- ストーリー: 3点
- グラフィック: 6点
- サウンド: 5点
- ゲーム性: 5点
- 作り込み: 5点
- 10点: 史上最高(100年に1度)
- 9点: 10年に1度の水準
- 8点: 年間トップクラス
- 7点: 十分におすすめできる
- 6点: 普通水準で、おすすめできる
- 5点: 普通水準
- 4点: 明らかな失敗が見て取れる
- 3点: 良い部分がほぼない
- 2点: 失敗では済まされない
- 1点: 史上最悪(100年に1度)
ゲーム概要
カプコン製ハンティングアクションゲームを一通りクリアした後の評価です。
アクションが苦手な人向けなお手軽COOPとしての側面が強いのですが、本稿ではあくまでソロプレイ時の評価になっています。同IPの前作MHワールドのときと同じです。
今回のモンハンは和のテイストを取り入れ、機動系のアクションを増やしています。新しいオモトの追加などもありましたが、各種要素が綺麗に収まっているかと言われると……。
旧来までの駄目な要素をある程度は改善したものの、取捨選択の甘さは旧来のモンハン通りです。
今回のレベルデザインは中々に良好で、割と万人受けする作りだと思うのですが、システム面の煩雑さが災いしており、結局は初心者お断りになっているような気もします。
あと未完成の状態でリリースされているので、ネット環境がないとストーリーが完結しないし、完結するも執筆時点から丸一か月後という状況になります。
もしかしたら復帰勢狙いの作品だったのかもしれないです。生産画面とか昔に戻った……?(うろ覚え
ストーリー
- –
- 水のようなのど越し
- 和の要素が空気
過去のシリーズでもそうでしたが、ストーリー性に期待するような作風では無いです。
今回は主要キャラクターに関連性がついているので、過去の作品に比べればマシになってはいるものの、だからと言って何だという話になります。
今回は和風のテイストになっていますが、設定が羅列しているだけで、特に中身があるわけではないです。
グラフィック
- スイッチにしてはかなり高水準
- 細かいモーションの修正
- フレームレートの低下が顕著
- 服飾のデザインの不自然さ
- 和のテイストが役立っていない
- 無個性モンスター
モンスターハンターワールドに比べると悪くなりましたが、機体のスペックを鑑みると十分すぎると思います。
細かいモーションも自然に見えるようにMHWから改善されています。フォトリアル路線から離れたこともあって、全体を通してのバランスを考えると極端に悪化したとは言えないです。
機体性能のせいではあるでしょうが、無駄なエフェクトが減ったので見やすくなっています。
ただし明確にマイナスの要素も色々あって、まず真っ先に挙げられるのが急激なフレームレートの低下です。高ポリゴンのモンスターが出てきたり、水場だったり、入り組んだ街中だったりするとガタガタになっています。そのせいなのか、もっさり感も増大しました(多分、数値的にはあんま変わってない)。
また新規要素の和風デザインですが、いわゆる和洋折衷に失敗しており、モンハンテイストが足を引っ張る形になりました。旧来のモンスターハンターと駄目になった原因も共通していて、服飾のデザインが一貫してないからコスプレ臭が強すぎます。
モンスターのデザインについては、明確にモンスターハンターワールドから悪くなりました。安定のパッケージ採用枠なので「マガイマガド」は例外ですが、多くのモンスターはテーマを活かしきれていません。風神と雷神とか、なんでこうなった……。
サウンド
- 無難なCV
- 記憶に残らないスコア
- ちょっと何言ってるか分からないですね
「ここではリントの言葉で話せ」って思いました。
ずっと流れている曲って向き不向きがあって、例の歌は高音が耳に突き刺さるので、取りあえずオフにする方法検索することになりました。
総評としては記憶に残らなかったということで。
ゲーム性
- アクションゲームとしては及第点
- 色々と遊びやすくなった
- アクションゲームとしての軸と発展性の欠如
- 旧来からの悪習が多い
- 依然として気になる操作性
- 百・竜・夜・行
サクサクモンハン
ひとつ前のモンスターハンターワールドに比べて、いくらかの部分で改善が入りました。正直な話、10年くらい遅いと思うわけですが、一応は改善する意図があるらしいです。
翔蟲とオトモガルクは大筋としては成功しており、操竜も過去にあった仕様を昇華しています。
レベルデザインも良好で、初心者向けな作風とも合致しています。
惜しむらくはこれがシリーズ物で、過去の因循から抜けきれなかった点です。
あくまで減点要素を減らしてプレーンになっただけで、旧来から続いている戦闘の大味さ、発展性の無さがゲームとしての限界を感じさせます。
ゲームデザインが乱雑
いつものパターンなんですが、触りだけ追加した新要素が不完全燃焼で、無駄に要素が増えてゲームデザインが悪化するというモンハンの悪いところを踏襲しています。
アクションゲームの観点から見ると、翔蟲側に特殊アクションをまとめる方がスマートでした。これなら武器ごとの特殊技や変則的なゲージを統一できて、煩雑になっている操作コマンドも単純化できます。
弾やビンなどの無駄に広がってしまった専用アイテムも整理できました。
操竜はルーチンワーク化する上に、あんまり火力が無いから最終的には影響力が足りません。見た目のインパクトはあるし、ダメージを受けないというリターンはあるものの、運用次第で殴り切れるくらいでも良かったと思います。
百・竜・夜・行!
