バイオハザードRE4に登場するハンドガンのデータと、運用に関する所感です。
色々と種類があるものの、後半の敵にはちょっと非力さが目立ちます。高難易度だと序盤の《ガナード》ですらショットガン頼みの側面が強く、もっぱら雑用の武器となっています。
普通に運用するなら《ブラックテイル》が最強候補であり、DPSも720(x1.5)と単射のハンドガンではずば抜けた数値になります。DPSを伸ばしたいなら、威力と連射速度を満遍なく伸ばすのが強化のコツです。
弾の消費を気にしないのなら最高1700DPSの《マチルダ》なんですが、ハンドガンの弾と言っても通常プレイでは消費が重いのが難点です。
SG-09R

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 威力 | 100 – 200 |
| 装填数 | 10発 – 18発 |
| 装填速度 | 1.7秒 – 1.2秒 |
| 連射速度 | 75RPM – 124RPM |
| 改造費 | 304000 |
| 限定改造 | クリティカル5倍 |
| DPS | 125 – 413 |
初期武装。本作における規定の武器であり、ゲーム内ステータスの1は、この武器が基準になっています(例外あり)。
基本の攻撃力は100 x ゲームランク補正です。当てた部位によって部位倍率が掛かります。
本作の主敵である《ガナード》は弱点部位が多めに設定されていおり、ハンドガンの場合は頭部2.4倍、胸部2倍になります。無償で入手できるハンドガンでは最も精度が高いので、AIM力次第で《ガナード》単体の処理は得意になります。

とはいえ序盤の《ガナード》でも耐久力がHP500~1000、後半だとHP1000~2000もあるので、高難易度では限界を感じることも多いです。敵を倒すのにどうやっても時間が掛かるので、タイマン以外は無理が効きません。
《レーザーサイト》を付けることで精度が向上しますが、近年のREシリーズにあったレティクルを絞った際のダメージ増加はありません。
クリティカル率の増加はあるみたいですが、《レーザーサイト》の効果は限定的なので、スピネル10個というコストに見合うかは怪しい部分があります。《レーザーサイト》を獲得するより、《ブラックテイル》へ買い替える方が安上がりです。
《SG-09R》の強みは無償で入手でき、且つ精度が良いことです。同じく無償武器である《レッド9》が精度不足なので、予算が限られている高難易度のNGタイムアタックでは《SG-09R》は定番武器です。
精度を生かして雑用をこなしていくのに適しており、ハンドガンに戦闘力を求めてはいけないというバイオの伝統を体現した初期武器だと言えるでしょう。
パニッシャー

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 威力 | 90 – 190 |
| 装填数 | 12発 – 24発 |
| 装填速度 | 1.52秒 – |
| 連射速度 | 83RPM – 150RPM |
| 入手費用 | スピネル5個 |
| 改造費 | 279000 |
| 限定改造 | 貫通5枚 |
| DPS | 124 – 475 |
武器商人からスピネル5個で交換してもらえるハンドガンです。
初期ハンドガンの《SG-09R》のバリエーションみたいな立ち位置で、《レーザーサイト》も付けられるので、運用については《SG-09R》とほぼ同じです。
威力が10下がったと言っても、本作のガナードは序盤でもHP600~1000はあるので、10ダメージなど僅かなもの。初見プレイならば《SG-09R》に勝ると言ってよいでしょう。
問題はスピネル5個の価値があるのか――という点で、ガチの攻略を考えるなら必要とされない場合が多いです。貫通能力があると言っても役立つ場面は限られますし、結局のところショットガンなどの利便性にはかないません。
《レーザーサイト》を使おうとすると更にスピネルが要求されますし、基礎性能はあるのに、立ち位置が悪すぎる武器だと思います。
エイダ編に登場する《パニッシャーMC》は改造したときの威力増加が30増加した派生モデルです。《パニッシャー》の上位互換ですが、立ち位置が悪いのは変わりません。
レッド9

