初級者の方にありがちなんですが、武器の命中が期待できない距離で攻撃し始める人が多々見受けられます。
フォートナイトの武器は意外と精度が低いものが多く、加えてクラフトによる遮蔽があるため、思い切って間合いを詰めないと、奇襲攻撃も成果を上げられそうにないです。
逆をいえば、ちゃんと距離管理すれば奇襲はすごく重要。
各武器で命中率100%が取れる距離
クリエイティブでの検証。全て最高のレアリティを使った場合です。後ろに木の壁を建てて、1マガジン撃ちきってもダメージが漏れない距離になります。
武器名 | 距離 |
---|---|
アサルトライフル | 約19m |
バーストAR | 約24m |
サブマシンガン | 約10m |
ピストル | 約14m |
例えばアサルトライフルがそうなんですが、威力減衰が始まる距離は遠くても命中率が下がり始める距離は意外と近いです。
クラフトに換算すると、3マス半位離れているだけで、照準があっていても段々と弾が当たらなくなります。ライフルで奇襲攻撃する際には、相手に気がつかれていないようなら、できるだけ距離を詰めてから攻撃するのが肝要です。
下記は今回の検証に使った武器の諸ステータスです。
項目 | アサルトライフル | バーストAR | サブマシンガン | ピストル |
---|---|---|---|---|
レアリティ | ||||
発射形式 | フルオート | 2点バースト | フルオート | フルオート |
最大ダメージ | 36 (50m) | 37 (55m) | 20 (20m) | 29 (28m) |
最小ダメージ | 23.4 (100m~) | 33.3 (100m~) | 9.0 (40m~) | 21.8 (70m~) |
クリティカル | 1.5x | 1.5x | 1.75x | 2x |
対物ダメージ | 36 | 37 | 20 | 27 |
連射速度 | 330 | 495 | 660 | 405 |
ディレイ | - | 0.3s | - | - |
装弾数 | 30発 | 20発 | 30発 | 16発 |
リロード時間 | 2.1s | 2.3s | 1.9s | 1.2s |
腰だめ精度 | 2.4 - 3.85 | 1.65 - 3.25 | 3.3 - 3.7 | 3.7 - 6.7 |
ADS精度 | 1.55 - 2.5 | 1 - 1.95 | 2.7 - 3.1 | 2.2 - 4 |
精度補正(屈み、歩き) | -20% / +80% | -20% / +80% | -10% / +5% | -20% / +25% |
持ち替え | 0.4s | 0.4s | 0.4s | 0.3s |
初登場 | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 2018-07-17 | 2017-09-26 |
TTK100HP | 0.364s | 0.542s | 0.364s | 0.444s |
対人DPS | 198 | 136 | 220 | 196 |
対物DPS | 198 | 136 | 220 | 182 |
アサルトライフル
威力減衰が始まる距離は50メートルですが、命中率が100%出せるのは19メートル前後と意外と近しい距離になります。運の作用を極力落とし、最大のDPSが期待できる距離は意外と短いです。
現行の武器バランスにおいては、サブマシンガンよりのライフルになるので、近しい距離での運用を重視したいです。
なお威力減衰が始まる50メートル付近だと、命中率は60%くらいになります。実戦においてはお互いに遮蔽物を盾にしているので、更に命中弾が取りにくくなりますし、今ひとつ遠距離で信頼できない理由になっています。
初弾精度補正も上手く使わないと、まるで当たらないまであり得ます。
バーストアサルトライフル
現行では最も精度が良いライフルだけあって、アサルトライフル対比で33%程度の距離まで100%の命中が期待できます。その距離約24メートル――クラフト換算でほぼ5枚分に相当します。
威力減衰が始まる50メートル付近でも約80%の命中率を誇ります。奇襲効果も強いし、ターボ建築の貫通も狙えるので、ライフルらしい戦い方をするなら現行ベストの武器になるでしょう。
20メートルあれば足音は全く敵に聞こえていないので、不意打ちで100HP持っていけるというのはやっぱり強い。場合によっては、そのまま即死させられるというのは大きいです。
組み合う場合と違って、クラフト素材が丸儲けなので、その後の展開が大きく変わってくる可能性も多々あります。
サブマシンガン
威力減衰が始まるのは20メートルからですが、その半分の距離でないと命中率100%が狙えない武器です。クラフト換算だと2.5マス分くらいなら、そのDPSを最大限に活かせます。
そう考えてみるとかなり特化型の武器なのが分かります。100%命中距離の倍で20%程度命中率が下がるので、30メートルでは60%、40メートルでは40%くらいが命中推測値。これに狙いのブレや、遮蔽物の影響が出てくるので、実戦で腐りやすい原因になっています。
円を長方形で切り取ったときの面積から、拡散半径が1.41倍になった時点で命中率が半分になる筈なんですが、アサルトライフル(SCAR)のフルオート時拡散が2.5で、サブマシンガン(P90)の拡散が3.4なので、ちょうど半分くらいの命中率になる訳ですね。
