フォートナイトから一時的とはいえ建築を削除するという思い切った方向で始まったチャプター3・シーズン2の新要素と、それにまつわる戦術についての覚え書きです。
オーソドックスなバトロワへと回帰しつつも、耐久力が高くて不意打ちに耐性があったり、遮蔽物が破壊出来たりと、細部が地味に異なるゲーム性になっています。
v20.0第二週からは「ゼロビルド」として独立したゲームモードとなりました。
目次
建築禁止(時限イベント)
IO勢力の妨害によって、全てのプレイヤーの建築が封じられた。
――という背景ストーリーの一環で、建築は一切できないし、建築素材も取れなくなりました。トラップの類もドロップしなくなっています。
建築という万能の防御手段が無くなった代わり、全てのプレイヤーに自動回復する50ポイント分のシールドが付与されました。また被弾を防ぐための代替行動、移動をサポートするアクションが追加されました。
これによって躍進した武器もあり、没落した武器もあり。例えば建築を前提とした武器であったショットガンは遂に必須ではなくなりました。
立ち回りも一般的なバトロワと同じになって、初めから存在する遮蔽物、地形の起伏、乗り物などを盾にして有利な位置をキープすることが大事になりました。リスクを負ってでも、強引に位置取りしないと駄目な場合もありますが、開けた場所には極力近寄らない、安全第一の立ち回りがセオリーです。
終盤は狭いエリアの中で、限られた遮蔽物を取り合う展開になるので、それを見越した早めの移動が大事です。
一般的なバトロワと違うのは、遮蔽物になるような木、岩にも耐久力があるので、先手で攻撃した方が有利になりやすいということ。遮蔽物も大事なリソースなので、一方的に撃たれてしまうと不味いことになります。
新しいアクション
建築が禁止されたところを補いつつ、痒い所に手が届くアクションが追加されました。
ダッシュ
PCでのデフォルトはShiftボタン。武器の構えを解いて、猛スピードで走ります。HPの上にスタミナの表示があり、スタミナが無くなるまで継続できます。
敵から攻撃を受けたときの回避手段であり、最終局面では遮蔽物へと飛び込む際に使います。
終わり際にスライディングすることで、スピードを維持したまま武器を取り出せるので、反撃するのが少しだけ早くなります。
扉に向かってダッシュすると、扉に体当たりして飛び込めます。
よじ登り
これまでは階段の建築を使わないと登れなかった場所に、ジャンプでよじ登れるようになりました。建築がないから漁るのが不便というのを緩和しています。
よじ登れる場所については、ガイドマークが表示されます。高所から降りるときにヘリに捕まることで、落下ダメージを無くすこともできます。
建築禁止下での武器構成について
建築なしだとショットガンが腐りやすいので、ライフルとSMGが主体です。
No | 種類 | 優先候補 |
---|---|---|
1 | ライフル | ストライカーバーストAR |
2 | SMG | コンバットSMG |
3 | 自由枠 | ショットガン、ショックウェーブ、SMGなど |
4 | 回復 | チャグスプラッシュ |
5 | 補助回復 | ミニポーション、シールドケグ |
取りあえずAR
建築で詰めるというアクションが取れないので、射程のある武器を持っていないと、行動する前の安全確保もできなくなります。ダメージ源としても、立ち回り補助としてもライフル系の武器は必要です。
特に新武器である《ストライカーバーストライフル》は驚異的な性能を持っています。
前シーズンにおけるMk7アサルトライフルと同じでダットサイトが付属しており、ADS(覗き込み)を使ったときに100%の射撃精度を発揮します。バシバシ当たって、敵の迂闊な行動を咎めることができるので、ライフルの中でも最優先の装備と言って良いでしょう。
遮蔽物の無いところにいる敵に対してはめっぽう強く、この武器だけ殺意のレベルが違います。ショックウェーブで逃げた敵も狩れるので、ある種の対策装備にもなってます。