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 威力 | 150 – 270 (x1.5) |
| 装填数 | 8発 – 16発 |
| 装填速度 | 1.52秒 – |
| 連射速度 | 70RPM – 100RPM |
| 改造費 | 384000 |
| 限定改造 | 威力1.5倍 |
| DPS | 175 – 450 (x1.5) |
湖の中央にある難破船で入手できる古臭い見た目のハンドガンです。
ハンドガンの中では高威力な設定になっており、限定改造まで含めると405ダメージまで増強されます。他のハンドガンの2倍程度のダメージがあるので、《ガナード》相手への殺傷力が大分違います。
初期ステータスが高いので、初見プレイの際には敵の対応に便利です。
欠点は精度が低すぎることです。ヘッドショットが安定しないので、乱戦になると脆さが出ますし、高難易度では頼りなさが先行します。
専用ストックを使うと精度が上昇しますが、ストックの獲得にスピネルを使うのは割に合いませんし、そこまでするなら《ブラックテイル》に買い替える方が先だと思います。
初期DPS(時間当たりのダメージ量)が175あり、安上がりに強いのが利点なので、それを生かした運用をしたいです。コストを他に回したいハンドガンとしては、無償なのは最大の利点です。
とはいえ、高難易度では精度不足が災いするので《SG-09R》を優先する人が多いと思います。
ブラックテイル

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 威力 | 140 – 240 (x1.5) |
| 装填数 | 9発 – 13発 |
| 装填速度 | 1.44秒 – |
| 連射速度 | 96RPM – 180RPM |
| 購入費用 | 24000 |
| 総改造費 | 401000 |
| 限定改造 | 威力1.5倍 |
| DPS | 224 – 720 (x1.5) |
古城以降に武器商人から2万4千ptasで購入できるハンドガンです。
全てのパラメーターが高水準であり、連射速度はハンドガンの中ではトップ。他のハンドガンを中途半端に改造するくらいなら、《ブラックテイル》に買い替える方がベターな構造になっています。
買い変えの2万4000ptasで《レッド9》を強化すると、打点が少しだけ勝りますが、総合力を取るのなら明らかに《ブラックテイル》です。精度があるのでヘッドショットが安定しやすく、省スペースでアタッシュケースを圧迫しません。
初期DPSもハンドガン最高の数値ですが、最大まで改造したときにはずば抜けた火力を持ちます。《レッド9》フル改造の1.5倍以上の火力が出せるため、無限弾なしなら最強のハンドガンです。
初回プレイだと色々探索したいと思うので、取りあえず買い変えで良いかもしれません。
その一方で、周回プレイ時には行動が最適化されるので、ハンドガンの出番自体が減っていきます。ハンドガンを買い替えたり、強化するのは効率的とは言えないので、ガチ行動を取るなら《ブラックテイル》は不要になっていきます。
戦闘力はあったとしても、コスト的な観点からマイナスなので、高難易度タイムアタック等では初期ハンドガン《SG-09R》に落ち着く人が多いでしょう。
エイダ編にて登場する《ブラックテイルAC》は初期威力が40低下、代わりに改造のコストが安くなった派生モデルです。初期ステータスは下がりましたが、改造後のステータスは《ブラックテイル》と同じです。
マチルダ

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 威力 | 130 – 200 |
| 装填数 | 18発 – 30発 (x2) |
| 装填速度 | 1.67秒 – |
| 連射速度 | 73RPM – 133RPM |
| 連射速度(ストック) | 521RPM(固定) |
| 入手費用 | スピネル10個 |
| 改造費 | 368000 |
| 限定改造 | 装弾数2倍 |
| DPS | 158 – 444 |
| DSP(ストック) | 1130 – 1736 |
武器商人に10スピネルを貢ぐことによって入手できるハンドガンです。
基本性能は少し高めに設定されており、装弾数が多いので経戦能力が高め。とはいえ、目立って強い部分もないので、通常プレイではあんまり交換する機会もないでしょう。
DPS的にも他のハンドガンと殆んど変わりません。《ブラックテイル》を買う方がよっぽど確実です。
なので《マチルダ》を運用するなら、更に9スピネルを貢いで専用ストックを手に入れるのは前提になると思います。
専用ストックを使用すると、発射レート521RPMのバースト射撃ができるようになります。バーストディレイはあるものの、適当に連打したら誤魔化せるので、威力も上げればDPSが急上昇します。
スピネルを大量消費しますが、金銭的な負担は安めと言えば安め。最高時には1700DPSに達するので、火力だけならハンドガンでは随一の数値です。
下手なサブマシンガンよりよっぽど打撃力があります。
ただし弾の消費が強烈過ぎるので、通常プレイで運用し続けるのは困難です。慣れてくるとハンドガンを使わなくなるので、村編の終わりには100発以上の弾が余るようになりますが、それでもこの武器を支えられるとは言い難いです。
無限弾の《ネコミミ》があれば、取りあえずバリバリしておけば強い武装なのですが……。





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