チャプター7の開幕を告げるv38.0による変更点のまとめです。
全体的にチャプター5のリバイバル的な側面が出ており、ショットガン以外は前チャプターより控えめな武器パワーとなっています。回復についても控えめ。
細々とした仕様変更があり、メダリオンやプレイヤーの集中に対する対策、多人数モードにおける円滑なプレイを推進しようという意図が見えます。
新しい武器とアイテム
デッドアイ アサルトライフル

光学サイトが付属しており、高い命中率を発揮する遠距離重視のアサルトです。
過去の《レッドアイAR》とは同水準の火力ですが、リコイルが減少した分だけ安定してヘッドショットを狙えるようになりました。ヘッドショット倍率も高いので、基本的には頭部狙いになります。
DPS1こそ控えめですが、アサルトを持つなら最優専だろうと思います。建築ありでも対抗馬が弱いので、個人的には《デッドアイAR》を優先するかなぁ……と。

ホロラッシュ サブマシンガン

光学サイトが付属しており、高い命中率を発揮できるSMGです。
《ヴェールドプレシジョンSMG》と同水準の火力があり、リコイルが減少した代わりに、威力減衰がかなり強くなっています。
近距離では強くなったものの、汎用性は減少しています。
アイアン ポンプショットガン

近距離のダメージ量は低下したものの、射程が増加したポンプの名を冠する武器です。
チャプター6時代の《センチネルPSG》よりも射程が増加しており、ポンプというよりは近代化改修した《ヘビーSG》に近いです。リロードこそ遅いものの、SGのインフレ傾向が見て取れます。
現状、建築ありでは対抗馬不在なので、基本的には一択になると思われます。ゼロビルドでも腐りにくくなったので、《センチネルPSG》よりも使いやすいと思います。

ツインハンマー ショットガン

見た目は特殊なんですが、武器としては《タクティカルSG》の系譜に連なる連射式SGです。
前チャプターのスタンダードだった《ツインファイアASG》よりも射撃精度、射程に勝ります。建築ありでは厳しい武器ですが、主戦場であるゼロビルドでの活躍が見込めます。
退場後に《ツインファイアASG》は上方修正されているのですが、流石にゼロビルドでも弱すぎたという判断のようです。
ヴェンジフル スナイパーライフル

名称は変わっていますが、武器モデル、銃声などを流用しており、実質的に《リーパーSR》の復刻、弱体化の方法が違っていたら……というIFの姿に相当します。
《リーパーSR》は度重なる弱体化の結果、弾道の直進性が弓以下の酷い状況になっていましたが、《ヴェンジフルSR》は直進性は担保しつつ、代わりにダメージ量を下げたバリエーションです。
《リーパーSR》由来の高速な弾速を持っており、スナイパーの中では高い命中率を出せますが、決定力に欠けるのが問題です。
アーク・ライトニングガン

見た目は近未来の光学兵器なんですが、ゲーム的には高レートで連射できる爆装ランチャーです。
着弾点で対人5ダメージ、対物13ダメージの爆発を起こします。
発射レートが600RPMあるのでターボ建築を貫通する能力もあり、建築の中に爆風をチマチマ送り込めます。
直撃を取っても対人DPSは110止まりですし、発射前にチャージが必要なので正面対決には向きませんが、反撃してこない相手への嫌がらせ能力は高いです。
破られた誓いの刀

《ニトロフィスト》とは異なる進化を遂げた《キネティックブレード》の派生武器です。戦闘力は低めですが、機動力に特化しています。
空中でダッシュ斬りを出すと溜め無しで連鎖することができ、3つのストックを消費することで、最大60メートルまでの高速移動を実現します。空中での機動力だけなら《ニトロフィスト》を超えます。
各地に出現する《キル・ビルのポータル》にアクセスすることで入手できます。
ウィングスーツ

移動用のバックパックで、発動時に垂直に飛び上がり、その後に滑空モードに移行します。
チャプター5以降で顕著になった移動系のインフレに伴い《ジャンプパッド》のような《グライダー》互換の古い移動手段が相対的に弱くなっており、それを受けてのアッパー調整モデルと思われます。
上下の角度によって移動速度が変わり、《グライダー》より高速な移動を実現します。
自己蘇生デバイス

ソロであってもダウンするようになり、ワンチャン復活できるようになるアイテムです。
起こすのに10秒掛かるのは変わらずですし、その間は無防備になるので、普通にやっていたら復活する機会は殆どないと思います。
基本的にはデュオ以上、理想的にはスクワッドで、味方が戦闘で時 間を稼いでいるときにリカバリーするという使い方になるでしょう。
アイテムスロットを占有しないので、分かりやすくなった「恵み」とも言えます。
キット

チャプター7から登場した新しいミシックで、ランダムに出没する敵対的なNPCを倒したときにドロップします。
入手経路を考えるとメダリオンに相当するアイテムですが、メダリオンと違ってアイテムスロットを消費し、持ち主を倒すと消滅する完全なお一人様用アイテムです。
チャプター6・シーズン4で、メダリオンが1か所に集まる問題が明確になったので、それを受けての調整版と考えられます。
共通効果としてHPとシールドの上限値が25ずつ上昇し、スタミナが無限になり、加えて各キット固有のアビリティを持っています。アビリティは効果時間30秒、クールタイム80秒です。
| 名称 | 効果 |
|---|---|
| ハッシュ | ブリンク効果を付与 |
| ビーチ・ブルータス | オーバーシールド100 |
| ヒューマンビル | ホップ効果を付与 |
キットを持っていると、他のプレイヤーに確定情報で位置が伝わり、HPとシールドの残量もばれるので、メダリオン以上の強烈なペナルティがあります。
復活した武器とアイテム
エンフォーサーAR

