ファイアーエムブレム エンゲージにおける最後のまとめとしてのユニット評価になります。
S、A~C、Fの五段階ですが、S(ぶっ壊れ)やF(イラナイツ)は今作では登場しないので、不在になっています。
今回はブロディア王国のユニットについて。
安定の《スタルーク》は優れたダメージ期待値を持っており弓のエースユニットです。
あとは目立つ強さがないものの役割を持てる《シトリニカ》《ラピス》《アンバー》はルナティックでも積極的に使えると思います。
スタルーク
評価 | A |
加入 | 7章 |
個人スキル | 僕が守ります! (周囲2マスの味方が攻撃されたとき力+3) |
専用兵種スキル | 月光 (技%の確率で敵の守備半減) |
ブロディア王国のディアマンドじゃない方。
劇中の扱いの如く地味なステータス、地味な成長率の弓兵なのですが、優れた個人スキル、優れた専用兵種スキルを持っており、それらが頻繁に発動するのが強みです。
《月光》は相手の守備力次第の部分はありますが、Lv40のときのダメージ期待値としては力35相当はあるので、スキルを考慮すればエース級の打撃力になります。《月光》は相手が強い程に効果が増すというのも大きな強みです。
クラスの成長補正もあって技がかなり伸びるため、《月光》の発動率が高く、命中率もあり、必殺も狙っていけます。十分な速さもあるので《速さの吸収》を継承すれば追撃も狙える。
弓兵としてのとして隙が無さ過ぎる有力ユニットなので、加入した次の章で即クラスチェンジでも問題ないです。DLCありの場合、紋章士《チキ》の早期入手のために、増援で何度も湧いてくる幻想飛竜を対処する必要があるのですが、その大きな助けになってくれるでしょう。
紋章士は《月光》との相性を考えるならDLC《エーデルガルト》が筆頭候補です。力と技のステータスが上がり、エンゲージ必殺に《月光》が乗ったら大体1パンになります。
無難に《リン》で追撃運用しても良いですし、《ルキナ》で《月光》の発動率を上げつつチェインで火力の水増しも強いです。
項目 | 初期ステータス(ロード(弓)) | 成長率%(ロード(弓)) | 成長偏差値 | 成長期待値(ティラユール) | 成長期待値(ウォーリアー) |
---|---|---|---|---|---|
レベル | Lv10 | - | - | Lv40 | Lv40 |
HP | 28 | 65 + 10 | 54.3 | 52.3 | 61.8 |
力 | 11 | 30 + 10 | 50.6 | 24.4 | 31.4 |
魔力 | 2 | 10 + 0 | 42.8 | 5.1 | 5.1 |
技 | 17 | 40 + 25 | 56.0 | 40.7 | 29.7 |
速さ | 12 | 45 + 10 | 54.1 | 30.1 | 30.6 |
守備 | 8 | 30 + 10 | 47.9 | 23.9 | 20.4 |
魔防 | 5 | 20 + 0 | 42.3 | 13.7 | 12.7 |
幸運 | 8 | 15 + 5 | 38.5 | 16.2 | 12.7 |
体格 | 6 | 10 + 0 | 53.3 | 10.1 | 13.6 |
合計/平均 | 97 | 265 + 70 | 48.9 | 200.2 | 205.2 |
シトリニカ
評価 | B |
加入 | 7章 |
個人スキル | 大盤振る舞い (HP回復アイテムを使ったとき隣接ユニットも回復) |
ブロディア王国の王城兵。お金持ちの方。意外にも正統派ヒロイン。
高い魔力の初期ステータス、魔力の成長率を持つため、魔力についてはガンガン伸びる魔王タイプの《マージ》。最速で《セイジ》にした場合、Lv40時点の魔力の期待値が第二位です。
代わりに技、速さは伸び悩み、高難易度では命中不安が付きまとうという欠点があります。速さが足りないので追撃を高確率で貰うので、耐久力については紙も良いところ。
迂闊に前にでると危険すぎるので、後ろから高威力の《サンダー》系を使って支援攻撃するのが良いです。命中不安をカバーするために紋章を使って錬成するか、紋章士《ベレト》から《天刻の拍動+》を継承しておきたいです。
クラスチェンジ先は魔力を活かすために《セイジ》が良いでしょう。紋章士《ベレト》との相性が良いです。
速さが足りないのでアーマー系でも追撃ができないことがあり、最終的には打撃力にやや不安が残りますが、初期ステータスが中々優秀なので即戦力になる《マージ》であり、戦力の拡充に繋がるユニットの1人だと思います。
