アルセウスを扱った最初の投稿でさらっと倍率について触れてしまったので、それについての検証情報の補填です。
無くなった4倍弱点
上記は「いわ・じめん」のドサイドンに対して、サーナイトで特殊攻撃したときの様子です。
地面に対してのみ抜群になる「れいとうビーム(氷)」)と、岩と地面の両方に抜群が取れる「エナジーボール(草)」を当てています。共に特殊わざで威力は80です。
従来作のとおりに4倍のダメージになるのなら、エナジーボールを喰らったドサイドンはワンパンで落ちている筈なんですが、今作では二つの弱点を突いたときのダメージは2.5倍まで減少しているので耐えています。
このとき使ったサーナイトのステータスは上記のようになりますが、相手がオヤブンで「とくぼう」1.5倍のステータス補正が掛かっているとはいえ、アタッカータイプはやっぱり逆風が吹いています。
急所のダメージ
偶発的に発生するダメージ増加の戦闘イベントです。
急所に当たったときには1.5倍のダメージを与えています。
なお統計を取ってはいませんが、体感レベルで急所の発生率も下がった印象があるものの、ダイパリメイクで絆急所が多発していたからか……。
当方XYからの復帰組ゆえ、過去作品で1.5倍になっていたのを知らなかった……。
タイプ一致のダメージ
ポケモンのタイプと、わざの属性が一致している場合には、通常よりも大きなダメージを与えます。
上記は電気タイプのジバコイルを使って、「10万ボルト(電気)」と「トライアタック(ノーマル)」をそれぞれ使った場合です。どちらも特殊の威力80ですが、ジバコイルと同じ属性タイプを持つ10万ボルトの場合は、タイプ一致で約1.25倍のダメージを与えています。
従来ではタイプ一致で1.5倍のダメージだったのですが、アルセウスではその影響力が減っており、タイプ一致のわざに拘る必要性が薄れました。
とはいえ、本作は「こうげき」のステータスが影響しにくい仕様なので、25%のダメージ増加は「こうげき」換算だと400位の数値に相当します。そういった視点から見ると、影響力が下がったといっても無視できない要素ではあるでしょう。
攻めの力、守りの力
上記は通常のときと、「めいそう」を使ったときの比較です。
各種の変化わざで発生する攻めの力が高まった状態では、通常の1.5倍のダメージを与えます。
同様に守りの力が高まっていると受けるダメージが減少し、
こちらは数値が出ているのでより分かりやすいですが、守りの力は33%のダメージ軽減になっています。
これらは従来までのシリーズ作品における1段階のステータス変化と同じですが、「こうげき」と「とっこう」で分かれていないことで利便性が大きく向上しています。
「でんこうせっか」ほどではないものの、今作の変化わざには行動順を早める効果もあるので、すっごい「ちょうのまい」。できるだけ覚えさせて、ワンパンできそうにないなら真っ先に使った方が良いです。
雨による炎の弱体化
上記は炎タイプのわざを使ったときのダメージ検証です。左は通常時で、右が雨が降っているときです。
雨が降っている状態だと、与えるダメージが33%低下しています。
雨は普通にプレイしていても頻発する天候なので、炎タイプのポケモンを使う時には注意しましょう。
なお雨が降っていても水タイプのわざの威力は変化しないです。
統計学的に信頼できる数字になるほど試行回数はありませんが、およそ間違ってないかと思います。何度か試して、開発が付けそうなキリのいい数字をサイトで採用しているので、色んな人が追い検証してくれれば確実性が上がるかと思われます。
あと「こうげき」不遇と、重複弱点4倍じゃないは、乱数でどうかなるとは思えない差なので、細かい倍率の差はどうにせよ過去作よりも影響力が下がっているのは間違さそうです
すごく参考になります。
ありがとうございます。
乱数の考慮はしましたか?