フォートナイト: ゼロビルド「オーバーシールドの影響と活用」

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残り1週間でまとめるゼロビルドの環境考察シリーズ。

今回はゼロビルドにのみ存在する自動回復《オーバーシールド》の影響についてです。意外と影響力がある要素で、武器の評価や強弱とも密接に関わっています。

位置取りによる有利不利が極端になるような仕組みなので、不利な位置で戦うと負けやすいし、強い位置を最速で押さえることを最適解にしています。

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オーバーシールドの基本

  • 最大値は50HP
  • 最後にダメージを受けてから6.5秒後に回復開始
  • 回復速度は毎秒5HP

オーバーシールドはゼロビルドにおいて、建築の代わりに用意された余剰のシールドです。左下のUIにて盾のマークとして表示されています。

回復系のアイテムを使わなくても、ダメージを受けていない状況になれば回復が始まり、16.5秒で0から最大まで回復します。

継続して50以上のダメージを与えなければ意味がない、50以上のダメージを受けなければ実質無傷という状況を生み出します。

そんな自動回復の影響もあって、各種バトロワの中でも屈指の頑丈さになっており、番狂わせが発生しにくいゲーム性になっています。エイム力の差が大事とはいえ、負けるべくして負ける流れが多い仕様になっております。

有利なポジションを積極的に取る強ムーブの押し付けが基本。建築あり程ではないものの、ステルスプレイを相対的に弱くしました。

回復待ちと時間稼ぎ

オーバーシールドが付与されているかどうかで、回復アイテムの消費量にも繋がるので、焦らなくてもいい場合は、オーバーシールドの回復を待つことが大事です。

下手に撃ち返すと追加で被弾して被害が広がる危険があります。相手のオーバーシールドを削るのに、自身のHPを削るのは割にあいません。自身が有利位置にいるのなら、相手の出方をうかがってから攻撃しても遅くはないです。

入り組んだ場所にいるのなら、逃げ回って時間を稼ぐことも考えましょう。高低差を利用して走り回れば、相手からの攻撃をある程度は躱せます。

ショックウェーブグレネード》などの移動補助があれば、リカバリーのチャンスが一気に増えるのでできるだけ装備しましょう。

《カウキャッチャー》などの遮蔽物を生み出すアイテムは、上手く使えばHP50回復に相当する効果なので、建築ありよりも重要度が高くなります。

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回復の阻止

逃げている相手は約6秒でオーバーシールドの自動回復が始まるので、ずっとチクチクしていれば回復を阻止できます。

例えば逃げ出した敵を追いかける場合、腰だめ撃ちで与えたカスダメでも10秒後の50HPを削ったことになります

サブマシンガンは移動ペナルティが小さいし、連射速度が速いので回復阻止には便利。弾が消えない距離ならばショットガンの散弾も有用なので、1ダメでも良いから刺しておくのが良いです。

絵ずらが弱い者いじめというか、遊んでいるみたいになるんですが、実はリターンのある行動なので、忘れずにチクチクしておきましょう。

遠距離からの攻撃

オーバーシールドによって阻まれるので、大振りな攻撃が建築ありよりも弱いです。代表的なのがスナイパーライフルの系統です。

スナイパーライフルの胴体ヒットでは50ダメージ分がオーバーシールドに吸われてしまい、遮蔽物の後ろに隠れられたら、自動回復でその分が無かったことにされます。

オーバーシールドの回復を阻害するためには、継続的に攻撃を当てないといけないので、命中率が伸びない弾速ありの武器はあまり向いていません。

ストライカーバーストライフル》のような高精度ライフルが大暴れする一因になっています。

本来だとカウンターになっている筈のスナイパーライフルが仕様上弱くなっているので、有利位置を取ってから、遮蔽物が無い場所にいるプレイヤーを殴り続けるというのが強いです

開けた場所で200メートル越えで撃たれまくって死んだという体験をしたプレイヤーは少なくないでしょう。少しでも防弾になる車などを活用しましょう。

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ストーム内の不利

オーバーシールドの回復が始まる条件がダメージを受けないことなので、ストーム内では一度失ったオーバーシールドは回復しなくなります

ストーム内に飲まれている相手はハンデを背負っているので、境界線ギリギリで待ち伏せすると不利を押し付けられます。自分だけ遮蔽物があればなお良し。

エリア収束が迫る状況で敵と遭遇した場合には、先に飲まれた方が明らか不利になるので、先んじて安全エリアに入る動きが安牌です。

この辺りはバトロワではお決まりの行動なんですが、ことゼロビルドではシステム的に更なる恩恵を受けている形です。

敵の待ち伏せ、ストーム際での戦闘が予期される場合には、多少の遠回りをしてでも戦闘を回避した方が良い場合もあるでしょう(面倒くさくなければ)。

まとめ

カジュアルっぽく見えて、中身はガチという側面が抜けていないのがオーバーシールドの仕様です。

アリーナのサイフォン(キル時回復)ほどの影響はないものの、強いプレイヤーを更に有利にする要素で、功罪色々あるなと思います。

要所、障害物の活用によって有利不利が極端に変わるので、ゲームにメリハリを生み出す一方で、射線管理が甘いプレイヤー、セオリーを知らないプレイヤーに対するペナルティになっています。

基本に忠実に、でも強気で盤面を取りに行くのが強い。フォートナイトのチャプター1初期環境に近い雰囲気を感じる要因になっています。

他のバトロワでは考えられないような勝率、KD比になってしまう最大の理由かもしれません。

PUBGだと勝率30%なんて世界最高クラスですが、このゲームではソロ30%越えはゴロゴロいて、最後らへんに大量キル同士が決戦して終わるという流れが最近は定着し始めている気がします。

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