クリア後の感想と評価: バイオハザード7 (AVG 5.2点)

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  • ストーリー: 5点
  • グラフィック: 7点
  • サウンド: 5点
  • ゲーム性: 4点
  • 作り込み: 5点
  • 10点: 史上最高(100年に1度)
  • 9点: 10年に1度の水準
  • 8点: 年間トップクラス
  • 7点: 十分におすすめできる
  • 6点: 普通水準で、おすすめできる
  • 5点: 普通水準
  • 4点: 明らかな失敗が見て取れる
  • 3点: 良い部分がない
  • 2点: 失敗では済まされない
  • 1点: 史上最悪(100年に1度)

ゲーム概要

サバイバルホラーシリーズの第7作です。

ナンバリング作品だけでも1~3、4~6と方向性のことなるシリーズなんですが、本作からは再びモデルチェンジし、いわゆるFPS(ファーストパーソンシューター)になっています。

1~3のような探索メインのゲーム性でもなく、4~6のようなシューターとしてのゲーム性とも異なります。

段々スケールアップし続けてきた同作としては、ダウンサイジングに進んでいますが、恐らくはバイオ6での失敗が響いた形です。ゲームとしてはシンプル過ぎるが故に発展性に欠けます。

物語としてはホラー作品のパロディ的側面が強くでています。話の流れも過去作から独立しており、一種のリブート作になっています。

新規キャラクター「イーサン」の元に届いた妻からの不審なビデオレター。

それを期に音信不通になってしまった妻から3年ぶりに手紙が届きます。それに導かれるままに郊外のベイカー邸に向かうのですが、そこには挙動不審なベイカー家の人々と、顔芸を覚えた妻が待ち受けているのでした。

以下、ネタバレがあるかもしれません。

ストーリー

  • 最初の数時間くらいはホラー
  • カジュアル系、グロマシマシ
  • インパクトを重視しすぎて大味
  • 嫁がヒロインしてない

ホラー重視の作風をうたっていますが、どちらかと言えばスプラッターに近いです。怖いというより気持ち悪い。血みどろ、虫まみれ、顔芸の1発ネタ頼みで、類似作のパロディ集になっています。

過剰演出とまとまりの無さが災いして、怖いシナリオにはなっていません。明確な破綻こそないものの、見た目のインパクトに頼り過ぎて、やっつけ仕事な印象を受けます。

まず主人公の行動がフラフラしていて一貫性がありません。探しに来た対象を葛藤もなくパンチしたり、斧で殺したり、何しに来たのか分からなくなるような描写があり、急に強気になったりするのでサイコパスっぽい。

主人公の妻であるミアの扱いもは問題が多く、いきなり敵対させたり、ピーチ姫にしたり、立ち位置がコロコロ変わります。いきなり顔芸決めてきた不死身の化け物が、ババァに引きずられて助けを求めてきたり、事件の原因なのに被害者ぶっていたりと茶番感が増大します。

物語として膨らませる部分を膨らませていないし、整合性のないおかしなイベントが挿入されるので、ライターの筆力不足を大いに窺わせます。

完成度の高いホラーであることを期待している人には肩すかしで、下手するとギャグにしか見えない辺りが近年のバイオハザード通りです。

グラフィック

  • 不気味さの谷
  • 鉱物系の描画が残念
  • 人を選ぶグロ表現
  • 過剰演出が目立つ

近代化が進んでより写実的になったのですが、極端な味付けをし過ぎた感はあります。

キャラクターの表情が誇張気味なのと、色合いの問題とで、マネキン染みた不気味さがあります。

また、あまりにインパクトを求め過ぎたあまり、ギャグにしか見えないシーンが結構あります。まず突っ込みを入れてしまうので、ホラーっぽさを減退させる原因になっています。

サウンド

  • テーマ曲が全て
  • 印象に残るBGMがない
  • 吹き替えがチラホラ微妙(嫁とか)

ゲーム性

  • ガード is ジャスティス
  • FPSとしては凡作にも届かない
  • 旧来よりアクション性が低下
  • 弱すぎる探索要素

ホラーよりにシフトした結果、4系統のTPSシリーズに比べて、アクション性は大きく落ちました。体術全般が削除されたし、武器の性能も極端に悪くなっているので爽快感に欠けます。

