フォートナイト： 帰ってきたインファントリーライフル、タクティカルショットガン (v16.3c)

シーズン6では隔週でダウンロードなしでの小規模パッチでゲーム内容の微変更が入りますが、5月4日の更新では過去に存在した武器「インファントリーライフル」と「タクティカルショットガン」が戻ってきました。

インファントリーライフルは対抗馬が無い状態なので、往年の凶悪ライフルとして存在感を示せそうです。現役時代の相棒だったコンバットSGは不在ですが、自分自身の戦闘力は変わっていません。

その他、メカニカル系のクラフトに消費する「機械部品」のドロップ率が増加しています。ますますプライマル系の存在感が……。

インファントリーライフル

チャプター1時代の末期に登場し、高精度ライフルの代表的な存在です。最速で連射しても同じ1点に必ず飛ぶノンスコープライフルとしては最初の1本です。

アサルトライフルよりもヘッドショット倍率が高く、威力減衰も緩やかになっています。

DPSと精度を兼ね合わせているので、瞬間的な火力と奇襲能力は見かけ以上に高いです。AIMさえ合っていれば命中率100%なので、正面きっての撃ち合いでは圧倒的な削り能力を発揮します。

レジェンドの場合、頭に当たれば88ダメージなのですが、弾速のある狙撃武器を胴体に当てるよりも、即着の弾を頭に当てる方が簡単なので、プライマルボウ系が選択肢としてますます弱く。

ヘッドショットワンパンがあったボルトアクションSRですら抑圧できる強さだったので、遠距離でチクチクするなら弓矢よりもインファントリーライフルだと思います。エピック以上のレアリティなら、横移動しながらでも命中率100%なので、カウンターされにくい強みがあります。

単独でも十分に強いですが、サブマシンガンと併用するのも良いでしょう。過去のシーズンでは相方にコンバットSGがあったので、武器は2枠でも十分でしたが、スプレー系の武器がないと困ることは多いです。

タクティカルSG

あまりにポンプSG一強の環境になってしまった故に、プライマルSGの代わりとして復帰したと見られます。

実はこういうことが過去にもありました。

チャプター1・シーズン9のときに、ニューフェイスだったコンバットSGがあまりに強すぎて、対抗馬のタクティカルSGでは太刀打ちできませんでした。当時のコンバットSGは弱体化を受けたあとでもDPSが150もあり、サブマシンガン以上の長射程で、殆んどの武器の存在を否定するレベルの強さでした。

レジェンドのタクティカルSGでも、コンバットSGのレアの下位互換みたいな状態だったので、シーズンの途中に急遽ポンプSGを戻すことになります。しかし、そのポンプSGもコンバットSGの圧倒的な制圧力には敵わず、シーズンの途中でコンバットSGが退場するまで、二番手のポジションだったりしました。

今回のタクティカルSGも過去の状態から状況があまり変わっていないので、対抗馬であるポンプSGの二番手ポジションに収まるとは思いますが、プライマルSGと違って選択肢になるだけ恵まれています。

同じレアリティだとポンプSG優先でしょうが、実戦においてレアリティに差が付くことは少なくないですから……。

プライマル系への逆風

そもそも、こんな状況になった以上、プライマルSGを弱体化しすぎなのは確定的に明らかなんですけど、それを戻すわけにはいかなかったのか……。まだドラムSG(過去に存在した最弱のSG)よりは数値的に強いんですけど、この手の武器は再開を争う宿命なのか。

今回、メカニカル系の需要を受けて、機械部品の入手量も増加しているらしいのですが、いよいよプライマル全般が負け組になりつつあるので、コンセプトとして失敗しているよなぁ……と思います。どれか1つくらいプライマルの方が明確に強い武器があっても良いだろうと。

まだプライマルSMGは対抗していますが、それでも明確に強いとは言えないのが……。