公式から告知があったフォートナイトOG2ことチャプター2リミックスでは、チャプター2・シーズン1~3の環境が題材として使われるという話が出ています。
本稿は題材の一つであるチャプター2・シーズン3の環境について振り返った投稿です。
チャプター2・シーズン3はマップ全体が水没した状態で始まり、徐々に陸地が増えていくという非常に野心的な計画によって生み出されたシーズンです。武器バランスは堅実であったものの、新規要素などが不発に終わっており、反省点の多いシーズンとなりました。
シーズンの期間は6月18日~8月27日で、珍しくシーズン延期がありませんでした。
武器
注目








前2シーズンに渡って猛威を振るった《バーストAR》が遂に弱体化し、《アサルトライフル》が再びトップメタへと復活しています。SMG全体が下方修正されたこともあり、《アサルトライフル》最後の活躍期が始まります。
この時期からチャプター2の大デフレ時代が始まるので、全体的に武器の弱体化が進むのですが、その手始めとして《ポンプSG》が環境から退場し、新顔の《チャージSG》に主力の座が移ります。対抗馬となるSGもなく、溜め武器が強制されているという点では、変則的な環境だったと言えます。
ミシックとしては移動系が2つ収録されており、どちらも環境のトップメタでした。
新しい仕組みとして発火の概念が追加されたのですが、火の勢いが弱すぎたので、この時点では空気過ぎる要素でした。ダメージを受けることすら稀という状況です。
新規
- (AR、ミシック) (SMG、ミシック) (SG、レジェンド) (SG、ミシック) (爆破、レア) (爆破、ミシック) (投攻、レア) (補助、ミシック) (回復、ミシック)
既存
- (AR、レジェンド) (AR、レジェンド) (SMG、レジェンド) (SMG、レジェンド) (SMG、レジェンド) (SR、レジェンド) (SR、ミシック) (SG、レジェンド) (HG、レジェンド) (爆破、レジェンド) (投攻、コモン) (投攻、ミシック) (罠、エピック) (消耗品、コモン) (回復、エピック)
水位の低下とマップの変化
最初にマップの大部分が水没状態で始まり、シーズンの経過によって水位が下がっていくという前代未聞の仕様でした。

特に最初の2週間はマップの4割が水没していたので、《モーターボート》や《チョッパー》が大活躍することになります。
非常に斬新なアイデアでしたし、実装に掛かるコストも莫大なものだったので、後にも先にも同じレベルの変化があるシーズンは巡ってこないかもしれません。開発がドタバタしていたのか、《リッケティ・リグ》の島配置がちょこまか変わったり、《ザ・フォーティーラ》が最後に90度回転したり、不自然なマップ変形も色々と起きています。
本シーズンの目玉要素だった筈ですが、海上移動を生かす要素が弱かったので不完全燃焼で、移動が不便だったのでユーザーからの評判は微妙でした。最後にどうなるのか……というワクワク部分も生かされず、野
大きな事件
車が来ない

今となっては当たり前になっており、専用スキンが販売されるまでになりましたが、当初のフォートナイト開発は車の実装に消極的でした。車を実装するにしても《ショッピングカート》だったり、《オールテレインカート》であったりと、普通の車をゲームに登場させるのを渋っていました。
それから2年の月日が経過し、内部での意見対立に決着が付いたのか、チャプター2・シーズン3になって乗用車の登場が大々的にアナウンスされました。
しかし、その実装は予定から1ヶ月も遅れてしまい、当時に頻発していた延期&延期という悪い癖が再発しました。
また、車がある前提で予定を組んでいたためか、シーズン中の追加アイテムが実質的に《ホタルのビン》と《フレアガン》のみという状態。いつまでたっても納車されないし、武器は同じままだしで、またしても中だるみの酷いシーズンになりました。
車自体も性能不足で、《チョッパー》が共存していた関係から、当初はあまり活用されませんでした。
EPICの法廷バトル記念 りんご大食い大会

APPLE STOREの独自決済、利用料を巡ってAPPLE社と、フォートナイト開発元のEPIC社で法廷バトルが発生しました。
それを記念してゲーム内で大々的に大会が開催され、ゲーム中に食べた《りんご》の数を競うという一風変わった大会となりました。《りんご》農場であるランドマーク《オーチャード》が激戦区でした。
この法廷バトルは未だに後を引いており、ユーザーの関知しないところで戦いは続いています。
不完全燃焼
木材を燃やし、スリップダメージを与える仕組みが実装されました。シーズン3のトレーラーにも登場していますが、炎上によるダメージや、建築破壊の能力が低すぎて、すっかり空気化しました。
シーズン中でこれに類するものは、
――の4つですが、どれも積極的に活用するには至りませんでした。
《フレアガン》だけは便利なアイテムでしたが、索敵とランチャー攻撃がメインで、何かを燃やすような用途では使いません。火を消すことができる《チャグ・スプラッシュ》も、火の脅威がそもそもないから消火する機会もありません。消火能力が追加されたことを知らない人が多かったのでは……。

後のシーズンで火炎は強化されていきますが、チャプター4以降では再び空気化しています。
ようやくアメリカのモバイルはこの地獄から解放されましたね…
このシーズンでフォトナを始めた身としても失敗シーズンだったと思う
水がテーマの割にコンセプトを貫き通せなかった
あとジュールズが全然可愛く無いバタ臭アメリカキャラでマイダスで火が付いた日本の二次創作界隈を消滅させてしまった