そして最も失敗している要素「百竜夜行」なんですが、これがオープンワールドだったら、マイクラみたいに夜襲撃を受けるみたいな形で実装できたんですが、旧態依然としたクエスト型なので不完全過ぎるタワーディフェンスみたいな内容になっています。
素直に普段は空気化している小型モンスター使って、仕掛けの強さが際立つようにした方が良かったんでは?
なぜヌシまでの戦闘に前座が追加されるような形にしたのか……。途中で敵が逃げ出すから素材もおいしくないし、通常クエストで無駄な戦闘を強要されるようなものなんですけども。
せめて1ウェーブのみにしてどうぞ。
作り込み
- 目立つバグなし(一応)
- 色々と遊びやすくなった
- ライブサービス志向?
- 和の要素が生かせていない
- 全体的に説明不足
- ユーザーインターフェースが不出来
- メイン部分がそもそも未完
そもそもストーリーが終わっていないという点を除けば概ねゲームとしては形になっています。話題になったバグはあったものの、まぁ普通にプレイする分にはあんまり影響しないですし、やり込む人ならネット環境くらいはあるんじゃないかと思います。
リリースから1か月を節目として、過去の水準からすると大き目のアップデートが入っていますが、中古対策やライブサービス志向の結果なのか、単純に開発が間に合わなかったのか……。
ユーザビリティについては、まず新規への説明不足が目立ちます。細かいステータスの説明とか一切なかったと思うんですけども、初回プレイヤーはこれで分かったのでしょうか。
ユーザーインターフェースも旧来の悪さを踏襲していて、詳細がページ送りしないと分からないのにその誘導が無かったり、下手したら新規ユーザーとか、装備などのスキルに気が付かない可能性が高いです。
幸い、レベルデザインが上手く機能しているので、そんなの知らなくても突破できるでしょうが、良いか悪いかで言ったら明らかに悪いです。
クラッチ無くなって〜→導虫撤去とジャギで不便性がやばいんだけど。あと鳥で大して不便さが変わらない。
ストーリーはG級〜→MHWは亜種古龍まで一通り出て、一度無印で閉まったよ。最後のゴリラはともかく。少なくともライズの何一つ終わってない状況を良しとするならテイルズ商法をバカにできない
BGM→追加の切り替えは課金。これを良しとするならせめて量をもう少し…
何より操竜させたかったんだろうけど、モンスターの挙動が不自然すぎる
散々ワールドの挙動を批判してたのに、同じ口が絶賛してるあたり君らバイアスかかってない?って感じはしてる
痕跡、導き、クラッチ関連が無くなっただけでMHWの114514倍マシになったから他はどうでも良いくらい素晴らしい
ホットクーラー両ドリンク廃止も良い
クエスト受注→ノータイムで出発も良い
映像面でキレてるヤツは何故既報のsteam版が待てないのか謎。どうせこのゲームが完成するのはG級商法後だしそれはシリーズ恒例(ボリューム不足も予想できてる)
BGMは好みだからしょうがないね。切り替え出来る時点で配慮されてるし
Switchのおかげでスリープ復帰も爆速で快適でよし。手軽に休止出来る
長年続いてるIPってむしろ変わらないことに対して「そうだよこれこれ」感が欲しかったりするから大幅な改変は危険だしモンハンレベルで過去ファンが居るIPはそんな危険犯す必要ないよな(十分変わってると思うが)
それでも駄目ならそりゃもうモンハン卒業で良いのでは…?
代わりにフリーダムウォーズっていう良いゲームがあるので~