フォートナイト： チャプター5・シーズン3の振り返り ＆ まとめ

いよいよ残り3日に迫ったチャプター5・シーズン3環境の事件、環境などのまとめです。

車両でプチ炎上したり、《ニトロ・フィスト》でプチ炎上したりでゴタゴタしましたが、個人的にはテーマ性を最大活用できなかったのが問題だと思いました。車両MODをもっと増やして欲しかったです。

新アイテムとしては《ニトロ・スプラッシュ》がヤバそう→3日と経たずに修正のコンボを決めましたが、それ以外は割とバランスが取れており、いつもの環境に収束していった気がします。

荒野と車両、そして炎上

チャプター5・シーズン3では砂漠のバイオームが復活、また違法改造された車両がフィーチャーされて、所狭しと爆装する姿がトレーラーでは描かれました。

恐らくは同時期に公開された映画「フュリオサ(MAD MAX)」に合わせたもので、正式なコラボこそありませんでしたが、映画がヒットした後の余韻を利用する狙いがあったのは明白です。ところが、その映画「フュリオサ」は業界の予想に反して大失敗。フォートナイトも幸先の悪いシーズン開幕となりました。

荒野のアウトローというテーマ性を反映した調整が色々と入っており、見た目はそのまま既存車両の耐久力が大幅に向上しています。車両MODも2年ぶりくらいに復活し、車載武器も約2年ぶりの再登場になります。車に連結して砂サーフィンできるお洒落アイテムも実装されました。

この車両の強化はちょっとした炎上騒ぎになるのですが、開発側も着地点を悩んでいたと思われます。車両が強いと言っても過去のビークルに比べると明らかに弱いですし、カジュアル層には強くなった車が受けていたようなのです。

結局、車両全般が弱体化の方向に進むのですが、それがトドメになってカジュアル層が大量に離脱し、シーズン3の人気低迷が明白になった側面は強いです。車両弱体化の同週にはプレイヤー数がチャプター4以来の最低数を記録しました。

開発側も危ないと思ったのか、LTM「リロード」を恐らくは前倒しで導入してテコ入れを図ります。これは比較的大きな成功を収めました。ゾーンウォーズの需要を公式マップに吸収できた点も大きな副産物だったと思います(予算を減らせるので)。

シーズン中盤以降では「パイレーツ・オブ・カリビアン」コラボがあり、こちらはLTM「リロード」以上の成功を収めます。カジュアル層がようやく戻ってきたので、シーズン中盤以降にプレイヤー数が増えるという変なシーズンになりました。

最終的にプレイヤー数は持ち直したものの、色々と失敗の目立つシーズンになってしまった――と言わざるを得ません。

また最近の定番として、シーズン末には次シーズンの導入となるエピローグ的なワンタイムイベントが行われましたが、予算縮小の影響もあってかサーバーがパンクしてしまい、深夜に起きたのに見られないというプレイヤーが結構いたみたいです。

フォートナイト： パイプライン爆発(ワンタイムイベント/CP5-S3)

チャプター5・シーズン3の終わりを告知しつつ、次シーズンへの布石を残すためのワンタイムイベントが2024年の8月11日午前3時にありました...

game-hashirigaki.site

2024-08-11 17:14

武器や消耗品の評価

シーズン中に下方修正を受けたアイテムが多いので、ピーク時の性能を元にしています。

• S： 強すぎ、弱体化も止む無し
• A：環境を定義する強武器
• B：平均的な武器、回復と同じ位の評価
• C：明らかに弱い、回復を持った方が確実
• F：弱すぎ、上方修正も止む無し

S tier

ニトロ・スプラッシュ

初期は圧倒的な性能を持っており、これは弱体化もやむを得ないと思った珍しい消耗品です。私は武器バランスは適当で良いし、プレイヤー側が対応するべきだと思っているので、弱体化が必要とまで思うことは殆どないのですが、流石にこいつは強すぎました。

対人75ダメージ、対物300ダメージの凶悪タックルを繰り出せて、殆んど隙もないので接近戦になったらタックルやり得。同じ高さに並んだらまず攻撃を防げません。お手軽に強すぎました。

シーズン最速で性能が激減したのも妥当でしたし、入手性を考えると《メガロ・ドンのメダリオン》より影響力があったと思います。当然《メガロ・ドンのメダリオン》もぶっ壊れでしたが、両者とも強烈な下方修正を喰らっているので、現在はB-tierくらいです。

A tier

コンバットAR(MOD)

普通に強いアサルト武器で、前シーズンの《ウォーフォージドAR》より順当に強化されています。次シーズンに残るのかは不明ですが、ある種の定番武器感があります。《サンダーバーストSMG》とどっちを優先するべきかは判断に迷います。

サンダーバーストSMG

2シーズン前から登場しています。相変わらず影響力の高いSMGで、《レーザー》を使うことで集弾性が大きく向上します。威力減衰も弱めなので前距離に対応でき、即応性の高さが魅力です。

