大昔のサブマシンガンが産廃だった頃から存在する伝統的な武器です。
紆余曲折あったのですが、最強のSMG枠という位置に定着しました。SMGとしては突出した性能を持つので長らく消えていましたが、v10.30~v11、各種イベントなどの限られた期間で復活を果たしていました。
v14では復活を果たしたのですが、もはや別物というレベルで弱体化しており、古き時代の栄光は失われました。
目次
データ

項目 | タクティカルSMG | タクティカルSMG | タクティカルSMG | タクティカルSMG |
---|---|---|---|---|
レアリティ | アンコモン | レア | エピック | レジェンド |
発射形式 | フルオート | フルオート | フルオート | フルオート |
最大ダメージ | 18 (20m) | 19 (20m) | 20 (20m) | 21 (20m) |
最小ダメージ | 7.2 (40m~) | 7.6 (40m~) | 8.0 (40m~) | 8.4 (40m~) |
クリティカル | 1.75x | 1.75x | 1.75x | 1.75x |
対物ダメージ | 18 | 19 | 20 | 21 |
連射速度 | 540 | 540 | 540 | 540 |
装弾数 | 25発 | 25発 | 25発 | 25発 |
リロード時間 | 2.4s | 2.3s | 2.2s | 2.1s |
腰だめ精度 | 3 - 4.1 | 2.8 - 3.9 | 2.7 - 3.7 | 2.5 - 3.6 |
ターゲット精度 | 2.5 - 3 | 2.3 - 2.8 | 2.1 - 2.7 | 2 - 2.5 |
精度補正(しゃがみ、歩き) | -10% / +10% | -10% / +10% | -10% / +10% | -10% / +10% |
持ち替え | 0.4s | 0.4s | 0.4s | 0.4s |
初登場 | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 2017-09-26 |
TTK100HP | 0.556s | 0.556s | 0.444s | 0.444s |
対人DPS | 162 | 171 | 180 | 189 |
対物DPS | 162 | 171 | 180 | 189 |
武器解説
昔は強かった
《タクティカルSMG》は、v5.3 ~ v13.4まで最強のSMGに君臨していた武器です。レジェンド時には対人DPSが260に到達し、当時存在した他のSMGに比べて大きな優位性がありました。
射程距離こそ短いですが、密着時には強烈な打点を発揮し、クラフトの破壊能力も高いです。クリーンヒットさせればどの武器よりも素早くHPが削れます。
発射レートが400RPMを越えるので、ターボクラフトの貫通も見込めます。敵への牽制攻撃から、密着ごり押しまで、様々な局面で有利が取れました。
それに伴い保管庫に格納されていた時期も長いのですが、v14になって復活する流れとなります。ただし、原型を残さないレベルで弱体化を受けて……。
上は主だったSMGのDPS(単位時間あたりのダメージ量)を距離別に表したものですが、《タクティカルSMG》のDPSは赤いラインです。
あまりにDPSの低下が強烈過ぎて、もはや過去の面影を残していません。一挙に最弱クラスの武器へと転落する羽目になりました。
高精度だけど頼りない
昔は強かった《タクティカルSMG》ですが、v14.0以降ではDPS(時間当たりのダメージ量)がかなり低調になっており、ライフル枠の《アサルトライフル》にも勝てない状況になりました。
射程も短いのでダメージソースとしての信頼性に欠けます。
密着状態に持ち込むにしても不利になる相手が多く、建築を絡めた戦闘ではショットガン相手に相当な不利が付きます。
腰だめ撃ちの精度が高めで、安定してるのが唯一の強みです。移動時の精度ペナルティも小さいので、距離を詰めながらのけん制、削りならなんとか。
なお装弾数が25発と少ないので、継戦能力は高くありません。1マガジンあたりで与えられるダメージ量も乏しいので、何かと不安が募る武器になっています。
類似武器との比較
項目 | アサルトライフル | タクティカルSMG | サブマシンガン |
---|---|---|---|
レアリティ | ![]() | ![]() | ![]() |
発射形式 | フルオート | フルオート | フルオート |
最大ダメージ | 36 (50m) | 21 (20m) | 20 (20m) |
最小ダメージ | 23.4 (100m~) | 8.4 (40m~) | 9.0 (40m~) |
クリティカル | 1.5x | 1.75x | 1.75x |
対物ダメージ | 36 | 21 | 20 |
連射速度 | 330 | 540 | 660 |
装弾数 | 30発 | 25発 | 30発 |
リロード時間 | 2.1s | 2.1s | 2.1s |
腰だめ精度 | 2.4 - 3.85 | 2.5 - 3.6 | 3.4 - 3.9 |
ターゲット精度 | 1.55 - 2.5 | 2 - 2.5 | 3.1 - 3.4 |
精度補正(しゃがみ、歩き) | -20% / +80% | -10% / +10% | -10% / +5% |
持ち替え | 0.4s | 0.4s | 0.4s |
初登場 | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 2018-07-17 |
TTK100HP | 0.364s | 0.444s | 0.364s |
対人DPS | 198 | 189 | 220 |
対物DPS | 198 | 189 | 220 |
レジェンド・タクティカルSMGの戦闘力は、サブマシンガン(シーズン3)のレアと同等くらいです。
同じレジェンド同士だと、DPSがアサルトライフルにも敵わない。代わりにADS状態での射撃精度、特に移動撃ちの精度に優れているので、2マス程度離れた距離から敵のHPを削るのに向いています。
サブマシンガンよりも低いDPSですが、集弾性である程度はカバー出来ます。
過去の栄光
最高のDPS
v5.0~v13.4までに掛けての《タクティカルSMG》は、ダメージ、精度、発射レートが高い水準でまとまった最高峰のSMGでした。
チャプター1・シーズン10では、名前付きロケーション《スターリー・サバーブ》でのみ入手できる上位レアリティまで登場し、実質的なミシック武器みたいな扱いになっていました。

