだな