チャプター2・シーズン1~3を元に、アーティストとのコラボを混ぜたのがチャプター2・リミックスです。本稿はそんなチャプター2・リミックスにおいて、原作シーズンとの差異、どの部分がどのシーズンなのかをまとめたものです。
同様のテーマ性を持っていた前年度のシーズンOGよりも再限度は向上しましたが、当時の壊れ武器《バーストAR》が不在であったり、逆に《タクティカルAR》が謎の復活を遂げたりしています。
地形についてはシーズン2をベースに、1と3をほんのり混ぜた形であり、それにアーティストコラボの変更が加わっています。やはり2年もあったマップなので、意外と記憶に残っており、懐かしさは感じませんでした。
目次
マップ上のあれこれ
宝箱が増えた
場所によって比率は異なりますが、名前付きロケーションだと基本が1.5倍、《ソルティ・スプリングス》みたいな元が少ない場所だと1.8倍くらいまで宝箱の配置が増えています。
チャプター1を再現したシーズンOGでは宝箱が少なくて不評だったので、それを受けてマップを変更したのだと思われます。チャプター3以降で宝箱の数が一気に増えたこと、昨今はレアリティがインフレしてエピック、レジェンドが当たり前になったことと一貫しています。
来年度にはチャプター1のマップが別モードとして正式に復刻しますが、そちらでも宝箱の配置は変更になるのかもしれないです。
チャプター2・シーズン1由来の場所
E.G.Oの前哨基地というランドマーク群が各地に存在しており、これらはチャプター2・シーズン1由来のものです。シーズン1に登場したヴィラン陣営の基地群になっており、シーズン2では撤去されました。
チャプター2・シーズン2由来の場所
ボスNPCがいる名前付きロケーションの殆どがシーズン2由来です。一部はアーティストコラボの特殊仕様になっています。
ザ・エージェンシー
ザ・グラトウ
ザ・シャーク
チャプター2・シーズン3由来の場所
最後に追加された名前付きロケーション《キャティ・コーナー》がシーズン3由来の場所です。
シーズン3はマップの4割が水没した状態で始まった特殊過ぎるシーズンなので、ここ以外を再現しようとすると、元あった場所を破壊しないといけないのと、マップ水没は作業工程的に難しいからだと思います。
一応、フィナーレイベントの開催予定地がそれらしい動きをしていますが、こういうマップ全体を使ったギミックシーズンは今後あるのでしょうか……。
強くなった武器
タクティカルAR
ウィーク3から登場しています。付属サイトを使わない特殊仕様の復活で、強くなった部分を戻そうという意図が感じられますが、性能を修正し忘れているので片手落ちになっています。チャプター3以降に変更されたアサルトでは突出していないとはいえ、チャプター2時代に戻ってきたら強すぎるわけです。
特に交戦距離が遠めになり、AIM能力で差が出やすいゼロビルド環境では完全にトップメタです。《アサルトライフル》のミシックが可哀想なことになっています。
そもそも、チャプター2時代では殆ど登場していない武器なのに、何故に復活しているのだろうか。当時隆盛を極めた《バーストAR》の代わりとして、当時の《アサルトライフル》の置かれた立場を再現する役割は果たしていますが……。
ヘビーAR
《ヘビーAR》はチャプター1時代に登場し、チャプター2時代に弱体化して暗黒時代に突入、その後に再度強化されて今に至ります。
チャプター2時代の《ヘビーAR》より癖がありますが、《アサルトライフル》の下位互換ではなくなったので、チャプター2本編りも立場が良くなりました。
弱くなった武器
バーストAR
チャプター2・シーズン1~2の間が最盛期の武器で、エピック以上になったときに圧倒的な性能を持っていました。アサルトとは思えない精度と奇襲性能を持ち、チャプター2・シーズン3でアサルトに属する武器の殆どがHS1.5倍に下方修正される原因になりました。
《バーストAR》はチャプター2・シーズン3で大幅な弱体化を受けましたが、その弱体化後ですらリミックスの《バーストAR》より遥かに強いので、当時とはあまりにも違い過ぎる復活だったと言えます。
ミシック武器について
アーティストコラボになったり、別人の武器になったりで差し替えがあり、当時とは異なる性能になっている武器が大半ですが、当時のミシックがある程度は再現されています。
大きく立場が変わったのは《ICE SPICEのグラップラー》で、チャプター2当時は最強のミシックでしたが、アーティストコラボ版は相当に弱体化しています。
武器 | 原型 | リミックス |
---|---|---|
ドラムガン | ||
ドッカーンボウ | ||
ヘビーAR | ||
ミニガン | ||
アサルトライフル | ||
グラップラー | ||
チャージSG | ||
SWランチャー |
環境、メタの違い
《ライトマシンガン》《セミオートSR》《ポンプSG》《タクティカルSG》と、当時より強い武器だらけだったシーズンOGと比べると、当時より強くなった武器は減らそうという意図がハッキリしています。
《タクティカルAR》が何故か戻ってきて環境を変えてますが、ある意味それも環境再現になっています。
建築あり
武器のバランスなどは原作をかなり再現できていると思います。追加武器によって、むしろ後から再現性が上昇しました。
当時最強だった精度系のアサルト《バーストAR》のポジションに《タクティカルAR》が入っており、奇襲性は下がったもののその代理として十分に機能します。SMG、SRなどもおよそ踏襲されています。
前年度のシーズンOGではやんちゃだった《セミオートSR》も弱体化して復活しています。
最大の違いは移動系のアイテムが充実していることで、《グラップラー》の影響は非常に大きいです。チャプター2・シーズン1~3というのは、《グラップラー》のような汎用の移動アイテムが許されていない時代だったので、ミシック枠の移動系アイテムが猛威を振るいました。
今となっては、一人だけ縦横無尽に動ける環境は許されないということなんでしょう。
ゼロビルド
チャプター2時代にはゼロビルドは存在しなかったので、今回はこっちをメインに色々と試してみたのですが、ミシック武器の押し付けがかなり強い環境でした。
代表的なのが《ラップゴットのミニガン》ですが、建築があればいくらでも捌ける相手ですが、ゼロビルドで飛び込まれると対応しきれません。警戒していても《グラップラー》が潤沢なので対応しきれないケースは多いです。受け身になると負けなので、殺意の高さで対応するしかありません。
《グラップラー》からの《ロケットランチャー》とか、《タクティカルAR》での奇襲が強力です。
《タクティカルAR》はチャプター2・シーズン1~2時代の《バーストAR》とどっちが強いか判断しにくいですが、ゼロビルド環境では完全なる1強アサルトです。建築素材が取れないので《アップグレードベンチ》が無効化されているのに救われていますが、あったら金の《タクティカルAR》だらけになっていたと思います。
関連の人気投稿