項目 | 初期ステータス(マージ) | 成長率%(マージ) | 成長偏差値 | 成長期待値(セイジ) | 成長期待値(ハイプリースト) |
---|---|---|---|---|---|
レベル | Lv10 | - | - | Lv40 | Lv40 |
HP | 24 | 45 + 0 | 36.6 | 40.0 | 40.0 |
力 | 2 | 10 + 0 | 28.5 | 5.1 | 7.1 |
魔力 | 15 | 40 + 25 | 66.0 | 38.7 | 36.2 |
技 | 13 | 25 + 5 | 38.0 | 24.3 | 22.8 |
速さ | 10 | 30 + 0 | 37.7 | 20.3 | 20.8 |
守備 | 3 | 20 + 0 | 36.8 | 11.2 | 11.2 |
魔防 | 12 | 40 + 25 | 60.2 | 35.7 | 36.7 |
幸運 | 10 | 25 + 5 | 48.7 | 23.3 | 29.8 |
体格 | 4 | 5 + 0 | 42.6 | 6.6 | 5.6 |
合計/平均 | 93 | 240 + 60 | 43.9 | 181.7 | 180.2 |
ラピス
評価 | B |
加入 | 7章 |
個人スキル | 戦果移譲 (隣接する味方がいるとき命中・回避+10、必殺-10) |
ブロディア王国の王城兵。貧乏な方。
劇中で怪力、ゴリラであるという描写がありますが、別段に力の成長率は良くないです。
素早さの成長率偏差値が60を超えているので速さには自信あり。個人スキルの《戦果移譲》も攻撃を捨てて、回避を上げるというもので、回避盾としての才能を秘めています。
素直に育てる場合、HPが満タンだとチェインアタックが2回発生する《ブレイブヒーロー》が、回避運用との相性が良くて強力です。打撃力不足をチェインアタック分で補えます。
早期に貢献を求めるならば《シーフ》に転職するのもお勧め。軽くて強い短剣を使えるので、武器錬成で攻撃力の不足を補いつつ、長所の回避力を存分に生かすことができます。
回避盾は2枚あると敵を止めやすくなるので、追加の《シーフ》として起用できる存在だと思います。
明確な弱点がある特化ユニットなので、性能面では決して強力とは言えませんが、明確な役割があってそれを熟すには優れています。
項目 | 初期ステータス(ソードファイター) | 成長率%(ソードファイター) | 成長偏差値 | 成長期待値(ブレイブヒーロー) | 成長期待値(シーフ) |
---|---|---|---|---|---|
レベル | Lv10 | - | - | Lv40 | Lv40 |
HP | 26 | 55 + 10 | 45.4 | 50.7 | 46.7 |
力 | 11 | 25 + 10 | 45.1 | 26.4 | 21.9 |
魔力 | 2 | 20 + 0 | 50.5 | 8.2 | 8.2 |
技 | 12 | 35 + 15 | 50.0 | 27.0 | 32.0 |
速さ | 14 | 55 + 20 | 65.0 | 36.8 | 37.8 |
守備 | 7 | 35 + 0 | 53.4 | 19.9 | 25.4 |
魔防 | 6 | 30 + 15 | 51.2 | 18.5 | 17.0 |
幸運 | 7 | 25 + 10 | 48.7 | 20.4 | 19.4 |
体格 | 5 | 5 + 0 | 42.6 | 8.6 | 5.6 |
合計/平均 | 90 | 285 + 80 | 50.2 | 195.8 | 194.3 |
ディアマンド
評価 | C |
加入 | 8章 |
個人スキル | 真っ向勝負 (自発的に攻撃し、敵が反撃できるとき、お互いの命中+15) |
専用兵種スキル | 太陽 (技%の確率で与えたダメージの半分を回復) |
ブロディア王国の王子。《スタルーク》じゃない方で、劇中の強者描写と、ゲーム上での性能に大きなギャップを抱えているネタ王子。登場時点で《ロイ》とエンゲージしています。
初期ステータスが中々に優秀なので、即戦力になる剣士系のユニットです。《鋼の剣》を使いこなせる体格があり、紋章士《ロイ》との相性もよいです。ストーリーの都合上、《ロイ》との付き合いは長くないのですが、チームの戦力を拡充してくれる存在です。
問題はゲーム中盤に入ってからで、低すぎる成長率が災いします。
厳密に言えばHPと体格は伸びるのですが、それ以外がぱっとしません。特に技ステータスの低迷は顕著であり、初期ステの備蓄を使い果たすと、途端に命中が怪しくなっていきます。
