忍術は仁王1より弱体化が進んだとはいえ、依然としてサブ運用や、特定の状況での運用では大きな効果を発揮します。
毒手裏剣、虎視の術、幻術なんかはその代表例です。
それこそ1週目の段階だと、忍術特化の血刀塚が最多になるくらいに評価されているみたいなんですが、装備の自由度が高まる2週目においては、軽装に縛られやすいという欠点が目立ってきます。
幻術での気力ゼロ爆撃があるので大型のボスには強いですし、虎視の術も結構刺さりますが、防御面を犠牲にすることになるので、そのバランス等を鑑みる必要があると思います。
目次
毒手裏剣・痺れ手裏剣
投てき武器の手裏剣に、毒や麻痺の効果を付随したアイテムです。
これは状態異常手裏剣は毒ダメージ、麻痺ダメージがかなり大きいので、道中の強敵を処理するのに重宝します。ボス相手には耐性持ちが結構いるので、効く相手と効かない相手がいますが、効く相手にはとことん強い。
また「毒の敵に対する近接ダメージ増化」などの特殊効果を付けることで、疑似的なデバフ(弱体化)として機能するのも強みです。
デバフは陰陽術の担当なんですが、今作は効果時間が短いものが多く、ボス系の敵は耐性持ちばかりで効き目が薄いです。
それに比べると毒によるダメージ増加は、事前に焼き直しを施して小物に対応OPを付ける必要があるとはいえ、簡単に与ダメージ50%以上にできるのでよっぽど使い勝手が良いのが現状です。毒が消えるまで武器攻撃を継続的に強化できます。
麻痺も同様の手段でダメージを増やせますが、こちらは持続性がないので持続的なデバフとして使えません。ただし単体で組み打ちに持ち込めるなどの使いやすさがあります。
幻術系
幻術系のアイテムは3種類あり、それぞれ火、水、雷のダメージを敵に与えます。
忍ステータス30で500~600、忍ステータス99で1000~1200程度のダメージになります。
条件付きでダメージ増化
陰陽術にある同型の属性ダメージ符に比べて、純粋なダメージ量では劣りますが、代わりに気力がゼロの敵に対して+400%ダメージを与えるという機能が付いています。
これが妖怪相手に滅茶苦茶刺さります。
枚数があるのなら重ね撃ちで気力を削り切っても良いですし、普通に戦って気力が削れたところに重ね撃ちしても良い。
複数属性を掛ければ、混沌状態で1.5倍のダメージが見込めるので、気力ゼロと組み合わせれば、それだけで勝負を決められるダメージになります。多くのボスを瞬殺できるので、RTA走者の必須事項になっています。
属性ごとの違い
火、水、雷で属性ごとに特性が異なるのですが、多くの場合で重要になるのが火の「幻術・五位の火」になります。
五位の火だけがホーミング機能を持っており、小さい敵にも高い命中率を誇ること、複数ヒットで総ダメージが多いのが強みです。
他の幻術は相手が動いていると当てにくく、弱点を付ける場合を除けば、火の補助に回る方が無難です。縦方向一列の攻撃なので、突進してくる分にはある程度対応できますが、横に移動されると、思った以上に当たりません。
幻術のキャンセル
幻術は発動モーションの硬直こそ長いですが、モーションの出かけを妖怪技でキャンセルして、攻撃サイクルを速めたり、攻撃の隙を消したりできます。
基本的には妖怪カウンターでキャンセルすることになると思いますが、迅の妖怪カウンターなら回避付き、幻の妖怪カウンターならガード付きで最も連射が効きます。
息で羽を飛ばそうとするはじめの部分でキャンセルすれば、火の弾や、水柱が発生する前でも攻撃は消えません。
使うたびに妖力を消費しますが、忍術による妖力増化、属性ダメージによる妖力増化などを組み合わせることでカバーできます。
あんまり居ないと思いますが、RTAをやる人には必須の技術です。
弓矢系等
弓は普通に使ったら銃の下位互換ですが、忍術を併用すると一線級になります。
毒矢・痺れ矢
自前の矢に毒と睡眠薬(サッー)をヌリヌリして、敵に毒ダメージ、麻痺ダメージを与えます。
刀や槍にヌリヌリするタイプの派生形ですが、何故か刀に塗る場合よりも威力が強化されます。麻痺を塗った刀だと、敵を固めるまで7、8発は掛かりますが、弓だったら2発です。
上記の毒手裏剣・痺れ手裏剣に比べてお手軽さは低下しますが、倍くらいの毒、麻痺を与えるので使いどころは結構多いわけです。
後述する「虎視の術」と組みあわせることで、敵の接近を許さない攻撃ができます。
虎視の術
弓の照準で捉え続けることで、弓のダメージが増強される忍術バフです。
1発撃ったらバフが解除されそうな雰囲気ですが、普通に猛連射できる胡散臭い挙動が最大の強みです。
照準維持によるダメージ増強は5段階に分かれていて、1段階目だと+20%ダメージですが、5段階目だと+400%になります。倍率もなんかおかしい。
道中にいる厄介な敵なら気が付かれる前にチャージしておいて瞬殺できます。
また痺れ矢と組み合わせることで、ボス相手でも何もできない状況に追い込んで一方的に削れます。
