フォートナイトOGでは各週にシーズンを跨ぐ変化が予定されており、そのウィーク4はチャプター1・シーズン9と10をモチーフとしています。
本項ではそんな片割れシーズン10がどんな状況だったのかの回想録になっています。
チャプター1・シーズン10では、切りの良い数字ということで過去の総決算的なシーズンとなっています。《裂け目ゾーン》の存在によって、毎週マップが変更されるという慌ただしいシーズンになりました。
対戦環境としては、弱体化される前の《B.R.U.T.E.》と、終盤の《バットマン グラップネルガン》が目立ちました。そして、建築の弱体化が不可能だと悟った開発側は、遂にSBMMの導入へと傾くことになります。
武器
注目








前シーズンから大暴れしていた《コンバットSG》がシーズンの中盤で退場し、《ポンプSG》の天下が再び帰ってきました。《ポンプSG》はレアまでしか存在しない環境でしたが、それでも《タクティカルSG》を圧倒する形になりました。
シーズンの途中では「バットマン」とのコラボが発生し、歴代2つめのコラボミシックが登場しました。《バットマン グラップネルガン》は長射程になった《グラップラー》に、グライダー再展開の機能を付与したもので、瞬発力と長距離移動を兼ねそろえた強力な装備でした。
そして、当時はやたらと炎上した戦闘ロボット《B.R.U.T.E.》の存在ですが、私は適切なバランスの範囲だと思っていました。同シーズンで弱体化した後の空気感や、チャプター2に復活したときの産廃具合を考えると、戦闘力は初期《B.R.U.T.E.》で問題なかったと思われます。
新規
オートマチックSR (SR、レジェンド)
ガラクタ裂け目 (投攻、エピック)
ザッパートラップ (投攻、エピック)
シールドバブル (投補、レア)
ブルート (ビークル、レジェンド)
EXPバットラング (DC、ミシック)
バットマングラップネルガン (DC、ミシック)
既存
アサルトライフル (AR、レジェンド)
スコープ付きAR (AR、レジェンド)
サプレッサー付きAR (AR、レジェンド)
ヘビーAR (AR、レジェンド)
インファントリーRF (AR、レジェンド)
ドラムガン (SMG、レア)
バーストSMG (SMG、レア)
タクティカルSMG (SMG、レジェンド)
サプレッサー付きSMG (SMG、レジェンド)
ミニガン (LMG、レジェンド)
ボルトアクションSR (SR、レジェンド)
ハンティングライフル (SR、レジェンド)
ストームスカウトSR (SR、レジェンド)
ポンプショットガン (SG、レジェンド)
タクティカルSG (SG、レジェンド)
二連式ショットガン (SG、レジェンド)
コンバットSG (SG、レジェンド)
ドラムショットガン (SG、レジェンド)
リボルバー (HG、レジェンド)
ピストル (HG、レジェンド)
サプ付きピストル (HG、レジェンド)
ハンドキャノン (HG、レジェンド)
シックスシューター (HG、レジェンド)
グレネードランチャー (爆破、レジェンド)
ロケットランチャー (爆破、レジェンド)
近接センサーGL (爆破、レジェンド)
グレネード (投攻、コモン)
スティンクボム (投攻、レア)
ストームフリップ (投攻、エピック)
インパルスグレネード (投補、レア)
ダメージトラップ (罠、アンコモン)
バウンサー (罠、レア)
ジャンプパッド (罠、エピック)
ポータブル裂け目 (消耗品、エピック)
クアッドクラッシャー (ビークル、コモン)
パイレーツキャノン (ビークル、コモン)
ボーラー (ビークル、レア)
ドリフトボード (ビークル、エピック)
過去のシーズンの集大成的な側面があったので、2週間ごとに3~4個の武器が消え、代わりに何かが加わるという入れ替えの激しいシーズンでした。
メタにはあまりに絡めなかったとはいえ、《タクティカルSMG》のレジェンドが登場しました。射程不足は明らかでしたが、対人DPS273という今でも通用する高火力な武装です。
マップについて
なんというか、滅茶苦茶してます。

チャプター1の最後ということで、スタート時点で過去の地形が復活する変更があった他、毎週に渡って地形が変化し続けるという贅沢仕様でした。
このシーズン中に変化した場所を《裂け目ゾーン》と呼称しました。《裂け目ゾーン》では特殊ルールが付与されたり、そこでしか入手できない武器があったりと、歴代でもずば抜けたカオス空間になっていました。
- 建築不可の《ティルテッド・タウン》
- シールドが自動回復する《パンドラ》
- 小道具変身が全員に付与される《モイスティ・パームズ》
- 1分ごとにタコスを称える踊りが強制される《グリーシー・グローブ》
――などが代表的ですが、現在では考えられないような、くせの強い名前付きロケーションが多数存在しました。
《ネオ・ティルテッド》→《ティルテッド・タウン》→《ゴッサムシティ》と、シーズン中だけでも2段階変身を遂げた場所もあります。
大きな事件
コラボ & コラボ

シーズン9で外部コラボが解禁され、その傾向はシーズン10でも続投になりました。
まず前半でゲーム作品「ボーダーランズ3」とのコラボがあり、後半ではアメコミDCの「バットマン」コラボがありました。
ボーダーランズ3はフォートナイトの開発元であるEPIC社のアンリアルエンジンを採用しているため、フォートナイトにおける再現度も抜群。専用の名前付きロケーション《パンドラ》が登場して、無償でコスチューム一式も配布される大判ぶるまいでした。
バットマンとのコラボは無償コスチュームの配布はない普通のコラボでしたが、関連するミシックが2種類登場し、片割れの《バットマン グラップネルガン》はシーズンを代表する装備になりました。
炎上 & 炎上

前半に《B.R.U.T.E.》で、後半にターボ建築の弱体化で騒ぎになりました。
過去には、何でもかんでも言いなりになって消していた開発側ですが、《B.R.U.T.E.》については統計を出して抗弁していたのが印象的です。つまり、もうコア層の我儘を許せる状況では無くなった――ということを示唆しています。
当初のフォートナイトは、建築のおかげで人を集めたものの、シーズン5あたりの段階で、建築こそが過疎化の原因になっていました。独自性が強すぎるシステムは、練習しても潰しが効かないし、そもそも練習しないと駄目な時点で、カジュアル層は逃げていきます。
チャプター1の総決算となったシーズン10では、環境の健全化を目指して多くの施策が導入、発表されましたが、
- 対建築性能の高い《B.R.U.T.E.》の導入、失敗(弱体化)
- ターボ建築の弱体化、失敗(妥協案になる)
- SBMMの導入が決定&発表
――と大きく3段階に分かれており、最終的にはスキルベースマッチメイキング(SBMM)を導入する流れとなりました。当初はハードウェアでは分けていても、「異なるスキルレベルのプレイヤーも一つのマッチで」を理想としていたEPIC開発が、遂にその理想を諦めることになったわけです。
BOTの導入もあわせ、通常マッチのSBMMは次のチャプター2・シーズン1から決行となりました。
背景ストーリー
シーズン9での決戦によって、《ルート・レイク》に露出していた特異点ゼロポイントは不安定となり、島の時空がいよいよおかしくなりました。
セブンの《ビジター》はループに捕らわれた状態からの脱却を意図して、ゼロポイントを抑制する計画を実行に移しました。
チャプター1の終幕を飾るワンタイムイベントでは、無数のロケットが飛び交うこととなり、島の全てがゼロポイントの虚空へと消えていきました。













関連の人気投稿