近接センサーグレネードランチャーは、v9.21で追加された爆発系武器です。
近接信管によって空中でも爆発するという特性を持つものの、基本的なスペックは過去に存在したあらゆるランチャーを下回っています。
空中起爆が機能すれば良いですが、相手が油断していないと中々機能しません。距離があると直撃が取りにくいので、近距離での奇襲用ランチャーになっています。
2019/6/29: 評価を上方修正。
近接センサーGLの性能
モチーフはXM-25 エアバーストGL。
項目 | 近接センサーGL | 近接センサーGL |
---|---|---|
レアリティ | エピック | レジェンド |
発射形式 | セミオート | セミオート |
ダメージ | 67 | 70 |
対物ダメージ | 131 | 138 |
横射程 | 3m | 3m |
縦射程 | 3m | 3m |
連射速度 | 39 RPM | 39 RPM |
装弾数 | 2発 | 2発 |
リロード時間 | 3s | 2.8s |
ターゲット速度 | 0.3s | 0.3s |
持ち替え速度 | 0.4s | 0.4s |
TTK100HP | 1.538s | 1.538s |
対人DPS | 44 | 46 |
対物DPS | 85 | 90 |
近接信管が搭載されたランチャーで、感知範囲に敵プレイヤーが入ると起爆する仕組みになっています。
近接信管の感知範囲は2.5メートルです。敵を感知しないと起爆せずに直進し、壁に当たるとバウンドします。近接信管は壁越しにも反応しますが、これに関してはデメリットの方が大きいかもしれません。
籠もっている相手に撃ち込めば、壁越しに感知して爆発するものの、そもそも対物破壊にはまるで向きません。爆風の効果範囲は3メートルで、ロケット弾を使う武器では狭い方。対物ダメージも138と小さいので、対物DPSはランチャーの中ではワースト1になっています。
基本的には対人への直撃狙いの武器になると思いますが、そちらのダメージも70ポイントと控えめ。近接信管が壁越しに反応するせいで直撃を取るのが思ったより難しく、また弾速が遅すぎるので、奇襲しないとダメージが通りにくいです。
あんまり遠くからだと攻撃が通らないし、警戒している相手には当てにくいので、クラフト戦に混ぜる形がベターでしょう。ちゃんと囲ってから使えば、攻撃のリスクは小さくなるので、当たったらラッキーくらいのつもりで。
近接信管の判定
撃ち上げが狙えるとはいえ、壁越しに感知してしまうので、射角が存外にシビアで当てにくいです。結局、上を取ってから撃ち降ろさないと安定しないです。
頭出しの相手

頭出しの相手には当てやすい方です。近接信管の効果範囲が敵プレイヤーの周囲2.5メートルあるので、一応はダメージが通ります。
下方向からでも当てられるという点は、過去のランチャーに無かった特性です。
相手の頭が出ているのなら、それより上になるように撃ち込むだけで直撃が取れるので、近接GLが最も当てやすい状況です。
ただし目視で回避できる弾速なので、正面から撃つと回避される可能性も高いです。
頭が出てない場合
敵が階段を掛けて索敵しているけど、こちらからは見えない場合です。

敵の姿が見えている場合と違って、直撃が取れる範囲が相当に小さくなります。近接信管が壁越しにも反応するのが禍して、直撃が取れないような位置でも起爆してしまう。
下から狙う場合には、破線の左上エリアにしか直撃ゾーンが存在しないのですが、目測で見えないエリアを狙う必要があって、直撃を取るのが割と困難です。射角がキツイとますます難しくなりますが、クラフト二段積みを撃ち上げる場合でも相当にシビアだと思います。
下過ぎると手前の壁を壊すだけですし(石以上だと壊せませんが)、上過ぎるとすっぽ抜けて飛んで行きます。敵の位置次第という運も絡むので、弾の無駄使いになりやすいです。
せめて同じ位の高さなら、水平方向に飛ばすだけで済むので、見えない相手に撃つときは結局高さが重要になっています。
相手が籠もっている場合
1マスの中央に敵が籠もっている場合でも、水平方向なら爆破ダメージが通ります。もちろん敵が頭上を塞いでいないことが前提ですし、相手の位置も絡んできます。

例えば敵が壁に張り付いているような状態だと、水平射撃でも直撃が取れる射角が極端に制限されます。
壁の垂直線より手前で起爆してしまうと、爆風が遮られて直撃しません。なので、それよりも奥に飛ばさないと駄目ですが、ちょっと高いだけでも感知エリアからはみ出してしまいます。かなり感知が厳しいので、すっぽ抜けパターンが多いです。
武器比較
クアッドランチャー
項目 | クアッドランチャー | 近接センサーGL |
---|---|---|
レアリティ | ![]() | ![]() |
発射形式 | セミオート | セミオート |
ダメージ | 84 | 70 |
対物ダメージ | 330 | 138 |
横射程 | 3.2m | 3m |
縦射程 | 3.2m | 3m |
連射速度 | 60 RPM | 39 RPM |
装弾数 | 4発 | 2発 |
リロード時間 | 4.5s | 2.8s |
ターゲット速度 | 0.2s | 0.3s |
持ち替え速度 | 0.65s | 0.4s |
TTK100HP | 1.000s | 1.538s |
対人DPS | 84 | 46 |
対物DPS | 330 | 90 |
現在は保管庫に格納されている武器ですが、過去に存在したランチャーではクワッドランチャーが一番近いです。クアッドランチャーは着弾すると起爆するタイプのランチャーだけど、ある程度は連射ができるというモデル。
近接センサーGLは、それに近接信管が付いて射程が伸びたけど、代わりに火力を失ったような武器です。クアッドランチャー対比だと装弾数、連射力、ダメージの全てが低下しています。
近接信管のおかげで、撃ち上げでも当てやすくはなりましたが、弾速が遅いので正面切って当てられるかは相手の力量次第。対人特化なのでクラフトの破壊能力が大きく劣るし、撃ち降ろしたときの性能では、純粋パワーで上回るクアッドランチャーの方が勝ります。
迂闊に詰めてきてくれる相手には刺さりやすいのが近接センサーGLですが、搦め手よりの運用になりがちなので、似て非なる武器になっています。
総括
近接信管が壁越しにも反応してしまうのが最大のネックで、これのせいで直撃を取る難易度が上がっています。壁越し反応が無くなれば、命中率が倍位になるので強そうですが、今の状況だと奇襲に頼らざるを得ません。
まず前提として相手の位置が明確に分かっており、且つ警戒されていないのが条件になります。相手の意表を突いて崩し+直撃ダメージになれば、追撃のショットガン等でコンボ攻撃ができます。
搦め手よりの武器なので闇雲に使っても駄目ですが、状況を打開する能力を持っているので、余裕があるのなら持っておいて損は無いです。
今って普通のグレランあるんでしたっけ、あれは当時は破格の性能だったイメージ
噛み合えば敵スク一瞬で倒せるんで重宝したんですが