レンジャーAR君は一応は強化されましたが相変わらず立ち位置が中途半端。打点も高くないし、精度も良くない。ストライカーBRが無いときの代理枠です。
帰ってきたサーマルスコープARもこの環境であるなら強力であり、特化型の武器として選択肢に入るでしょう。ただしSMGが弾切れになった時の保険に不安がありますし、終盤になると強みが生かせないケースが発生するのでストライカーBRより優先する理由は乏しいと思います。
護身用のSMG
近距離については2種類あるSMGのどちらかが必要です。AIMにある程度の自信があるなら、積極的に詰めない方が良いのですが(距離がある方がAIM力差で勝ちやすくなるため)、敵に詰められたときの護身用として携帯しておかないと危険です。
特に新武器の《コンバットサブマシンガン》はかなりの高DPSなので近距離では無類の強さを発揮します。リコイルが強めで初心者向きとは言えないものの、その場合でも《スティンガーサブマシンガン》は嗜みとして装備しておく方が良いでしょう。
ショットガンについては序盤の室内、街中では依然として役立ちますが、開けた場所でにらみ合う展開になりがちな終盤では腐りやすい欠点を持ちます。純粋にDPSが高くて、射程のあるSMGを優先する方が無難です。
SMGは対物DPSも高いので、遮蔽物を破壊するという点でも使えます。こちらだけ遮蔽物がある状態にできれば、撃ち合いではかなり有利になります。
補助系について
緊急回避のためにショックウェーブグレネードがあると安心です。角待ちされたときの切り返し、遮蔽物への移動に重宝します。危ないと思ったら取りあえず使いましょう。終盤に残したいアイテムではあるものの、抱え落ちしては元も子もありません。
各地のNPCが高確率で販売しているので、購入してでも揃える価値があります。
ショックウェーブが無い場合は、場所しだいで役に立つ《ホタルのビン》、《リモート爆弾》なども有力な候補です。
回復について
建築によって防御ができなくなったので、使用に際して隙の大きい回復アイテムの評価は大きく低下しました。ミニポーションですら使う暇がない場合が多々発生します。
代わりに移動しながらでも使いやすいチャグスプラッシュは大きく躍進し、これを大量に抱え込めるかで勝率が大きく変わるようになりました。
各種の魚系アイテムも相対的に評価が上がりました。建築素材を取る必要が無いので時間に余裕も生まれましたし、積極的に魚を集めるのも一つの手だと思います。
戦車
新ビークルの《IOタイタンタンク》は各地にある飛行船《IOエアーシップ》の飛来している街に設置されています。
わざわざアイコン表示されているので、今後の展開によって入手できる場所が変わるものと見られます。積極的に入手するなら、マップを見て降りる場所を決めると良いです。
戦車の主砲は直撃120ダメージ、範囲ダメージが70~35と強力なのですが、存在感がありすぎるぎて目立つし、燃料の問題もあるため、後半までどうやって維持するかが課題になります。
本体の耐久力だけは高いのですが、機動力も兼ね揃えていたチャプター1の乗り物たち、チャプター2のソーサーなどには攻撃性能で劣ります。背後の部分が弱点だし、履帯を切られると鉄の棺桶。この手の乗り物の通例として、対策されると辛くなるので、ソロでは輝ける状況が限られそう。
見た目のインパクトの割にかなり調整された強さなので、使うなら建築が封じられている今しかない。
建築無しの殴りあい、意外と気に入ってます
今シーズン追加の、コンバットSMGはチート武器 白でも、金のスティンガーSMGと同じDPS(Ver20.00現在)
立ち回りの参考になりました
エイムさえ練習すればよくなったので気楽に付き合えるゲームになったように感じます
このまま通常モードと競技志向のアリーナの住み分けが行われるといいなと思いました
建築がなくなったんですか?どう変わるんでしょうか
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