別に最初から強かった訳ではなく、紆余曲折あってそんな立ち位置を形成した稀有な武器です。
最強への道
《タクティカルSMG》はフォートナイトがリリースされた当初(v1.9)は残念枠の武器でした。
開発側も建築がどれほど有用だったかテストしきれておらず、建築なしで使うショットガンと同等になるように調整されていたからです。
ショットガンに対抗するために何度となく上方修正を受けることになりますが、《タクティカルSMG》自体は、同型再販モデルの《サブマシンガン(MP5)》と入れ替わる形で、環境から退場することになります。

置き換えの理由は定かではありませんが、実銃モデルに置き換えたかったのかと推察されます。そしてそんなバタバタが《タクティカルSMG》を救いました。
ことは《タクティカルSMG》のリストラ直後にあった《コンパクトSMG(P90)》の実装から始まったのですが、にわかにSMG強すぎ論が持ち上がったのです。

結果として、環境に残存していたSMG全てが弱体化の嵐に見舞われることとなり、保管庫にいた《タクティカルSMG》だけが唯一魔の手から逃れることができました。保管庫にはあるけど、SMGの中では飛びぬけた性能を持つ武器になります。
やがてチャプター1・シーズン10で《タクティカルSMG》が復活するのですが、その際には上位レアリティを追加されたりもして、当時の最強SMGの座を確固たるものにしました。
変更点(V14まで)
V14
- 発射レートが低下(780RPM → 540RPM)
- 装弾数が減少(35発 → 25発)
- リロード速度が向上(0.2秒)
致命的な弱体化。何故、こんなことを……
v11
保管庫に格納されました
v10.3
- レジェンドのレアリティが追加
v5
保管庫に格納されました
v4.5
- ダメージの増加(16/17/18 → 18/19/20)
- 初弾命中補正の削除
- 腰だめ精度の上昇 +25%
- ターゲット精度の上昇 -10%
- 移動ペナルティの減少 -15%
- 対物ダメージの低下
v4.3
- 対物ダメージの威力減衰が削除
v3.6
- 威力減衰の追加
v2.5
- 装弾数が増加(30発 → 35発)
- 発射レートが増加(600RPM → 780RPM)
v1.9
- ダメージが増加(14/15/16 → 16/17/18)
- 対物ダメージが増加
v1.6.3
初出。
コメント
うるさすぎるのが難点
分かりますーWW
絶対弱体化入るわ