大きくリプレイ性が落ちていて、過去作のように周回したいゲームでは無いです。

新規追加されたアクション「ガード」は非常に強力。発動が早く、タイミングを選ばず、ダメージの軽減力も極めて高い。バイオ3に存在した回避のリファインですが、それより習熟が簡単で、取り敢えずガードしておけば大丈夫という盤面は多いです。

おかげでゲームとしての難易度は大きく軽減されていますが、シューター要素と繋がりのあった体術の方がゲームとして優れていたのは間違いないです。

ガードがあるから安全を確保するための戦闘も成立しておらず、あまりに中だるみしている印象になります。この辺りはバイオ3の失敗を踏襲しています。

探索要素についても単純化し過ぎて工夫が足りないですし、要所要所に挿入される別ゲーパートのせいで舌触りが悪くなっています。

作り込み

  • 目立つバグがない
  • リプレイ性は弱い
  • ホラーとしては貫徹していない
  • 敵の配置に偏り、バリエーション不足がある
  • 旧作に比べてマップの作り込みが低下

バグはないものの、ゲームの規模やアイデア等に不足が目立ちます。

恐らくは予算が制限されていたのでしょうが、バリエーション不足で周回プレイするほどの受けがありません。初回のプレイがほぼ全てです。

1週目ですら中だるみ感があるので、むしろ要らない部分をカットすべきでしたが……。

コメント

  1. サプカス より:

    タイトルにネタバレあり・なしの記述があればいいですね。

    • game_memo(管理人) より:

      私がそこら辺を気にしないタイプなので、どうしても疎かになってますね……。

      極力、ネタバレせずにという方針をとる予定なので、ちょっと修正してみました。ストーリーに関しては、ネタバレせずに説得力を持たせるのがちょっと難しいので、貫徹できるか怪しい感じですけども。

  2. 匿名 より:

    レビューお疲れ様です。
    私はかなり楽しめました。
    6からのなんとも言えない作品のおかげで誤魔化されていたおかげなような気はしますが。

    レオン等のキャラゲーを捨てて来たのは評価してもいいかなーっと思ったら最後クリスかよと。

    • 匿名 より:

      そもそも海外評価からのクリスの位置付けが最低だったからねw
      海外ユーザーを視野に入れれば、その手の流れは打倒な線だろうねw
      その内、新キャラでアリスでも出して来るんじゃないかな?
      映画のアノお方酷似でw
      スーパーウーマンがメインになったら、このゲーム終わってるけどw

  3. 匿名 より:

    原点回帰等と大洞吹いて、全く原点無視したお化け屋敷ゲーム。
    そもそもFPS化した時点で別ゲーなワケでw
    コードベロニカ以降は、個人的にバイオハザードは終わったゲーム。
    とは言え、カプンコが【これはバイオ】と言えばバイオなんだろうねw
    ff15同様に、力を入れ過ぎた結果【今や中古が叩き売り】されるほどの世間評価は文字通りクソゲーなワケだ。
    誰も望まない進化は要らないし、進化の過程を飛び越え過ぎて、全く別ゲーにし過ぎても困ると思うけどなw

  4. 匿名 より:

    難易度:madhouse までクリアして、この作品に一言だけ言葉を送るなら
     「これをバイオハザードと言い張る勇気」
    ・・・これにつきます。

    オリジナルシリーズであり不朽の名作となった 1~3&CV とも、凡作TPS・FPSとなった 4~6 とも違いすぎて、旧作各シリーズのファン向けに
     「IP持ってるメーカがタイトルだけ流用して小銭を稼ぐ為に作った。」
    感が否めません。

    これをオリジナルシリーズの生みの親である三上氏が作ったのなら
     「新境地を求めた試作品的商品」
    と納得しないでも無いですが、当時のスタッフなど既に不在の制作陣のようで、PC版のパッケージ(1~3)を本棚に並べてニマニマしているようなプレイヤーとしては次回作を追う気が無くなります。
    (そういう意味ではPC版の販売がSteamによるダウンロードだけになったのは個人的にはありがたいところです。)