それを補うための個人スキル《真っ向勝負》ですが、相手の命中も上げてしまうので被弾も増えます。兵種スキル《太陽》で回復したらチャラとはいえ、ガンガン攻撃できるとき=敵が弱いとき――なので、高難易度では機能不全になりやすい。
耐久力はそこそこあるけど、反撃のときに攻撃が当たりにくい、だから《太陽》も益々発動しにくいということで盾運用もイマイチ。技がヘタれる宿命が故に失ったものが多すぎるユニットです。
取りあえず命中不安を解消するため、紋章士《ベレト》の《天刻の拍動+》は付けましょう。コスパ最高の継承スキルで、命中率がかなり改善されます。紋章士も技が伸びる《マルス》の方が良いと思います。
項目 | 初期ステータス(ロード(剣)) | 成長率%(ロード(剣)) | 成長偏差値 | 成長期待値(スュクセサール) | 成長期待値(ブレイブヒーロー) |
---|---|---|---|---|---|
レベル | Lv11 | - | - | Lv40 | Lv40 |
HP | 32 | 75 + 15 | 63.2 | 61.0 | 59.0 |
力 | 13 | 30 + 20 | 50.6 | 30.0 | 26.5 |
魔力 | 3 | 15 + 0 | 46.7 | 8.5 | 6.5 |
技 | 13 | 20 + 10 | 32.0 | 23.0 | 23.0 |
速さ | 13 | 40 + 10 | 48.6 | 30.5 | 30.5 |
守備 | 10 | 40 + 10 | 58.9 | 27.5 | 22.0 |
魔防 | 6 | 25 + 0 | 46.8 | 13.5 | 15.5 |
幸運 | 10 | 20 + 5 | 43.6 | 20.0 | 20.5 |
体格 | 9 | 15 + 0 | 63.9 | 16.0 | 13.5 |
合計/平均 | 109 | 280 + 70 | 50.5 | 210.0 | 196.5 |
アンバー
評価 | B |
加入 | 8章 |
個人スキル | 名乗り上げ (自身と敵に隣接ユニットがいないとき命中+20、回避-10) |
ブロディア王国のアルパカ騎士。
力の成長率が高く、腕力で足りない部分は《名乗り上げ》の命中補正で補うという主の《ディアマンド》にも似た設計思想のユニットです。
位置取りの自由度がいるので間接攻撃が大事。強くした《手槍》や《スレンドスピア》があると、命中不足を補いつつ、回避マイナスの影響も軽減できます。
直接の上級クラスは《パラディン》と《グレートナイト》ですが、強く運用するなら《ウォーリア》に転職する方が良いです。元々の長所だった力の伸びを更に強化でき、追撃できない分を1撃の重さで補えます。
また《ウォーリア》には《長弓》があるため、《名乗り上げ》の条件を満たす位置取りも更に簡単になります。後は紋章士《ベレト》の《天刻の拍動+》などで命中を補えば安定するでしょう。
危急の状況になると敵味方が密集するので《名乗り上げ》が不発になりやすいとはいえ、パワフルな攻撃力とある程度の安定性があり、戦力の増強に繋がる優良ユニットです。
項目 | 初期ステータス(ランスナイト) | 成長率%(ランスナイト) | 成長偏差値 | 成長期待値(グレートナイト) | 成長期待値(ウォーリアー) |
---|---|---|---|---|---|
レベル | Lv11 | - | - | Lv40 | Lv40 |
HP | 31 | 65 + 10 | 54.3 | 59.5 | 62.0 |
力 | 15 | 45 + 10 | 67.2 | 36.0 | 40.5 |
魔力 | 2 | 0 + 0 | 35.1 | 3.0 | 2.0 |
技 | 13 | 25 + 10 | 38.0 | 25.0 | 22.5 |
速さ | 11 | 30 + 10 | 37.7 | 18.0 | 24.5 |
守備 | 9 | 35 + 10 | 53.4 | 36.0 | 22.5 |
魔防 | 3 | 5 + 10 | 29.0 | 7.5 | 7.0 |
幸運 | 9 | 35 + 10 | 59.0 | 22.0 | 19.5 |
体格 | 8 | 15 + 0 | 63.9 | 16.0 | 16.0 |
合計/平均 | 101 | 255 + 70 | 48.6 | 201.0 | 197.0 |
ジェーデ
評価 | C |
加入 | 9章 |
個人スキル | 瞑想 (待機したときに魔防+2) |
ブロディア王国の王城兵。本作では珍しい初期中立のユニットで、相対するアーマー達に必殺1%があるので(ルナティックの場合)、運が悪いと数ターンの内に帰らぬ人になる場合も。
