《グライダー》はv7.2にて登場した消耗品であり、v6.3から続いていた「グライダー再展開」システムの失敗を受けて生まれました。
落下リスクの軽減、高所の位置エネルギーを利用して移動することができますが、一時は無償で全員使えたくらいなので、目立って強いということもありません。
瞬発力がないので、受け身では機能しない点が大きなマイナスです。
機動系のアイテムは破格の性能を持つものがシーズン毎に登場する例が多く、最低限の能力しかない《グライダー》の影響力は低いです。
データ
レアリティ | レア |
使用回数 | 10 |
簡易解説
保有していると、12メートル以上の高さにおいて、グライダーを展開できる消耗品です。事前にアイテムとして切り替える必要がないのが強みですが、機動系のアイテムとしては瞬発力がありません。
特にゼロビルド環境で顕著でしょうが、敵の攻撃を回避する目的には殆ど使えません。一度グライダーを開いてしまうと、着地するまでは無防備になるので、手痛い追撃を受ける羽目に。
敵との間合いを詰める目的で使うにしても隙だらけなのは変わりません。安全な状況で使う必要があるので、信頼性に欠けます。
同じくアイテムスロットを消費するアイテムでも《グラップラー》、《ポータブル裂け目》、《ショックウェーブグレネード》などがあり、多目的に使える方を優先した方が勝率に貢献してくれます。
長距離を移動するにしても、事前に高所を取るための資材、時間などを考えると、素直に各種ビークルを利用する方が良いでしょう。
他の移動手段や、アイテム等への繋ぎとしては悪くないものの、最終的な候補としては弱いです。高所からの落下をフォローするにしても、アイテムスロットを1枠消費してまで、ケアすべき案件なのか疑問が残ります。
「グライダー再展開」システム
チャプター1・シーズン6の一部期間では、全プレイヤーが無償でグライダーを展開できる「グライダー再展開」システムが存在しました(v6.2~v6.3、v6.31~v7.0)。
フォートナイトメアイベントも同発だったので、そこでゾンビたちから逃げる手段としての一面もあったのでしょうが、それ以外にも
- 手軽な移動手段としての需要
- 落下死しやすい初心者への配慮
――が考えられます。
チャプター1・シーズン4の終わりに導入されたターボ建築の高速化のせいもあって、無駄に建築が積まれる環境になったので、落下死を起こしやすい初心者へのフェールセーフが必要でした。
問題は「グライダー再展開」によって、一部のアイテムが弱くなったり、強くなったりして、プレーンな状況では無くなったことです。乗物の利用価値は大きく減少し、ゲームとしての拡張性を損なうことになります。
また落下死のリスクがなくなったことにより、建築を無駄に積み上げる展開が更に悪化し、戦闘の冗長化がますます酷くなりました。建築素材の消耗も多くなるので、勝者のリターンが減少、慢性的な素材不足を招きます。
開発がどのような意図でテストを打ち切ったのかは推測でしかないものの、結論として「グライダー再展開」は失敗の烙印を押され、消耗品としての《グライダー》が登場することになりました。
類似した要素
装備品
グライダーを開けるアイテムが多数存在します。
- 投てき可能なJP (投補、レア)
- ジャンプパッド (罠、エピック)
- グラップルグライダー (弓、エピック)
- グライダー (消耗品、レア)
- ポータブル裂け目 (消耗品、エピック)
- ウィッチブルーム (消耗品、ミシック)
- 裂け目フィッシュ (釣り、エピック)
- シルバーサーフェイスのB (マーベル、ミシック)
- バットマングラップネルガン (DC、ミシック)
- 筋斗雲 (漫画、ミシック)
現実拡張
チャプター4に登場したPERKシステムにて、グライダーを展開できるようになるものが複数登場しています。取得には運が絡みますが、アイテム枠を圧迫しないので利便性が高いです。
名称 | 表示 | 効果 | 分類 |
---|---|---|---|
エアリアリスト | グライダー再展開の能力を付与 | ゲームチェンジャー | |
ローミング・リデプロイ | 機動系設備を使用するとグライダー再展開 | 機動性&偵察 |
ジャンプパッド (投げ) とシルバーサーファーのボードみたいなミシックがないですよ。
追加しました
他には カーネイジシムビオート、 ヴェノムシムビオートこれは入るか分かんないけどストームウイングの再展開入るのでしょうか?
ロクに撃ち合わずに上から塞ぎ合って、資源と時間を浪費して共倒れ……というのを何回もやってると、ちょっと辟易します。
自分はシーズン5からの新参ですが、初期はこんな感じでは無かったんでしょうか?
ユーザーによって研究され、徐々に使い方が広まった感じですからね。初期はそれこそ階段+壁くらいしか使われてなかったです。資源を集めるという習慣がない人も結構多かったと思います。
それが変わって来たのがシーズン3あたりで、この時期からクラフトバトルが普遍的に発生するようになってきました。
開発元のEPICも過去にクラフトがここまで高度化するとは思っていなかったという声明を出していて、ずっと弱体化して膠着を緩和しようとしていますが、ユーザーの不評も多くて、今だ解決には至っていないって感じです。