ハンマーポンプSG

定番の単射SGであり、建築ありでは老舗の味。ゼロビルドでは微妙よりなんですが、建築ありでは初動であると非常に助かりますし、最終盤でも優秀です。特に武器MODの影響も受けない点も強みです。

ゲートキーパーSG

前シーズンから登場しています。装弾数が少ないという欠点はあるものの、それ以外は単射SGに追随する性能を持った連射SGです。新武器の《コンバットSG(MOD)》よりは優先すると思いますが、ゼロビルド環境では《コンバットSG(MOD)》でも良いと思います。

ニトロ・フィスト

近距離戦で使うのは、ちょっと信頼性に欠けるけれど、移動だけでも十分に強いです。弱体化した後でも《キネティック・ブレイド》以上であり、昨今の移動系インフレを表しています。

ライド・ザ・ライトニング

2週間ほど登場していたメタリカコラボのミシックです。小回りの利く《ニトロ・フィスト》より優先するかは怪しいものの、移動用アイテムとしてはやっぱり優秀です。

マシーニストのLOCKJAW ＆ リングマスターのLOCKJAW

今シーズンから新しく登場したネームドミシックカーのうち、《マシンガンタレット》を搭載した2機種です。初期バランスでは重要な車両で、高い耐久力と、それなりの攻撃性能を持っていました。

現在は、過度な弱体化を喰らっているのでB-tier相当だと思います。戦闘面では活躍しにくいですが、防弾能力の高さだけは魅力です。通常車両もB-tierです。アイテムスロットを圧迫しないので、取りあえず乗っておいて損はないです。

車両MODについてはデザイン空間に少し問題がありますが、空飛ぶジェットとか、自爆装置とか、いくらでも可能性はあったと思うので、もっとアイデアを練り込んでほしかったです。

B tier

• エンフォーサーAR
• ハービンジャーSMG
• ミニガン
• ヘビーインパクトSR
• コンバットSG(MOD)
• マグニートーの力
• シールドブレイカーEMP
• ポケットバンカー
• ショックウェーブ
• ブームボルト

環境をけん引するほどの力はないけれど、それなりに役立つ武器などです。アイテムスロットに余裕があるなら持っておきたいものや、A評価の武器がない場合の代用品です。武器については光学機器が付いているかどうかも大きく影響します。

《ヘビーインパクトSR》はA評価に近いBではあるものの、取り回しに難があるのと、どうしても腐りやすいのが問題です。同様に対車両系も役立つか怪しい部分があるので、回復なり《ショックウェーブグレネード》なりを持つ方が、勝率が伸びる可能性は十分にあります。

C tier

• トライビームLR
• タクティカルAR(MOD)
• フリントノック
• ハンドキャノン
• レンジャーピストル
• ハントレスDMR
• リモート爆弾
• トウフックキャノン
• ボトルシップ
• 埋められた財宝

明らかにパワー不足な武器。これしかないなら、戦わない方が良いだろうと思います。

新顔として《トライビームLR》と《トウフックキャノン》がありますが、どちらも既存の武器と比べて明らかに弱いです。《トウフックキャノン》はゼロビルドなら最悪遠距離枠として持てますが、これで蛮族ごっこしたプレイヤーはどれ程いたのだろうか……。

イベント＆コラボ

先にMADMAXのパロディシーズンという企画があり、それと親和性がある題材がコラボ先になっていると思われますが、最近のフォートナイトを反映して、兎に角コラボが多いです。

Fallout

シーズン開幕の直前にドラマ化しており、堅実なヒットを掴んだ後のゲーム作品とのコラボです。関連するアイテムが2つ登場しました。

メタリカ

アメリカの有名ロックバンド「メタリカ」とのコラボがありました。荒野で奏でられる暴力的な音楽ということでのオファーだったのだと思われます。

パイレーツ・オブ・カリビアン

アウトローという繋がりはあるものの、一貫性が少し怪しいコラボです。ディズニーとの提携が確たるものになっているので、今後もコラボがぎっしり詰まっている可能性高し。

コラボアイテム《ボトルシップ》は貧弱で実戦的ではありませんでしたが、コラボ自体は大成功を収めており、プレイヤー人数を盛り返すことに成功しました。

ジョニー・デップ強し！

そんなジョニー・デップ不在で、新作「パイレーツ・オブ・カリビアン」を制作中らしいんですが、ディズニーそんな企画で大丈夫か。

CYBERTRUCK

テスラ社の販売するレトロフィーチャーな車です。恐らくはMADMAXの主人公が乗るインターセプター代わり？ 無料で貰えるスキンとして、色んな意味でプレイヤーを振り回しました。

Fallguys

最後の最後に割り込んで来たコラボです。延期に延期を重ねてきたもので、入れる場所が無かったから、なんとかここに挿入したという感じみたいです。