- ダメージが減少(35/37/39/41/43 → 33/35/37/39/41)
- 威力減衰の最悪値が増加(10% → 15%)
- ヘッドショット倍率が低下(1.75x → 1.7x)
- 発射レートが減少(240RPM → 234RPM)
- 装弾数が減少(25発 → 20発)
- リロード時間が増加(2.42/2.31/2.2/2.09/1.98 → 2.64/2.52/2.4/2.28/2.16)
チャプター5・シーズン1にて登場した元モジュラー式の武器です。リリース当初は歴代屈指の残念武器でしたが、上方修正によってある程度は戦える武器になりました。
例によって弾速なしでの復刻なので、それに合わせて各パラメーターが減少しています。
光学サイトも付いていないですし、正直、要らなかったと思うのですが……。
デュアルマイクロSMG

- レア、エピックのダメージが減少(11/12 → 10/11)
- 最大威力の射程が伸長(24m → 28m)
- 中威力の減衰率が増加(35% → 50%)
- 小威力の減衰率が増加(40% → 60%)
- 装弾数が増加(32発 → 34発)
- リロード時間が増加(各レアリティ0.05秒)
チャプター5・シーズン4にて登場したSMGです。独特な武器なためか、チャプター5初出ですが《武器MODベンチ》には対応しません。対応しないのに弾速はありました。
復活に際して近距離の射程が増加した一方で、遠距離の減衰が大きくなって、豆鉄砲になるように変更されました。
タクティカルピストル

チャプター4・シーズン1にて登場した歴代最高峰のピストルです。
後に《マンモスピストル》や《レッカーリボルバー》という変態系ピストルが出てきたので地味にはなりましたが、正攻法タイプとしては未だに筆頭候補です。
エピック以上になると急激に精度が上昇するので、戦闘力が大幅に向上します。
グレネード

- 外観が変更
- 対人ダメージが増加(40 → 100)
チャプター1・シーズン1から存在している伝統的な消耗品です。元々対人100ダメージだったので、下方修正されたのが取り消しになりました。
見た目もSFチックな謎の投げ物から、分かりやすい軍用パイナップルに変わりました。
くっつき爆弾

チャプター1時代から存在する古の消耗品その2。
《リモート爆弾》が弱体化された直後に後釜として起用されていたことがありますが、こちらも爆風が貫通しなくなったので、以降は野良環境では泣かず飛ばず。
ダイナマイト

チャプター1時代から存在する古の消耗品その3。
《リモート爆弾》が弱体化、環境から消された後に、その調整版として登場しました。
爆風が横に広いことが特徴で、根本狙うことで効率良く建物、建築を破壊できます。

裂け目アノマリー
チャプター7・シーズン1から追加されたマッチ中のランダムイベントで、ストームフェイズの開始から、次の収束までの続きます。
現時点では以下の3パターンがが存在し、全プレイヤーが対象になります。
| 名称 | 効果 |
|---|---|
| かくれんぼ | 立ち止まるか、しゃがみ移動で透明化。 攻撃を当てるとマーキング。 |
| ゴールドラッシュ | 建造物を破壊したときゴールドが出現 |
| リフ・タ・パルーザ | マップ中に裂け目が出現 |
従来までの《ルート・アイランド(空島)》の出現の派生っぽいので、そのうち《ルート・アイランド》も復活するかもしれません。
仕様変更
バトルバスが廃止
従来までのバトルバス降下が廃止され、マップの端からサーフィンに乗ってゲームが始まるようになりました。

一応、ストーリー上でバトルバスが撃墜されたからと理由付けされていますが、恐らくは新しいマッチ開幕のテスト、統計情報を集めるためと思われます。
既存のバトルバスだとプレイヤーが1か所に集中しやすく、初動でメダリオンの争奪戦などが起きていましたが、システム側でプレイヤーを分散させることで、マップ設計に自由度が生まれますし、ランダム性によってプレイヤーの定着を狙っていると思われます。
リブートの拡張
《自己蘇生システム》の追加、ゴールド支払いによる復帰、走れる《リブートバン》への置き換えなど、パーティープレイを円滑にするための仕組みが導入されています。
ソロでも《自己蘇生システム》などは使えるものの、90%以上の確率で間に合いません。事実上、多人数モード用の仕組みになっています。
《リブートバン》の移動についても、リブートの成功率を高める施策なのですが、そのうちリブートヘリとかも出てきそう。
ADS状態でジャンプ
これまではジャンプしたときに覗き込み、ADSが解除されていましたが、ADS状態のまま垂直飛びするようになりました。
建築ありでもジャンプ撃ちの可能性が出てきましたし、ゼロビルドだと尚更に使い道が広くなると思われます。
そろそろ、カジュアルなシューターモードが登場するのかもしれません。
- DPS:時間当たりのダメージ量 ↩︎









最近チャプター5復刻組が軒並これでもかというほど酷い弱体化調整
エンフォーサーはただでさえ微妙だったのにこれ以上弱くする必要あったのか。この内容にするならせめてサイトはつけてもいいだろ。何なんスピードグリップって
インゴットが試合毎に持ち越せなくなりました。
変わりにマッチ内の入手量が爆増しています。