その他の術
最終的には使われなくなるタイプの術ですが、要所要所で便利な忍術です。1週目には使うけど、2週目以降では選択肢が増えるので、没落するタイプが多い。
クナイ
便利なんだけど火力面に問題が残っている飛び道具です。
1週目だと特化装備を使っている人が割といるんですが、2週目以降には武器のインフレについて来られないので、殆んど居なくなるという経緯をたどります。
忍術・術力も大事ですが、それよりも「手裏剣のダメージ増化」の特殊効果を全ての防具に付けることが重要なので、賞味期限の割に特化させることの労力が嵩む。
純粋火力だと、強化無し幻術キャンセルの方がまだ上なので、わざわざOPを付けて特化してもなぁ……とは個人的に。
目潰し
ぶつけた敵の追尾能力を低下させます。敵が明後日の方向に攻撃しやすくなり、隙をついて攻撃しやすくなります。
前作ほどの影響力はなくなりましたが、デバフの中では突出した持続時間を持つので、道中の妖怪相手などに便利な忍術アイテムです。
必要となるポイントも少ないので、剛力丹などを処方するくらいなら、こっちを使う方が無難だと思います。
前作から引き続いての救済アイテムっぽい。
変わり身
HPがゼロになったときに復活できるのですが、前作よりコストが増大したのと、軽装を着るメリットが無くなったとので、かなり存在感を落としました。
それでも装備の自由度が低い1週目ではそれなりに効果を発揮するので、差し当たりとして持っておいても良いでしょう。
2週目以降は装備の質が上がるし、ステータスも高いから、そもそも落命しにくくなるので、段々と使わなくなります。
剛力丹
忍術・術力の値によって強化の幅が異なりますが、1週目の段階だと大きな効果は見込めないです。
忍ステータスが10前後のときだと、6%程度の上昇効果しかないです。忍99で12%くらいまで伸びますが、守護霊「天眼孔雀」の効果などに比べるとやはり劣ります。
バフ効果は同系統のものとは重複せず、より強い効果が優先されるので、便利だけどパワー不足感がある忍術になっています。
ニンジャ・奥義
陰忍の極み
遠距離武器、手裏剣などの投擲攻撃による与ダメージを40%増強します。
元々は幻術にも効果が乗っていたのですが、どうも後のパッチで幻術には効果が乗らなくなったらしい。幻術キャンセル連打が強すぎて陰陽師の就職先が無くなっていたからね、仕方ないね(実際には未確認)。
とはいえ、バフを使うことが少ないので、依然としてニンジャ奥義としてはこれを使うのがお勧めです。
陽忍の極み
バフ系のアイテムの使用が速くなり、効果時間が50%伸びます。
対応しているアイテムはイロイロあるんですが、有用と言えるものが少ないのがネックになっています。
例えば初期解放の毒塗りとかですが、毒ダメージの量が少なすぎて多用するようなものではない。弓の強化は強いけど、持続時間が伸びてもなぁ……となります。
必然として剛力丹を使う場合くらいにしか機能しません。
忍術特化ビルド
1週目の段階だと割と有用なのか、やたら血刀塚を見かけます。2週目の後半になると一気に数を減らすので、どこかしらで限界点というか、有用性を感じられなくなるラインがあるんじゃないかと。
ステータスに関しては、忍と技をできるだけ伸ばすことになります。どちらも忍術・術力を増強することができます。
鳶加藤3・伊賀上忍3
- 忍術術力 +93
- 忍術ダメージ(無傷) +10%
軽装で固めると事故の原因になって、あんまり安定しないので、それを加味して最低限の術力増加に抑えたバージョン。
武器を「早鷹」と、「鬼半蔵の槍」にすれば、防具を2枠に抑えられるので、重装3枠で耐久力を補うことができます。盾無4などが採用できます。
必然として、忍99、技99になり、武器のどちらかは技特化に改造する必要があります。
鳶加藤5・伊賀上忍3
- 忍術術力 +93
- 忍術ダメージ(無傷) +10%
- 忍術が消費されない +15%
完全なる特化型なので耐久力に不安が残るタイプ。せめて胴体だけは重装にして、多少は被ダメを抑えた方が良いと思います。
こちらにするなら、忍術が消費されないを生かすため、全ての防具に同様のOPを付けて、極限まで上げる必要があるとは思います。
術のダメージ量自体は上記のバランス型と同じ。
コメント
陰忍の極みはv1.17で調整が入り「幻術は対象外」となっています。
v1.17以降は幻術のダメージアップに寄与せず、一切効果はありません。
幻術のために陽忍を棄てる、もしくは忍の深奥を付ける意味はないため
注意しましょう。
奥義「陰忍の極み」は2020/10/15のv1.17アップデートで
「幻術は対象外」となったので、幻術のダメージアップ目当てに
習得する意味は一切なくなっています。
https://www.gamecity.ne.jp/nioh2/update.html¥