ゲームに登場する二人目のアーマー系ユニットで、例に漏れず守備の高さが魅力になっています。ただし守備が極端に高いタイプではないので、ある程度はダメージを受けてしまいます。もちろん遅いので追撃されて脆さを感じることも多いです。
その分だけ魔法攻撃への耐性があるわけですが、個人スキルの《瞑想》を含めても、強いか弱いかで言うと弱いです。素直に魔防の高いユニットで受ける方が良いです。
敵が物理と魔法の混成状態でもある程度は機能するというのが利点ですが、そういう中途半端に対応するなら回避盾で良いわけです。役割的に立ち位置が厳しいユニットです。
クラスチェンジ先は《ジェネラル》と《グレートナイト》ですが、バランスの良さを優先して《グレートナイト》が良いと思います。《ジェネラル》に比べて守備は少し下がりますが、技が信頼できる水準になり、魔防も更に伸びるので個人成長率に沿ったユニットになります。
物理に特化させるなら《ジェネラル》優先です。物理盾としてはより強固になります。
項目 | 初期ステータス(アクスアーマー) | 成長率%(アクスアーマー) | 成長偏差値 | 成長期待値(ジェネラル) | 成長期待値(グレートナイト) |
---|---|---|---|---|---|
レベル | Lv12 | - | - | Lv40 | Lv40 |
HP | 33 | 55 + 20 | 45.4 | 59.2 | 55.8 |
力 | 14 | 35 + 15 | 56.1 | 33.0 | 29.5 |
魔力 | 4 | 25 + 0 | 54.4 | 12.3 | 13.3 |
技 | 14 | 35 + 10 | 50.0 | 28.1 | 30.5 |
速さ | 5 | 30 + 0 | 37.7 | 14.7 | 17.7 |
守備 | 18 | 40 + 30 | 58.9 | 40.3 | 37.9 |
魔防 | 6 | 30 + 0 | 51.2 | 15.7 | 19.6 |
幸運 | 5 | 20 + 0 | 43.6 | 11.8 | 13.3 |
体格 | 8 | 10 + 5 | 53.3 | 16.8 | 13.4 |
合計/平均 | 107 | 280 + 80 | 50.1 | 220.0 | 217.5 |
ザフィーア
評価 | C |
加入 | 19章 |
個人スキル | 勝利への意思 (HPが50%以下のとき命中・回避+20) |
ブロディア王国の王城兵。本作では珍しい初期中立のユニットで、位置取りが悪すぎるので初見だと帰らぬ人になる場合が多い。
本作で強力と言われる《ウォーリア》で後期参入し、それなりの初期値を持っているので、マップ内でもある程度の戦力になります。とはいえ全てのユニットに紋章士の指輪が付いている時期であり、改めて使うような機会もそんなにない。
初期レベルは27くらいです。他のクラスチェンジ参入ユニットもそうですが、内部で何レベルなのか分かり辛い。Lv29のユニットより撃破経験値が4少なかった記録が手元にあるので、本サイトではLv27にしています。
成長率も芳しくないので、ここから育てても微妙なラインのユニットです。とはいえ固有スキル《処理への意思》はかなり強いので、《アイク》や《リーフ》のような耐久力をサポートする紋章士を付ければ、弱点を補いつつ戦えるでしょう。
項目 | 初期ステータス(ウォーリアー) | 成長率%(ウォーリアー) | 成長偏差値 | 成長期待値(ウォーリアー) |
---|---|---|---|---|
レベル | Lv27 | - | - | Lv40 |
HP | 51 | 80 + 25 | 67.6 | 65.7 |
力 | 24 | 35 + 20 | 56.1 | 31.7 |
魔力 | 2 | 0 + 0 | 35.1 | 2.0 |
技 | 23 | 25 + 10 | 38.0 | 27.9 |
速さ | 19 | 30 + 15 | 37.7 | 25.3 |
守備 | 19 | 30 + 10 | 47.9 | 24.6 |
魔防 | 9 | 5 + 5 | 29.0 | 10.4 |
幸運 | 15 | 20 + 0 | 43.6 | 17.8 |
体格 | 15 | 10 + 5 | 53.3 | 17.1 |
合計/平均 | 177 | 235 + 90 | 45.4 | 204.7 |
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