大昔のサブマシンガンが産廃だった頃から存在する伝統的な武器です。
紆余曲折あったのですが、最強のSMG枠という位置に定着しました。SMGとしては突出した性能を持つので長らく消えていましたが、v10.30~v11、各種イベントなどの限られた期間で復活を果たしていました。
v14では復活を果たしたのですが、もはや別物というレベルで弱体化しており、古き時代の栄光は失われました。
目次
データ
項目 | タクティカルSMG | タクティカルSMG | タクティカルSMG | タクティカルSMG |
---|---|---|---|---|
レアリティ | アンコモン | レア | エピック | レジェンド |
発射形式 | フルオート | フルオート | フルオート | フルオート |
最大ダメージ | 18 (20m) | 19 (20m) | 20 (20m) | 21 (20m) |
最小ダメージ | 7.2 (40m~) | 7.6 (40m~) | 8.0 (40m~) | 8.4 (40m~) |
クリティカル | 1.75x | 1.75x | 1.75x | 1.75x |
連射速度 | 540 RPM | 540 RPM | 540 RPM | 540 RPM |
装弾数 | 25発 | 25発 | 25発 | 25発 |
リロード時間 | 2.4s | 2.3s | 2.2s | 2.1s |
腰だめ精度 | 3 - 4.1 | 2.8 - 3.9 | 2.7 - 3.7 | 2.5 - 3.6 |
ターゲット精度 | 2.5 - 3 | 2.3 - 2.8 | 2.1 - 2.7 | 2 - 2.5 |
精度補正(しゃがみ、歩き) | -10% / +10% | -10% / +10% | -10% / +10% | -10% / +10% |
持ち替え | 0.4s | 0.4s | 0.4s | 0.4s |
対物ダメージ | 18.0 | 19.0 | 20.0 | 21.0 |
TTK100HP | 0.556s | 0.556s | 0.444s | 0.444s |
対人DPS | 162 | 171 | 180 | 189 |
対物DPS | 162 | 171 | 180 | 189 |
武器解説
v14における大幅弱体化
v5.3 ~ v13.4まで最強のSMGに君臨していた武器です。レジェンド時には対人DPSが260に到達し、非常に高火力でした。それによって長らく保管庫に格納されていたのですが、v14では大幅に弱体化して環境に復帰しました。

↓(v14パッチ)

上は主だったSMGのDPS(単位時間あたりのダメージ量)を距離別に表したものですが、いかにv14パッチにおける弱体化が大きかったかを端的に示しています。タクティカルSMGのDPSは赤いラインです。
高精度だけど頼りない
シーズン4のタクティカルSMGは、チャプター1・シーズン3以来で最も打撃力が弱いサブマシンガンです。シーズン4で大幅なSMG強化が入ったので、それ以前の状態に戻されてしまいました。
まずDPSがアサルトライフルよりも低い。密着状態になると普通に競り負けます。もちろんショットガンに勝てる状況ではありません。1ボックス戦闘向きではありません。
どちらかと言うと、接近する前に敵のHPを削ることに特化しています。移動ペナルティが小さく、またADS時の集弾性も良いです。上手く使えば、一気に敵のHPを削ることができます。
とはいえ、装弾数が25発なのが不安の種です。1マガジンで出せるダメージ量は、最高レアリティのレジェンドでも525と、経戦能力には不安があります。
類似武器との比較
項目 | アサルトライフル | タクティカルSMG | サブマシンガン |
---|---|---|---|
レアリティ | ![]() | ![]() | ![]() |
発射形式 | フルオート | フルオート | フルオート |
最大ダメージ | 36 (50m) | 21 (20m) | 20 (20m) |
最小ダメージ | 23.4 (100m~) | 8.4 (40m~) | 9.0 (40m~) |
クリティカル | 1.5x | 1.75x | 1.75x |
連射速度 | 330 RPM | 540 RPM | 600 RPM |
