MTG: フォーゴットン・レルム探訪のリミテッドについて(雑記)

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D&Dとのコラボ拡張である「フォーゴットン・レルム探訪」におけるシールドとドラフトの所感です。

前のセットである「ストリクスヘイブン」に比べると、色の自由度が上がった分だけ分かりにくい構成になっているとは思います。

また今回のリミテッドは、ダンジョン探索を含めてシナジーが弱めなので、個々のカードパワーの方が大事です。クリーチャーのスペックや、除去の枚数が勝負を分けやすいですし、ボムレアゲーのにおいが強いです。

ダンジョン探索

「ダンジョンを探索する」効果を持ったカードによって、小さなアドバンテージを継続的に得られる仕組みです。何度も探索すると得られる効果が大きくなっていきます。

前セットの「ストリクスヘイブン」ではメインのシナジーだった履修・講義がリミテッドでは強かったのですが、今回のダンジョン探索はリミテッドでも微妙です。

ダンジョン探索によってアドバンテージを得るのに時間が掛かりすぎるのと、ダンジョン探索付きのカードが弱すぎることに問題があります。下手にダンジョンへ寄せてしまうと、デッキパワーが落ちてしまうので、一部のレア頼みになっている感は強いです。

例えば、「無私のパラディン、ナダール」とか、単体でも強くて+αするカードがないとダンジョンを軸にするのは難しいです。

マナフラ受けとして一部のカードが有用だったりしますが、メインになるような仕組みではないと思います。

ダンジョンは3種類あるんですが、「ファウンデルヴァーの失われた鉱山(アリーナでは真ん中に表示される)」以外を使うことが殆ど無かったりします。

ダイスロール!

20面ダイスを振って、それによって効果が変わる仕組みです。

運に左右されるものの瞬発力があるので、ダンジョン探索に比べると強いです。あまり相互のシナジーを考えなくても機能するという点も、カードの使いやすさに繋がっています。

特に寄せる必要はないですが、普通のカードとしてピックしても良いです。

発生率は15%くらいしかないですが、爆走魔導士とピクシーで無限コンボになる場合があります。デリーナがピックできたら、ピクシーの案内人とのコンボを狙ってみても良いかと。

各色のリミテッド評

カード同士のシナジーが弱めなので、デッキの強さが特定のレアカードに依存している感は強いです。

宝物のおかげでタッチ自体はしやすいので、ボムレアを引けたら積極的にタッチを狙って良いと思います。

デッキカラーとしては赤と黒が強くて、青が一人負け状態です。

青以外はクリーチャーの質に大きな差がないのに、赤黒だけは除去が優秀だからシンプルな殴り合いにおいて強いですし、宝物が出るカードも多いので事故も発生しにくい。

まずは赤、黒のどちらかを軸として、他の色を足す形を考えた方が良いと思います。

優秀な除去がコモン、アンコモンに揃っており、プレイアブルなクリーチャーも多い相当に優秀な色です。頭一つ抜けている状態なので、取りあえずは黒で組めるか考えてみたい。

上記の3枚以外にも何枚か除去スペル、除去能力持ちのクリーチャーが存在するので、除去能力についてはずば抜けています。

敵の有力クリーチャーを排除して、シンプルに殴り勝つ形に持ち込みやすいです。

また「死神のタスマリン」と「盗人の道具」という2種類の強力な装備品も黒の力を強くしています。

死神のタスマリン

特に「死神のタスマリン」は単体でダメージレースを有利にする軽い装備品なのでどんなデッキでも合います。タッチでも使えるし、アンコモンなので入手性も良い。

もうロクソハンマーはやらないって言ったじゃないですかー。

黒に次いで優秀な除去スペルを持っており、クリーチャーのスペックも全体的に高めな有力カラーです。

除去に関してはアンコモンのものが結構混じるので、枚数不足になりやすいのですが、その辺りは他のカラーで補う形で。

クリーチャーの質も中々に高く、緑の役割を喰っています。

「略取するバーバリアン」はアーティファクトを破壊するETB能力を持ったクリーチャーです。ウークタビー・オラウータンの亜種・後継カードですが、こちらは宝物トークンを出せるので無駄になりません。他の色をタッチしやすくなりますし、装備品を破壊できるしで優秀なコモンカード。