家の屋根対屋根ですら、全然当たらないのも道理なので、積極的に距離を詰める運用が必要になりますし、奇襲攻撃用には使いにくいです。
命中率を上げる方法
主に以下の4つです。
- ターゲット状態(ADS)で撃つ
- 止まった状態で撃つ
- しゃがみ状態で撃つ
- 初弾精度補正を使う
とはいえ迂闊に止まってしまうと、カウンタースナイプの良い餌食ですし(逆をいえば警戒していれば、滅多に当たりません)、クラフトによる射角の制限や、横やりを入れるなどの工夫が必要になるでしょう。
上記の検証ではしゃがみ状態によるスタンス補正は入っていないので、しゃがんで撃てばもうちょっと命中率が出せます。
レアリティによる影響
武器のレアリティが向上すると、同時に精度も少しずつ良くなっていきます。
項目 | アサルトライフル | アサルトライフル | アサルトライフル | アサルトライフル | アサルトライフル |
---|---|---|---|---|---|
レアリティ | コモン | アンコモン | レア | エピック | レジェンド |
発射形式 | フルオート | フルオート | フルオート | フルオート | フルオート |
最大ダメージ | 30 (50m) | 31 (50m) | 33 (50m) | 35 (50m) | 36 (50m) |
最小ダメージ | 19.5 (100m~) | 20.2 (100m~) | 21.4 (100m~) | 22.8 (100m~) | 23.4 (100m~) |
クリティカル | 1.5x | 1.5x | 1.5x | 1.5x | 1.5x |
対物ダメージ | 30 | 31 | 33 | 35 | 36 |
連射速度 | 330 | 330 | 330 | 330 | 330 |
装弾数 | 30発 | 30発 | 30発 | 30発 | 30発 |
リロード時間 | 2.5s | 2.4s | 2.3s | 2.2s | 2.1s |
腰だめ精度 | 2.5 - 4.45 | 2.48 - 4.3 | 2.45 - 4.15 | 2.43 - 4 | 2.4 - 3.85 |
ADS精度 | 1.65 - 2.9 | 1.63 - 2.8 | 1.6 - 2.7 | 1.57 - 2.6 | 1.55 - 2.5 |
精度補正(屈み、歩き) | -20% / +80% | -20% / +80% | -20% / +80% | -20% / +80% | -20% / +80% |
持ち替え | 0.4s | 0.4s | 0.4s | 0.4s | 0.4s |
初登場 | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 2017-09-26 |
TTK100HP | 0.545s | 0.545s | 0.545s | 0.364s | 0.364s |
対人DPS | 165 | 170 | 182 | 192 | 198 |
対物DPS | 165 | 170 | 182 | 192 | 198 |
上記はアサルトライフルのデータですが、実戦における影響は軽微です。
命中率100%が出せる距離も、コモンM4とレジェンドSCARでも1メートル弱の差しかありません。ダメージベースが合わせて伸びているのでDPSの差は大きいですが、精度的には殆ど変わらないと考えて良さそうです。
少なくとも別の武器種ほどの差は生じません。
例外なのはバーストARのレア-エピック間の差くらいです。この二つは最大レートで射撃するときに精度回復が間に合うか、間に合わないかという明確な違いが存在するので、極端に命中率が分かれます。
なるほど、つまり打っているときどんどんレティクルが広がっていきますが、一番広がったレティクルが最悪値でいいのでしょうか?
すみません。武器の表でわからないところがあるので教えて下さい。
腰だめ精度 2.5 – 4.45(アサルトライフルのコモン)とはなんのことを指しているのでしょうか?
レティクルの大きさを指しているのでしょうか?
また左の数字(2.5)と右の数字(4.45)の違いはなんでしょうか?
発散角(全角)で表記しており、初期値 – 最悪値です。数値が低い方が拡散する角度が小さくなり、高精度ということになります。
精度について、
ターゲット及び腰だめの精度が、以前に比べ一律に増加しているように感じます。
例 M4のターゲット精度は0.84-1.42だった記憶があります。
また、アサルトなどの持ち替え速度が、0.45から0.4に変わっているように感じます。
いつから変わったのか見落としておりましたが、ゲーム上でそんな大きく変わった印象はありません。
これは測定環境や測定方法の変更によるものでしょうか?筆者のディスプレイサイズの変更など。
よろしくお願いします。
精度はチャプター2になったのを気に水平FOV80換算だったのを、垂直FOV[80-60]換算に変えました。前々から変えたいと思っていたのですが、チャプター2からADS時のFOVが変更されたので、取り敢えずの範囲で修正しています。持ち替え速度は元々クラフト設置→武器持ち替え→射撃の最速値を載せていたんですが、ターボビルドの待ち受け時間が入っていたので3フレーム分を引きました。