《イカロスの翼》はチャプター5・シーズン2の目玉として追加された飛行するためのアイテムです。
機動系のアイテムはずっとインフレしていますが、いよいよ自由に飛行できるまでになった記念すべき1品。
無暗と戦闘に使うのは控えた方が良いですが、ルールを問わず有用性があるので、1枠埋めておいて損はありません。キャンセルを駆使して戦闘に使うこともできます。
データ
項目 | イカロスの翼 |
---|---|
レアリティ | エピック |
発射形式 | 近接 |
対人ダメージ | 60 |
対物ダメージ | 300 |
投射射程 | 8m |
横半径 | 5.12m |
縦半径 | 5.12m |
連射速度 | 7 |
装弾数 | 300発 |
リロード時間 | 5s |
ADS速度 | 0.2s |
持ち替え速度 | 0.4s |
TTK100HP | 8.571s |
対人DPS | 7 |
対物DPS | 35 |
簡易解説
戦闘は不得手な移動装備
《イカロスの翼》を使うと24メートル上昇し、その後に滑空状態に移行します。ハロウィンなどに復刻されることが多い《ウィッチブルーム》の系譜に属する武器、あるいは消耗品です。
先発である《ウィッチブルーム》と異なる部分は、追加入力で自由飛行できる点で、左右にロールして回避運動も取れます。空中での自由度が飛躍的に高まっており、1枠消費して得られる恩恵は《ウィッチブルーム》の比ではありません。
長距離移動に強く、地形に左右されないので、大きな時間短縮が狙えます。滑空による移動速度は約13m/sで、スタミナを使わない走りの2.4倍、スタミナダッシュの1.6倍ほどの速度を持ちます。
空中から急降下攻撃を仕掛けるこもとでき、こちらは周囲5.12メートルにスプラッシュダメージを与えます。ダメージ量は対人60、対物300であり、建築を1枚まで貫通して対人ダメージを与えます。
この急降下攻撃は、1度は8メートル以上の高さまで上昇しないと発動しません。
奇襲を掛けられそうなら狙っていくのもありですが、小回りが利かないので、積極的に使いたいアクションではありません。
そもそも空対地で戦闘になると、大体の武器に対して不利な対面になるので、迂闊に飛び上がると敵の的になるだけです。回避できるといっても被弾は免れず、翼を開いている状態では武器を持つこともできません。
幸いというか、当然というか、チャプター5・シーズン2は飛行を前提にした環境デザインになっており、武器の遠距離火力はかなり控えめになっているのですが、敵が多い状態では迂闊な飛行を避けた方が良いです。
変則的な利用について
正しい仕様なのか現状では判断できない部分があるのですが、建築などの障害物を利用することで、滑空状態への移行を阻害する手法があります。
縦方向ならば壁、横方向なら階段を利用します。
壁を利用する縦ジャンプは汎用性が高いテクニックですが、やり方もすごく簡単で、壁に接触している状態で《イカロスの翼》を翼を使うだけです。
そうすると、真上に飛びあがるけど滑空はしないので、飛び上がりつつ武器を使ったり、建築を展開したりできます。垂直方向のみ、建築破壊なしですが、《ショックウェーブグレネード》を疑似的に再現しています。
スマートに建造物の屋根に乗ったり、頭上から武器を持って奇襲できるので、建築ができないゼロビルドでも利用する機会はあるでしょう。
リリース当初はスラムアタックの高度制限もなかったので、更に如何わしい動きができたのですが、そちらは明らかなバグだったので、早期に修正されています。
神話におけるイカロス
イカロスはギリシャ神話に登場する工匠親子の子供の方。
翼自体は父親のダイダロスが作ったもので、ミノス王に逆らって投獄された際に作成しました。当初の計画どおりに脱獄できたのですが、慢心した子供のイカロスは、父親ダイダロスとの約束を破って、翼を乱用し始めます。
翼は蝋で出来ていたので熱に弱く、太陽に近づきすぎたイカロスは、翼を失って落下死するという顛末です。親の言いつけを破ってはいけない、調子に乗ってはいけないという戒めの話でした。
技術に対する慢心が込められた寓話とも言われますが、これは後世の人間の勝手な解釈なので、古代ギリシャの段階ではそういう意図は無かったと思います。明らかに昭和テイストな解釈です。
変更点
v29.0
- スラムアタックの高度制限が追加
あと、ゴミ箱でバグがあったので、ゴミ箱が消えました。
そろそろ結論出していいだろう このアイテムは弱すぎる
使うと相手にチャンスを与える武器
ヒットボックスでかいのがね。対空されないように地を這うように飛ぶのが正解らしい
高く飛ぶと死ぬってのは神話と一致してる