また「雄叫ぶゴブリン」はアンコモンながらレア級の強さを持ったカードです。ピック出来たら赤を採用したくなるし、ゴブリンのカードを集める価値があります。いきなり10点くらい持っていく可能性のある奇襲性も魅力です。

ダンジョン探索のカラーであるものの、ダンジョン系はパワー不足なカードが多いのであまり意識しない方が良いかと思います。

多機能な除去やドロー付きクリーチャーが優秀なので、白のコモンカードではこちらを優先する方がハズレが少ないと思います。幽閉は殆んどのパーマネントに対処できる優秀なエンチャントです。

クリーチャーのサイズ感がいまいちなのが欠点ですが、装備品がそこそこ優秀なので「板金鎧」などで補っていきたいです。ギリギリメインカラーになるかなぁ……といった印象。

クリーチャーのP/Tレシオが2を超えるコモンクリーチャーが少なく、下手したら赤に負けるかもしれない……。他の色に比べて装備品も弱めだし、クリーチャーの質が例年に比べると大人しめです。

プレイアブルなコモンのカードが赤黒白に比べるとやや少なく、アンコモン以上のカードが主力になりがちなので、メインカラーよりは赤のデッキにクリーチャー戦力を水増しする形の方が生き安い気はします。

優秀な飛行クリーチャーが多い色なのは間違いないです。「ジンの風預言者」は3/3飛行に占術まで付いた優良コモンです。

ジンの風予見者

これがストリクスヘイブンの環境だったら環境を定義づける1枚になったかもしれないですが、ドラゴンが各色のアンコモンに存在するフォーゴットン・レルム探訪では少々決め手に欠けているのかもしれません。

コンバットに使えるインスタントの呪文もないし、プレイアブルなクリーチャーカードは少なく、メインカラーにするには不安が残ります。

飛行クリーチャーにしろ、スパイ系のクリーチャーにしろ、黒の装備品と相性が良いので、できることなら黒青の形にしたいです。

7勝デッキの構築例

実際にデッキを構築する場合には、多くの場合で2色の組み合わせを選ぶことになります。前述のようにマナ基盤などを鑑みて赤、黒のどちらかを含むのがベターですが、細かい部分については下記の投稿を参照してください。

フォーゴットン・レルム探訪におけるリミテッドの主力デッキまとめです。 アリーナでのリリース直後からあんまり評価が変わっていないという...

下記は私が7勝したときのデッキ例です。どちらも7-1でした。

赤黒

デッキリスト

ボムレアの「群がる骸骨」をタッチするために僅かに緑が入っていますが、それ以外は赤黒ベースです。

除去カードが7枚 + α確保できたので、これを使ってコントロールしていき、群がる骸骨なりに繋げることになります。

カードパワーはあんまり高くないのですが、安いカードでも束になれば勝ちが拾える点がやっぱり赤黒の強みだと思います。

アーチリッチ、アサーラックは要れてはみたものの、全然役に立ってません。そもそも右のダンジョンに入らないしなぁ……。

白緑

デッキリスト

こちらも戦績は上記の赤黒と同じですが、明らかにレアの質が違う。

ボムレアの「ドリッズト・ドゥアーデン」、「パラディンクラス」、「レンジャークラス」という暴力の嵐で押し勝ちましたが、これでも7-0にはなりませんでした。

クラス系カードがポータブルホール、幽閉、悪意のビホルダーなどで処理されやすいのが原因です。辺り運にもよるのでしょうが、半分くらいは破壊されています。

どうしても除去の枚数が薄くなる色なのですが、もう少し除去カードの枚数を稼げれば7-0できたんじゃないかと。

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2 Comments
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カーン
カーン
3 年 前に

管理人もmtgやられたんすねー
早速禁止カードが生まれたので、それについて掘り下げる記事も書けますね
高貴なる行いの書 白白白
アーティファクト 天使に悟りカウンターを置く。
天使がいる限り負けない。相手は勝てない。
→不詳の安息地(多相)→クリーチャーから土地になるので、土地破壊ないと負けない!