長期間にわたって環境に大きな影響を残してきた機動系アイテムグラップラーが遂に退場しました。あるいはジェットパックの再来かと思われましたが、割と長い間残っていた印象。相当に強いアイテムだったので少なからず影響が出てきそうです。
その他、割と新参だったはずの「クアッドランチャー」、強いのは分かるけど使い勝手が悪すぎる建築アイテム「ポータブル・フォートレス」も保管庫に送られました。
グラップラー
グラップラーは有効射程内の壁などに素早く移動できる便利アイテム。即座に有利ポジションを取りにいけるし、上下の不利を覆せるという点で大きな力を発揮しました。リリース当初から明らかに強かった装備です。
クラフト戦で上を安全に取り返そうと思うと、普通に100、200程度では済まないクラフト資源を消費するわけですが、それをスマートに解決してくれます。時間短縮も狙えるので、有る無しで結構な違いが出てくるわけです。
間合い管理にも便利なので、ショットガンとの相性も抜群でした。ポンプSGはもちろん、すでに保管庫の先住民となっている二連式SGとのシナジー効果は抜群。今後、類型アイテムが出るにしても、これが残っている限りは使われない可能性も高いので、環境からの退場もやむを得ないという気がします。
むしろハイステークスイベントの固有アイテムかという雰囲気もあったので、割と長期的に残っていた方じゃないでしょうか。同日のパッチでは機動性を上げるタイプのアイテム出現率が軒並み引き下げられていて、今まで進んでいた機動力アッパーの流れに陰りが見られます。まぁ第一フェーズで30人まで減るバトロワも珍しいので、もうちょっとゲームスピードを落として、バトロワらしいゲームに寄せたいのかもしれませんね。
クアッドランチャー
ロケットランチャーとグレネードランチャーのハイブリッド。運用的にはリモート爆弾の類型になるだろう装備です。それなりの連射力と、経戦能力、速射性を兼ねており、ピンポイントに敵の足場を壊すには最適。爆風の範囲がちょっと狭い欠点も、自爆しにくいということを踏まえれば、扱いやすさにも繋がります。
ロケットランチャーは一発の威力があっても連射が効かないですし、グレネードランチャーは衝撃信管なし。その後釜としてはハンドキャノンになるんでしょうが、巻き込み能力がないのでお手軽さが相当下がります。木の壁ならまだしも、鉄とかになると1発で壊せないケースも大分増えてくるので。
クラフトが強すぎる関係で、普通に対物メタが続いていますし、何だかんだで使うことの多かった武器だったとは思います。以後、対物メタの武器、アイテムが色々と追加されましたが(ダイナマイト、ラジカセ、ストームウィング等)、抜本的な解決をみるには、クラフトの性能を直接下げないと難しそう。最近のトーナメント等を見るに、最大所持量減らしあたりは時間の問題かもしれないですね。
ポケットフォートレス
投げた場所に黒金の城を作り出すアイテムです。同じものを作ろうと思ったら相当量の資源を消費するので、そういう点ではレジェンドらしい性能でした。とはいえ実際に使うことを考えると、節約できるのは4段分の高さを取り返す位。多くの場合は、グラップラーによって実現できる範囲だったので、いざこれを優先するかと言われると難しい部分が残りました。
これに限らずですが、使い切りのアイテム全般は性能があっても、ストックできる量が少なかったり、出現率が少なくて調達、補給が効かなかったりで、何だかんだで持って行きにくいです。所持量とか、即時完成とか、使って貰おうという調整はあったのですが、やっぱり定着はしなかったように思います。
アイテム系はもうちょっと性能対比のレアリティを下げて、自販機のコスパを全体的に引き上げて良いのかも……。現状、自販機で買う消費アイテムってシールド系以外は空気ですしね。
関連の人気投稿