MTG: 「カルロフ邸殺人事件」のリリース前情報が公開

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1月17日に発表された「カルロフ邸殺人事件」のシステム関連雑感などです。

今度のMTGはマーダーミステリーだ――という魔法のある世界では無理があるだろうという冒険的な作風になっています。

背景ストーリーは探偵もの+ラヴニカの再訪なんですが、システム的にはタルキールブロックみたいなエキスパンションです。裏向きクリーチャーに護法2が付いたのがクリーチャーインフレを象徴しています。

変異の強化版である変装があるなら、今度のリミテッドはまったりしてそうですが、果たして……。

変装を見破り、真意を偽装し、容疑者を調査し証拠を収集し、事件を解明する――『カルロフ邸殺人事件』では、このすべてが行われます。
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変装 (変異 PART3)

変装のキーワード能力を持ったクリーチャーは、3マナを払って、「2/2 護法2」の裏向きのクリーチャーとして唱えることができます。

裏向きのクリーチャーは変装コストを支払うことで表向きになります。この動作はスタックを使わないアクションなので、それに対応して呪文を唱えることはできません。

これは過去に存在していた変異というキーワード能力を強化したものです。変異はオンスロートブロック(2002年)で登場し、こちらは裏向きのクリーチャーに護法が付いていません。20年の時間がクリーチャーを異様にインフレさせたので、最早3マナ2/2で場に出すという行動が弱すぎるためと見られます。

いや、護法が付いていても3マナ2/2は弱すぎるので、リミテッド以外では変異が使われない可能性は結構あります。過去環境の変異もそうでした。

代表的な変異クリーチャーは《賛美されし天使》です。オンスロート時代のトーナメントで唯一使われた変異と言ってよく、裏向きで何か出されたら《賛美されし天使》でした。

その後、変異はタルキールブロック(2014年)で再録され、このときには《死霧の猛禽》などが使われました。

最近MTGアリーナでは「タルキール・リマスター」がリリースされましたが、「カルロフ邸殺人事件」で変異絡みの仕組みを実装するので、その流用とテストにちょうど良かったのかもしれません。

偽装(予示 PART2)

変装を持たないカードを変装のように裏向きで扱う能力で、指定された領域のカードを裏向きで場に出せます。

偽装しているカードがクリーチャーである場合は、マナコストを支払うと表向きになります。表向きになる能力(変異や変装)を持つときには、変装コストでも表向きになれます。

こちらはタルキールブロック(2014年)に登場した予示のリメイクで、変装に合わせて護法2が付与されたわけです。変異+予示が、変装+偽装になって復活したと言えます。

既存の能力である予示はライブラリーの一番上を裏向きで出すのが大半でした。偽装についても同じような状況になるかと思われます。

表向きになることは「場に出る」ではないので、場に出ることにデメリットがある能力を無力化できますから、《ファイレクシアンドレットノード》なんかが1マナで表になります。

また普通にマナコストが重いクリーチャーでも、ブリンクなどで無理やり表向きにできるので、任意のカードを裏向きで出せるカードは迂闊に出せないわけですが、果たして……。

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事件

完全新規のエンチャントタイプです。英雄譚にも似た新しいエンチャントで、表記が下記のような3段階になっています。

プレイした時点では上段の能力だけ機能し、中段の条件を満たすと、下段の能力が使えるようになります。

基本的には下段を使えて採用という形になるかと思いますが、出た時の能力が弱い英雄譚が使われたことがあんまりないので、デザイン的には難しいものがありそうです。

リミテッドでは中段の条件が満たせるか運次第になるような場合はピック率が下がりそう。

容疑

「容疑をかけられた」クリーチャーは永続的に威迫を持ち、ブロックできなくなる能力語。

フレーバー的には敵クリーチャーに掛けるものなんでしょうが、自分のクリーチャーに掛けまくって、威迫まみれにする展開も頻発しそう。

お前が犯人だ。お前も、お前も、お前も……!?

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証拠収集

指定されたマナコスト以上のカードを墓地から追放することで、条件を達成できる能力語。ゴミの山から証拠を探すというフレーバーだと思われます。

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