装弾数 | 30発 | 25発 | 30発 |
リロード時間 | 2.1s | 2.1s | 2s |
腰だめ精度 | 2.4 - 3.85 | 2.5 - 3.6 | 3.7 - 4.1 |
ターゲット精度 | 1.55 - 2.5 | 2 - 2.5 | 3.1 - 3.4 |
精度補正(しゃがみ、歩き) | -20% / +80% | -10% / +10% | -10% / +5% |
持ち替え | 0.4s | 0.4s | 0.4s |
対物ダメージ | 36.0 | 21.0 | 20.0 |
TTK100HP | 0.364s | 0.444s | 0.400s |
対人DPS | 198 | 189 | 200 |
対物DPS | 198 | 189 | 200 |
レジェンド・タクティカルSMGの戦闘力は、サブマシンガン(シーズン3)のレアと同等くらいです。
同じレジェンド同士だと、DPSがアサルトライフルにも敵わない。代わりにADS状態での射撃精度、特に移動撃ちの精度に優れているので、2マス程度離れた距離から敵のHPを削るのに向いています。
サブマシンガンよりも低いDPSですが、集弾性である程度はカバー出来ます。
過去の栄光
武器解説
SMGとしてダメージ、精度、発射レートが高い水準でまとまった最高峰のSMGになります。
過去にひと悶着あった最盛期P90のエピックと比べても遜色ない性能を持っており、SMG種が最も強かったシーズン5の面影を唯一残している武器になっています。経戦能力こそ絶世期P90に劣りますが、対人性能対物性能においてはほぼ同じです。
その対人DPS(時間当たりのダメージ量)は260相当と極めて高く、シーズン10での扱いからしても、最強SMGであると公認された向きもあります。アサルトライフルのSCARに比べて33%増のDPSを持ちます。
SMGとして密着時には強烈な打点を発揮し、クラフトの破壊能力も高いです。発射レートが400RPMを越えるので、ターボクラフトの貫通も見込めます。
射程距離があるので状況は限定されますが、クリーンヒットさせればどの武器よりも素早くHPが削れます。敵への牽制攻撃から、密着ごり押しまで、様々な局面で有利が取れます。
ただしクラフトを挟みながらのショットガンには相変わらず不利が付くので、汎用性という点では武器ジャンルの限界は見られます。
最強への道
タクティカルSMGもリリース当初は残念枠の武器だったのですが、何度となく上方修正を受けています。その後、同型再販モデルのサブマシンガン(MP5)と入れ替わる形で、環境から退場することになりました。
タクティカルSMGの性能はそんな弱体化前MP5と大差無く、恐らくは実銃モデルに置き換えたかったのでしょう。
ですが、そのリストラ宣言がタクティカルSMGを最強のSMGへと変貌させました。
MP5の実装された翌週に、コンパクトSMG(P90)が実装。それが世の非難を浴びたため、それを期にSMG種は弱体化の嵐に見舞われます。
その弱体化幅は強烈なもので、P90に至っては2段階に分けて威力、レート、精度、装弾数が全て減少。一気に残念レジェンドへと転落しました。
それに合わせて、当時現役だった4種類のSMG全てが弱体化しており、保管庫にいたタクティカルSMGだけが唯一魔の手から逃れることができました。
変更点(V14まで)
V14
- 発射レートが低下(780RPM → 540RPM)
- 装弾数が減少(35発 → 25発)
- リロード速度が向上(0.2秒)
v11
保管庫に格納されました
v10.3
- レジェンドのレアリティが追加
v5
保管庫に格納されました
v4.5
- ダメージの増加(16/17/18 → 18/19/20)
- 初弾命中補正の削除
- 腰だめ精度の上昇 +25%
- ターゲット精度の上昇 -10%
- 移動ペナルティの減少 -15%
- 対物ダメージの低下
v4.3
- 対物ダメージの威力減衰が削除
v3.6
- 威力減衰の追加
v2.5
- 装弾数が増加(30発 → 35発)
- 発射レートが増加(600RPM → 780RPM)
v1.9
- ダメージが増加(14/15/16 → 16/17/18)
- 対物ダメージが増加
v1.6.3
初出。
絶対弱体化入るわ